飯沼愛、女優デビューから約2年『VIVANT』の現場で成長を実感「目の前の相手に集中できた」

ドラマ
2023年08月19日
『VIVANT』©TBS

日曜劇場『VIVANT』(TBS系 毎週日曜 午後9時)の第6話(8月20日(日)放送)を前に、「誤送金事件」に加担した天才ハッカー“ブルーウォーカー”の正体である丸菱商事財務部の太田梨歩役を演じた飯沼愛のインタビューが到着した。

本作は、『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄が原作・演出を手掛ける最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャスト陣をはじめ、総勢42人の豪華俳優陣が出演する。

8月13日放送の第5話で、乃木(堺)は、“テント”のリーダーであるノゴーン・ベキ(役所)が、幼い頃に生き別れた父だと確信しがくぜんとする。一方、野崎(阿部)もまた、乃木家の家紋とテントの犯行現場に残されたマークの類似に気付き、乃木とテントの関係にたどり着いていた

8月20日放送の第6話では、いよいよ“テント”の実体とその謎に迫っていく。さらに、明かされるFの秘密、乃木の正体を追う野崎ら公安、そしてついに行われるジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)の手術の行方は…怒涛の後半戦が幕を開ける。

◆台本を読んだ感想をお聞かせください。

話が壮大で複雑で、しかも展開も早くて、これが映像になったらどうなるんだろうと、とてもワクワクしました。第1話の放送は面白すぎてあっという間で、すぐにもう一度見返しました(笑)。
友人から、「今回はどんな役?」などと連絡をもらいましたが、何とも答えられず、もどかしい毎日でした。第3話放送後にはビックリしていましたね。親にも詳細は伝えていませんでした(笑)。

◆天才ハッカーという役どころですが、演じるに当たり意識されたことを教えてください。

自分の実年齢より5つも年上だし、“ブルーウォーカー”という世界で伝説のハッカーなど想像がつかず、最初は不安だらけでした、まず太田梨歩はなぜハッキングするようになったのかや、2年前に山本(迫田孝也)にどのように脅されていたのかなど、彼女の背景にどんなことがあったのかを福澤監督にも直接お話を伺いながら具体的に穴埋めをする作業を一つ一つ進めていきました。
福澤監督は「太田梨歩は親の影響でコンピューターに触れる機会が多くてのめり込んでいき、それを突き詰めるがあまり、ハッキングに手を染めてしまった女の子。ただ、自分のためやお金のためというわけではなく、彼女自身の“正義”を元にハッキングをしている」とおっしゃっていたのが、とても腑に落ちました。作業を進めていく中で、彼女に共感できた瞬間があって、その時に少し近づけたかなという感覚です。
また、監督から「うまくやろうとしなくていい」という言葉をかけてくださったのがとても大きくて、それを特に意識して演じさせていただきました。

◆2021年の「TBSスター養成プロジェクト」で芸能界デビューしてから約2年。これまでの経験で『VIVANT』に生かせたことがあれば教えてください。

だんだんと撮影現場で緊張しなくなったかなと思います。「緊張を扱うのも1つの技術」と言われたことがあったのですが、本当にその通りだなと実感しています。『VIVANT』の撮影もやっぱり緊張はしましたが、程よい緊張感でいられた気がします。
初めてのドラマの撮影現場では、周りのスタッフの方々の多さに驚きました。学園モノで生徒役の方も多く、カメラが自分だけに向いている時には、周りの視線がどうしても気になってしまいました。
それがいろんな作品に出演させていただくうちに、だんだんとお芝居だけに集中できるようになってきていて。『VIVANT』の現場もキャストさんやスタッフの方が大勢いらっしゃいますが、そんな中でも、目の前の相手に集中できたのは、1つ成長できたのかなと思っています。
ただ、これだけの豪華なキャストの方々を目の前にすると緊張で自分がどうなるか分からなかったので、何があってもせりふだけは出てくるようにと、たくさん練習しました。あえて堺さんと思わず、ずっと乃木さんだと思うようにも意識していました(笑)。

◆撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?

今回、自分の撮影が始まる前にも撮影現場へ見学に行かせていただきました。事前に福澤監督の現場の空気感にも触れられて本当に良かったです。現場見学をさせていただいたときに、役者の方々を見ている福澤監督の表情がとても印象的でした。役者の方同士が熱くお芝居しているときの監督はとても笑顔なんです。
ご自分がワクワクしたものを撮るという福澤監督の熱い思いが見えた気がしました。それと同時に、監督を笑顔にさせる役者の方々のすごさにもとても感動しました。そんな場面に何度も立ち会えたことは大きな経験でした。

◆毎週『VIVANT』を楽しみにしている視聴者に向けてメッセージをお願いします。

私自身、『VIVANT』をリアルタイムで見られる世代に生まれて本当によかったと思っています。しかも、それに出演できるなんて。多くの方々にリアルタイムで見ていただきたいです。

『VIVANT』©TBS

番組情報

日曜劇場『VIVANT』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

※「Paravi」「U-NEXT」での配信あり

<キャスト>
堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ
竜星涼、迫田孝也、飯沼愛、山中崇、河内大和、馬場徹、Barslkhagva Batbold、Tsaschikher Khatanzorig、Nandin-Erdene Khongorzul、渡辺邦斗、古屋呂敏、内野謙太、富栄ドラム、林原めぐみ、櫻井海音、Martin Starr、Erkhembayar Ganbold、真凛、水谷果穂
井上順/林遣都、高梨臨、林泰文、吉原光夫、内村遥、井上肇、市川猿弥、市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤
檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、橋本さとし
小日向文世、キムラ緑子
松坂桃李/役所広司

<スタッフ>
プロデューサー:飯田和孝、大形美佑葵、橋爪佳織
原作・演出:福澤克雄
演出:宮崎陽平、加藤亜季子
脚本:八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
音楽:千住明
製作著作:TBS

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
公式Twitter:@TBS_VIVANT
公式Instagram:@tbs_vivant

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