高橋一生主演『岸辺露伴は動かない』新作を12・26より2夜連続放送「あり得るかもしれない奇妙な世界をお楽しみいただけたら」

ドラマ
2022年11月09日
『岸辺露伴は動かない』 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 ©NHK・PICS

高橋一生、飯豊まりえが出演するドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK総合)の新作エピソードが12月26日(月)より2夜連続で放送。古川琴音、柊木陽太のゲスト出演も併せて発表された。

「ヘブンズ・ドアー 今、心の扉は開かれる―――」。相手を本にして、生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の岸辺露伴が、編集者の泉京香とともに奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうドラマ『岸辺露伴は動かない』。

本作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで世界的な人気を誇る荒木飛呂彦・原作の漫画を、主演・岸辺露伴役に高橋一生、京香役に飯豊まりえを据えて実写化。そして、2020年末放送の第1~3話、2021年末放送の第4~6話に続き、このたび第3弾となる新作エピソードの放送が決定した。

『岸辺露伴は動かない』上段左から)高橋一生、飯豊まりえ 下段左から)古川琴音、柊木陽太

12月26日(月)放送の第7話は、ゲストに古川琴音を迎え、「ホットサマー・マーサ」を送る。長らくリアルな取材ができず、うつうつとしていた露伴は、バキンと名付けた子犬を連れて散歩に出かける。夏の強い日差しとマスクのせいでもうろうとしながら、見知らぬ神社に迷い込むと、そこには根元に大きな洞のある巨木があった。

洞をふさぐ柵の隙間をのぞくと中は祠のようだった。興味を引かれた露伴は中に入るが、気がつくとバキンを抱いたままうずくまってしまっていた。祠を出て家に戻ると、ところどころ様子がおかしいことにいぶかしさを覚える。さらには、自分のベッドにはシーツにくるまった若い女・イブ(古川)の姿があった。

また、27日(火)放送の第8話では、ゲストに柊木陽太を迎えて「ジャンケン小僧」を。京香と打ち合わせ中の露伴のところに、漫画「ピンクダークの少年」を持ったファンの少年・大柳賢(柊木)が突然訪ねてきた。

ところが露伴は、仕事場にいきなり来るのは良くないと言って玄関扉を閉め、追い返してしまう。再び露伴の前に現れた少年は、今度はやぶから棒にジャンケンしようと提案する。行く先行く先に現れては、しつこくジャンケンを挑んでくる少年に露伴は…。

発表にあたり、高橋は「2020年にこの作品に参加させていただいたときはここまで多くの方に期待していただける作品になるとは思いもしませんでした。原作を愛するファンの皆さんを思えば思うほど、誰の顔色もうかがわない純粋な思いを俳優部として露伴と作品に注いできました。引き続き、このあり得るかもしれない奇妙な世界をお楽しみいただけたらと思います」とメッセージを寄せた。高橋によるコメント全文は以下を参照。

高橋一生 コメント

2020年にこの作品に参加させていただいたときはここまで多くの方に期待していただける作品になるとは思いもしませんでした。
原作を愛するファンの皆さんを思えば思うほど、誰の顔色もうかがわない純粋な思いを俳優部として露伴と作品に注いできました。
露伴が口にするリアリティとは、現実にはあり得”ない”ことではなく、現実にあり得る”かもしれない”ことであり、彼は自分の世界と可能性を広げるためにリアリティを求めて世界と向き合うのかもしれません。
現実を決めつけない彼のしなやかで強い姿勢は、作品を通して僕にも多分に影響を及ぼしました。
実際、第1期の撮影時から世界は変わりましたし、現実にはあり得ない、起こりえなかったはずのことが立て続けに現実になりました。
その世界に納得できずともなお、現実を受け入れ、更新し、向き合っていく。露伴ならどうするでしょうか。
3期目になり、当初と変わらない円熟したこの作品のチームは、原作漫画世界に敬意を払いながら、現実にあり得るかもしれない、と見て下さった方々に思っていただける説得力の構築を実写化の意義と感じながら作品づくりをしてきました。
思いははじめから変わっていません。
引き続き、このあり得るかもしれない奇妙な世界をお楽しみいただけたらと思います。

番組情報

『岸辺露伴は動かない』
NHK総合

第7話:「ホットサマー・マーサ」
2022年12月26日(月)午後10時~10時54分

第8話:「ジャンケン小僧」
2022年12月27日(火)午後10時~10時54分

(第1~3話:2020年12月放送、第4~6話:2021年12月放送)

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