1月11日（木）スタートのMBSドラマ特区『彼女と彼氏の明るい未来』（MBSほか 毎週木曜 深夜0時59分ほか）の完成披露イベントが行われ、W主演を務める末澤誠也（Aぇ! group）と関水渚が登壇した。
原作は、「教室の片隅で⻘春がはじまる」「今夜すきやきだよ」で第26回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した谷口菜津子による、月刊コミックビーム（KADOKAWA）で連載された同名人気コミック。ドラマ初主演となる末澤誠也と関水渚がW主演を務める。
「世界で一番、大切なひと――」さえない小学校教師・青山一郎（末澤）には、自分にはもったいなさすぎるくらいに死ぬほどかわいい恋人・佐々木雪歌（関水）がいる。自分の存在を肯定し、心から愛してくれる初めての相手…“嫌な現実”も幸せな同棲生活で上書きし、まさに人生の絶頂期。
しかしある日、親友の西野洋平（中川大輔）が発明した「過去が見られるVRマシーン」を試したところ、愛する雪歌の目を疑うような過去を知ってしまう。見たいけど、見たくない、でも知ってしまった、その時。彼女の全てを受け入れて、今の彼女を愛することができるのか。
一郎と洋平が足しげく通う、小料理店の店員・秋（山谷花純）や雪歌の高校の同級生・タクト（青木瞭）、雪歌が働く雑貨店の店員・コト（三原羽衣）、CLUBスタッフのタカヒロ（落合モトキ）らの登場で、「真実」「虚偽」「信頼」「嫉妬」…2人の幸せな毎日が少しずつ変わり始める。
さえない小学校教師・青山一郎を演じた末澤は役柄について、「小学校のシーンもあって、初めて30人の小学生の子たちとお芝居をしたり、一郎自身も自己肯定感が低くて卑屈なキャラクター。僕は原作を読んだ時に自分とは真反対の人物だなと思っていたのですが、台本を読み進めていく中で自分と通ずる部分もあって、一郎にすんなり入っていけたのかなと思います」と。
そんな一郎に共感することについて「僕自身が今はポジティブなんですけど以前ネガティブで、今後作中で出てくる洋平（中川大輔）が一郎に言う言葉を聞いて、ネガティブなことから逃げてポジティブに変換していたのかなと、今回ちょっと考えさせられて、自分を俯瞰で見ることができました」と明かした。
一郎の最愛の彼女であり、誰にも言えない秘密の過去を持つヒロイン・佐々木雪歌を演じる関水は「人間全員にいろんな過去があると思っていて、だからこそ今の自分があると思うんです。雪歌は今すごく好きな人がいて、好きな人と一緒にいることが、自分にとっては難しくて、貴重なことなのかなと思ったので、そこを意識してお芝居しましたし、私も雪歌のことが好きなので、共感というより、理解してあげたいなと」と語った。
イベントでは第1話を先行上映。この第1話の裏話として、末澤は「小学校のトイレでマキシマム ザ ホルモンの音楽を爆音で聞いてヘドバンするシーンがあるのですが、血管が切れそうでした（笑）。監督から『2分間、曲を流しておくからアドリブでお願いします』と言われて。全部で3回やったんですが、フラフラの酸欠状態になって。バンドのライブとかでヘドバンをされているお客さんをめちゃくちゃ尊敬しました」と明かした。
そんな末澤のシーンについて、関水が「私、マキシマム ザ ホルモンが大好きで、すごく聞いているのですが、ああいう聞き方もいいなと思いました」と語ると、末澤が「ストレス発散になりますから、ぜひやってみてください」とお薦めするひと幕も。
またオープニング＆エンディング映像の裏話も。お互いを撮り合った映像が使われているというED映像で一郎がロールキャベツを作っているシーンについて末澤が「ロールキャベツを作るとなって、先生にちゃんと教えていただいて、先生に褒めてもらいました。作れるようになったので、これから作ろうかなと思います」と明かすと、ラップの切り方も知らなかったという末澤の成長に会場からは驚きの声が上がった。
しかし関水が「実はタネを作っていないんです」と暴露。“タネ”と“具”がすぐに一致せず、ピンとこない表情を見せた末澤だが、話を理解すると「それはみんなの思い違いですよ。僕は巻いただけ（笑）。『巻きが完璧だね』と先生が言ってくださったんです」とおちゃめに弁明した。
同世代の共演者が多い本作で、末澤は中川大輔やタクト役の青木瞭らと親交を深めた様子。「先日、中川君が誕生日だったので、『誕生日おめでとう』とメールを送ったら、『ご飯連れて行ってください』という返信とともに、『僕の1月のスケジュールです』とガチのスケジュールが送られてきて『空いている日、連絡ください』と言われました（笑）」と笑顔。
一方の関水は秋役の山谷花純と3度目の共演だといい、「これまでガッツリ一緒にお芝居をするシーンがなくて、今回もなかったんですけど、メイクルームで隣になって共演3度目にしてすごくしゃべれるタイミングがきて話をしました」と明かし、話の内容については「花純ちゃんが飼っている猫がかわいいとかぐらいなら話せるんですけど、それ以降は…」と苦笑した。
人に知られたくない過去についてもトーク。黒歴史があるという末澤は「舞台で看守の役をやっていて、囚人たちに対して、いい言葉をかける、みんながぐっとくるようなシーン。その頃の僕はまだお芝居をさせてもらっていなくて、少ない自分のせりふの中でも大切なところで、しゃべり出した途中で頭が真っ白になって、せりふが飛んでしまったんです。頑張って続けるべきところを、何を思ったのか、舞台上で『すみません』と言ってしまい、さらにはもう一度せりふの頭から言ってしまって、どうにか言い切って袖に戻ったら、大人がたくさんいました」と告白。「猛反省しましたし、忘れられないし、今後一切この話はしないと思います」と宣言した。
高校時代の校則が厳しかったという関水は「毛先をピンクにして、お団子にして隠していました」と告白。この告白に末澤が「団子にしたら収納できるんや。うちのリチャード（草間リチャード敬太）も団子をよくするから言っておく」と感心した様子。
また、共演して感じたお互いのギャップについて、関水が末澤のしゃべりが速いと明かすと、末澤は「別に早口でしゃべってない」と反論。しかし、会場内の観客で関西出身の人たちも指摘を受けたことがあると分かると、「関西人あるあるなんですね。なるべくゆっくり話すように意識していたんですけど、しゃべっていると速くなってくるのかもしれないです」と。
第1話に出てくる“幸福の味はどんな味？”という質問には、末澤が「コーヒーの味」と明かし、「苦味もあって、種類もあって、深さも違うという部分が、そういう苦味もあるからこそ幸福の味なのかな」と。関水は「チョコレートの味。疲れているときにいいんですよ。集中力も上がりますし、スイッチが切り替わるんですよね」と明かした。
さらに年初めということで今年の干支の辰のイラストと新年の抱負を発表。お互いイラストを描くことは好きだと言い、抱負とともに画伯ぶりを披露した。
最後に末澤が「この作品はラブコメではありますが、誰もが感じたことのあるような嫉妬や不安といった部分がリアルに描かれています。1話を見ていただけたら分かると思うのですが、（映像の）タッチも映画っぽい、すごくきれいな映像で撮ってくださっています。どのように物語が進んで最終話を迎えるのか、ぜひ放送を楽しんでいただけたらと思っております」とアピール。
関水は「今、大切な方がいる方はその大切な人をより一層いとおしく思えるだろうなと思います。そして、恋人、家族、友達、誰でも、人をすごく大切にしたくなるようなすてきなドラマです。最終話のお芝居が本当に楽しかったので、きっと面白んじゃないかなと思っております。最終話まで楽しんでいただけたらうれしいです」と語り、イベントを締めくくった。
番組情報
MBSドラマ特区『彼女と彼氏の明るい未来』
MBS：2024年1月11日（木）スタート
毎週木曜 深夜0時59分～
tvk：2024年1月11日（木）スタート
毎週木曜 午後11時30分～
チバテレビ：2024年1月12日（金）スタート
毎週金曜 午後11時～
テレビ埼玉：2024年1月17日（水）スタート
毎週水曜 深夜0時～
とちぎテレビ：2024年1月18日（木）スタート
毎週木曜 午後10時30分～
群馬テレビ：2024年1月18日（木）スタート
毎週木曜 午後11時30分～
＜配信＞
MBS放送後にTVer、MBS動画イズムで1週間見逃し配信あり
動画配信サービス「FOD」にて1月11日（木）深夜1時29分より独占配信
＜出演＞
末澤誠也、関水渚
中川大輔、山谷花純
青木瞭、三原羽衣、落合モトキ
原作：谷口菜津子「彼女と彼氏の明るい未来」（ビームコミックス／KADOKAWA刊）
監督：橋爪駿輝、八重樫風雅
脚本：伊達さん、橋爪駿輝
制作プロダクション：ダブ
製作幹事：エイベックス・ピクチャーズ
OP主題歌：DeNeel「ブラックアウト」（SKID ZERO）
ED主題歌：Have a Nice Day!「メビウス」（ASOBiZM CO, Ltd / avex trax）
製作：「彼女と彼氏の明るい未来」製作委員会・MBS
公式HP：https://www.mbs.jp/kanojo_to_kareshi
公式X：＠dramatokku_mbs
公式TikTok：＠drama_mbs
公式Instagram：＠dramatokku_mbs
©「彼女と彼氏の明るい未来」製作委員会・MBS
