『君の好きは無敵』スタイリストが明かす佐野勇斗の“ひと癖かわいい”衣装の秘密

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1時間前
『君の好きは無敵』
『君の好きは無敵』

火曜ドラマ『君の好きは無敵』(TBS系 毎週(火)午後10時~10時57分)で、佐野勇斗演じる瀬尾深月のスタイリングを担当するスタイリスト・鈴木倫香さんのコメントが到着した。

完全オリジナルストーリーで描く本作は、キャラクタービジネス業界を舞台に、“かわいい”も“好き”もよくわからない元コンサル・草壁杏奈(松本若菜)と、偏屈変人で訳ありのキャラクターデザイナー・瀬尾深月(佐野勇斗)が、たった2人で世界的大人気キャラクターの誕生を目指す姿を描く、“かわいい”と“好き”があふれるポジティブ&パワフルラブコメディ。

瀬尾らしいラフなスタイルの中には、ボタンやワッペン、色使いなど、よく見ると気づく細かな遊び心が散りばめられている。そのスタイリングを担当する鈴木倫香さんが、瀬尾のスタイリングに込めたこだわりや、思わず見返したくなる“ひと癖かわいい”衣装の秘密を明かした。

瀬尾の衣装のテーマについて、鈴木さんは「“ひと癖かわいい”が一番ぴったりなのかなと思っています」と話す。

「ただ“かわいい”だけではなくて、『あの衣装、胸元のボタンの色が違ったな』『そういえば草壁さんとリンクしていたな』と、つい見返したくなるような衣装を軸に、スタイリングを組んでいます」

そのこだわりが表れているのが、第3話で瀬尾がアイデアを求めて1週間散歩をしていたシーンのスタイリングだ。

「瀬尾らしく着飾らないゆったりとしたスタイリングにしていたのですが、シャツを腰に巻くとき、普通は袖の部分で腰に巻きつけると思うんです。それを散歩のシーンでは前からの撮影だったので、シャツのデザインが見えるように横に結んだり、シャツのボタンを掛け違いで止めてみたりと、少し動きを出しました」

変形のアイテムやデザイン性の高いアイテムを使うのではなく、一般的な服にひと工夫を加えたり、シャツのボタンの掛け違い、腰に巻く時のひと工夫などで、瀬尾のかわいいものへのこだわりや、デザインを生業とする彼の美的感覚を表現している。

そんな“ひと癖かわいい”を象徴するのが、第3話で着ていた、胸ポケットからハイエナがのぞくシャツだ。放送後には、その遊び心のある仕掛けが話題になった。

「プロデューサーの岩崎(愛奈)さんから、ハイエナのキャラクターが登場すると伺っていたので、どこかに仕込ませられたらと思っていました。ただ、普通のハイエナのアイテムはインパクトが強いものが多く、一度見ただけで情報が入ってきてしまうのはもったいないと、何か仕掛けを探していたら、ワッペンを見つけたんです」

ワッペンはしっぽ、手、顔とパーツが分かれており、自由に組み合わせることができる。そこで、あえて胸ポケットの中に仕込むことにした。

「尻尾を下に出したりもできますが、そこは岩崎さんや監督陣と相談して、付ける位置を決めていきました。実はワッペンの顔パーツは下まであるんです。でも顔を出しすぎてしまうと、すぐにハイエナだと分かってしまうので、少し隠して、のぞくようなデザインにしました」

ドラマのポスターで“チュチュチュエラ”が窓から頭を出している姿とも、どこか通じる遊び心だ。

「ほんの少しでも伏線を張れたら、また見返したくなったりするかも? と遊び心を入れてみました。皆さんからすごく好評だったのでよかったです」

ハイエナ以外にも、瀬尾の衣装には細かな遊び心が散りばめられている。

「一つのコーディネートに対して、一つ仕掛けやかわいいを作るようにしています。(仕掛けの)大きい、小さいは関係なくて。ハイエナはどちらかというと大きめの仕掛けですね」

他にも、シャツのボタンをハート型に変えたり、第2ボタンにりんごのワッペンを付けたり、犬のTシャツに小さなサングラスを仕込んだり、トランプのスペード、ハート、ダイヤ、クローバーのボタンをあしらったり、一見すると気づかないような仕掛けも多い。

また、共演者との並びを考えて仕掛けを入れることもあるという。

「草壁さんの衣装にピンクが入っているなと思ったら、瀬尾さんもピンクのボタンを取り入れたりと、2人が並んだときのバランスなども意識して組んでいます」

こうした細かな仕掛けは、ぜひ映像の中で探してみてほしいポイントだ。

「説明したら細かいところまでお伝えできますが、視聴者の皆さまの想像で見ていただいたり、受け取っていただいても面白いのかと思います。意図を持ってスタイリングしているので、そういうところを考えながら見てもらえるとうれしいです」

瀬尾は、少しかしこまった場面ではシャツスタイル、家などではラフなTシャツやジャージ、スウェットスタイルと、シーンによって着こなしも変わる。

「そこも岩崎さんと監督陣と話して、いつもはゆるっとしたトレーナーやTシャツだけど、外に出るときは少しかしこまったものにしようとなりました。ただ、かっちりしすぎたものや普通のシャツや重ね着だと瀬尾らしくないなと思ったときに、どこで“ひと癖かわいい”を取り入れるか考えて、ボタンやポケットにひと工夫を加えたり、ブローチやワッペンを使ったり。いろいろな案を考えて、それぞれのシーンに取り入れています」

さらに鈴木さんは「瀬尾がMERRYで働いている回想シーンでは、今の瀬尾との違いを出すために、重ね着をしたり、少しキレイめなかわいいアイテムを取り入れたりしました」とも語る。

瀬尾のスタイリングは色使いにも工夫がある。

「髪色が明るい茶系なので、同系色の服を選ぶときには、第1話で着用していた首元に刺しゅう糸があしらわれている衣装のようにベースがベージュ系であってもデザインの一部に赤や緑など他の色味が入っているなど、色合いがまとまりすぎないように意識しました」

また、瀬尾がよく履いているサンダルはつま先が出るため、靴下も日替わりになるようにしている。

「トータルのバランスを考えたときに、靴下も日替わりでカーキ、黒、ベージュ、モカなど、結構変えています」

そして、着回しにもひと工夫を加えている。第1話で登場したハリネズミのシャツは、第6話では長袖から半袖へとリメイクされ、再び登場した。

「“デザイン瀬尾”のフロアで使ったものだったので、外のシーンではきっと違う見え方になるだろうなと思ったことと、個人的に第3ボタンに付け替えたハリネズミのボタンを気に入っていたこともあって、半袖にしたら面白いかもと考えました」

なかなか真似するのは難しそうな瀬尾のスタイリングだが、実は日常で取り入れられる部分もある。

「ボタンの付け替えは縫う作業が発生してしまうので、ひと手間かかってしまうのですが、今はアイロンを使用しないシールタイプのワッペンもあるので、服やカバンにワンポイントとしてつけてもかわいいと思います。そして、シャツやスカートの腰巻きも瀬尾らしい“ひと癖かわいい”を真似できるポイントです」

また、色の合わせ方にも、瀬尾らしいスタイリングのヒントがある。

「色を意識しすぎると、『何色かまでにまとめたほうがキレイになるのか?』など、いろいろ考えてしまうと思うんです。私の場合は、色をどこかで拾うことを意識しています。アクセサリー、靴、靴下、ベルトなどで服の色を拾うことを意識すると色数が増えたとしても、まとまりが出ると思うんです」

そんな“ひと癖かわいい”瀬尾の衣装は、いよいよ終盤となる第9話でも健在だ。

「第9話の衣装も、よく見ると襟元に遊びが入っていたり、シーンの空気感に合わせて、動物がたくさん描かれたTシャツになっていたりします。ぜひ注目してほしいです」

番組情報

火曜ドラマ『君の好きは無敵』
TBS系
毎週(火)午後10時~10時57分

<キャスト>
松本若菜、佐野勇斗、小野花梨、金田哲(はんにゃ.)、中村隼人、白本彩奈、島崎和歌子、藤井隆、髙嶋政伸、本郷奏多、白石加代子

<スタッフ>
製作:TBSスパークル TBS
脚本:宮本武史(『西園寺さんは家事をしない』『恋愛のすゝめ』など)
主題歌:星野源「好き」
プロデューサー:岩崎愛奈(『西園寺さんは家事をしない』『19番目のカルテ』など)
協力プロデューサー:小髙夏実(『ザ・ロイヤルファミリー』など)
演出:竹村謙太郎(『西園寺さんは家事をしない』『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』など)、府川亮介(『ザ・ロイヤルファミリー』『海に眠るダイヤモンド』など)、渡部篤史(『西園寺さんは家事をしない』『不適切にもほどがある!』など)、尾本克宏(『じゃあ、あんたが作ってみろよ』『地獄の果てまで連れていく』など)ほか
編成:吉藤芽衣
取材協力:株式会社サンリオ

©TBS

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