石原さとみが3年ぶりに連ドラ復帰&初の検事役に挑戦!サスペンスラブストーリー『Destiny』24年4月スタート【コメントあり】

ドラマ
2023年11月27日
『Destiny』石原さとみ©テレビ朝日

石原さとみが、2024年4月スタートのドラマ『Destiny』(テレビ朝日系 毎週火曜 午後9時~9時54分)の主演を務めることが決定。石原と脚本・吉田紀子からコメントが到着した。

石原にとって3年ぶりの連続ドラマ復帰作にして、『霊能力者 小田霧響子の嘘』(2010年)以来、14年ぶりのテレビ朝日ドラマとなる本作。

これまでさまざまな作品で輝きを放ってきた石原が今回演じるのは、守られることに甘んじるのではなく、“愛する人は私がこの手で守り抜く”という強さと覚悟を持った女性。出産を経て新たなステージに進んだ石原が、“現代を生きる等身大のヒロイン”として、新風を吹かせる。

主人公は「横浜地方検察庁」中央支部の検事・西村奏。中学生の時、検事の父を亡くしたことをきっかけに母の故郷・長野県に移り住み、地元大学の法学部に進学。そこで出会った4人の仲間と共に司法試験に向け苦楽を共にする一方、恋に、けんかに、友情に…と、キャンパスがある長野の雄大な自然に包まれながら、生まれて初めての「青春」を謳歌し、絆を深めていた。

しかし、司法試験資格のためのロースクール入試を間近に控えたある日、事件は起こる。ある人物の死により、彼らの運命は大きく狂っていく。

「私たち友だちでいようね、永遠に」という仲間との約束を一瞬にして打ち砕いた、運命の事件。それから12年の月日が流れ、舞台は長野から横浜へ。35歳、念願の検事になって6年。そんな奏の前に、あの事件以来、消息不明だった同級生が現れ、再び“過去”と向き合うことに。

数多くの疑惑に包まれた「大学時代の事件」と対峙したことをきっかけに、新たに見えてくる20年前の「父の死の真相」、そして仲間たちの秘密の顔と、恋人との再会。一見バラバラに見える出来事がやがて一本の線でつながった時、物語は思いがけない方向へ突き進んでいく。

主人公が封印したはずだった青春時代の「光と影」。あらがえない運命の中でも自分の意志を貫いて突き進む奏の姿を描く、20年の時をかけたサスペンスラブストーリーが幕を開ける。

脚本は、ドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズ(2003年ほか/映画は2022年)、『友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」~』(2023年)、映画「涙そうそう」(2006年)、「ハナミズキ」(2010年)など、数多くのヒット作を生んできた吉田紀子。人間ドラマの名手である吉田にとって脚本家人生初となる“検事”の世界を舞台にした作品であり、オリジナル脚本となっている。

演出は、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」(2009年)、「潔く柔く」(2013年)、ドラマ『君の手がささやいている』シリーズ(1997~2001年)などを手掛けた新城毅彦監督。光と影のコントラストが美しい映像世界、そして30代になっても、青春の痛みを抱えながら生きる主人公たちの繊細でせつない心情描写にも注目が集まる。

石原と脚本・吉田のコメントは下記に掲載。

石原さとみ(西村奏役)コメント

3年ぶりの連ドラに不安と緊張がありました。
ですが、脚本の吉田紀子さんとプロデューサーの中川(慎子)さんが作成された企画書に驚かされました。
最終回までの流れと共に、主人公・奏をはじめ、全キャラクターの生い立ちから現在に至るまでが細かく書かれていました。
それぞれの人間性がよく分かり、全体感も把握でき、先の展開の内容の濃さに大変驚きました。
現場では、出演者、そしてスタッフの皆さんの熱量とミリ単位のこだわりにうれしさと勇気をいただきました。
4月放送なのでまだ先ですが、心を躍らせながら共に放送を待ち望んでもらえたらうれしいです。

吉田紀子(脚本)コメント

わりと長いこと脚本を書いていますが、最初にこのドラマの企画を聞いた時には、目の前が真っ白になりました(本当です)。主役が女性検事。さらに、ラブサスペンスのオリジナル脚本。本格的に法曹界を描くのは初めてでしたし、おそらくその知識は小学生レベル。
数日間悩んだ挙げ句、ふと1本の古い無声映画を思い出しました。20代の頃、劇場で見た活動弁士&楽団付きの「滝の白糸」。若き日に恋に落ちた法学部の学生と、旅回り劇団の女優。女優は苦学生の彼を助けるために学費を援助し、彼は無事司法試験に合格する。だがその2人が、数年後に出会った時には…。
この映画が抜群に面白く、その頃はまだ脚本家にもなっていない私でしたが、家に帰り、記憶が鮮明なうちにと、そのプロットを必死に書き留めたほどでした。
そんな“運命に翻弄されるような恋人たちの話”を書けないか…。しかもピュアなラブサスペンスを。「滝の白糸」がヒントになり、ドラマの脚本はスタートしました。
試行錯誤、紆余曲折、喧々囂々(けんけんごうごう)いろいろありながらも『Destiny』は、出来上がりました。
後半は、まさに一心不乱。無我夢中で書き、今となっては、なぜ小学生レベルの法曹界知識の私が、検事ものを書き上げられたのか、不思議でたまりません。
それもこれも、常に叱咤激励し一緒に試行錯誤してくれたプロデューサー諸氏の皆さま。そして、手取り足取り(こんな私にあきれもせず)法律のことを教えてくださった監修の先生方のおかげです。ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
人間、幾つになっても進歩はできる。と、ちょっと自分の可能性を知った時間でもありました。
そして、主演は石原さとみさん。彼女の芯の強さと純粋さ、そして類まれなる存在感と目力は、きっとシナリオに命を吹きこんでくれることでしょう。
書き上げてしまった今は、1ファンとして、観客として、ドラマを拝見しようと思います。とても楽しみです。

番組情報

『Destiny』
テレビ朝日系
2024年4月スタート
毎週火曜 午後9時~9時54分

脚本:吉田紀子
音楽:得田真裕
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)
森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
監督:新城毅彦、星野和成、中村圭良
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日

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