佐藤浩市「ただの刑事ドラマだと思って見ると、やけどしますよ」6年ぶり主演連ドラに自信

ドラマ
2017年10月27日

『連続ドラマW 石つぶて~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』『連続ドラマW 石つぶて~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』(WOWOWプライム 11月5日(日)スタート/毎週日曜 後10・00)の完成披露試写会が行われ、佐藤浩市、江口洋介、北村一輝、萩原聖人、飯豊まりえと若松節朗監督が登壇した。

 主演の佐藤は「どうも偏屈な刑事です。こんな刑事さんたちって本当にいるの?って思われるかもしれませんが、原作者の清武(英利)さんにお聞きしたところ、どうやら二課の刑事はこんなものじゃないようです」と話し、「ただの刑事ドラマだと思って見ると、皆さんやけどしちゃいますよ」とあいさつ。

 江口は「今回初めて佐藤さんとがっつりご一緒させて頂きました。もう顔も見たくないというくらいに一緒にいますけど(笑)、佐藤さんの背中を見ながら演じられることをうれしく思っております」と。

 また二課の面々を束ねる上司・東田役の萩原は「今まで浩市さんや江口さんの部下役はやったことがあったんですけど、上司は初めてで…。監督からも『上司感を出すように』と言われて悩んだ結果、頑張って背筋を伸ばしてみました」と役作りの苦労を明かした。

 出演者たちが「しんどかった」と口をそろえる本作の撮影を振り返り、北村は自身が演じる真瀬が捜査二課の木崎(佐藤)や斎見(江口)から取り調べを受けるシーンについて「本当に疲れましたね(笑)」と吐露。これには佐藤も「こっちも疲れたよ!ストーリー中においての、肌が焼けるようなヒリヒリした人と人との距離感、せりふを消化するのは本当にしんどい。でもこのしんどさを越えた先に、“クランクアップ”という桃源郷があるんです(笑)」と語った。

 続いて紅一点の飯豊に、MCから“この中で一番理想の上司は?”と質問が。飯豊が「ん~えっと全員…」と迷いながらも「江口さんが演じる斎見さんが好きです」と答えると、江口は「何かおごってあげるね」と、佐藤は「いじめてやる!」とイジり、会場を笑わせた。

 さらに、若松監督からは「浩市さんはおいしいお菓子、江口さんは特製のお弁当、そして萩原さんはカレー、北村さんはスポーツドリンク」と現場の差し入れ事情が暴露されるなど、終始大盛り上がりのイベントとなった。