上川隆也『遺留捜査』異色の新作をPR「作品の懐がまたひとつ深くなった」

エンタメ総合
2018年11月09日
©テレビ朝日
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 上川隆也が主演するテレビ朝日系『遺留捜査スペシャル』が、11月11日(日)午後9時から放送される。

“遺留品”を手がかりに難事件をひもとく風変わりな刑事・糸村聡(上川)の活躍を描いた人気シリーズ。今作では、滝つぼから修験道者の水死体が見つかり、糸村たち京都府警特別捜査対策室のメンバーが捜査に乗り出す。

 被害者が持っていたトンビの羽に着目した糸村は、手掛かりを求めて滝つぼの上流へ向かい、“天狗伝説”が色濃く影を落とす限界集落の村にたどり着く。その一方で、何者かが京都府警のホストコンピューターに不正侵入。捜査資料がハッキングされてしまう事態も発生する。

“民間伝承”と“IT”が複雑に絡み合った異色の脚本に、上川は「『遺留捜査』の物語として成立するのだろうか」と最初は驚いたそうだが、「最後はキチンと『遺留捜査』になっていくのがとても面白く、一方で『遺留捜査』という作品の懐がまたひとつ深くなったと感じました」と力を込める。

 キーワードとなる「天命」にちなんで「自分にとっての天命は?」と聞かれると、「“天命”という言葉を“願い”として受け止めてよいのであれば、僕は“僕が終わるとき”まで役者でいられたら…という、その一点につきます」と生涯役者宣言。

 続けて「どう考えあぐねても、ほかのことはできない気がしますので、ずっとお芝居を続けていけたら何よりだろうと思っています。役者という仕事は、僕が人生をかけてやっていきたい、唯一のことですから」と覚悟を語った。

<上川隆也(糸村 聡・役)コメント>
◆スペシャルの台本を読んで感じたことは?

 まず最初に感じたのは、これまでにない題材かつ、展開に驚きました。天狗伝説やITまで一見、『遺留捜査』らしくない題材がかつてないほど入り組んでいて、更に今回は特対のメンバーがそれぞれの役割を担うためにバラバラになって動くんです。事件は『天狗伝説』そして『ハッキング』と舞台や焦点を大きく変えながら展開していきますので、正直いって最初は『遺留捜査』の物語として成立するのだろうかと思いながら読みはじめたのですが、これが豈(あに)図(はか)らんや、最後はキチンと『遺留捜査』になっていくのがとても面白く、一方で『遺留捜査』という作品の懐がまたひとつ深くなったと感じました。

◆“天命”という言葉がキーワードとなって登場しますが、上川さんの“天命”は?

 その“天命“という言葉を“願い”として受け止めてよいのであれば、僕は“僕が終わるとき”まで役者でいられたら……という、その一点につきます。“役者が天命だ”と言いきれたらもう少し楽なのでしょうが、さすがにそうはいかないのが、正直なところで……(笑)。でも、どう考えあぐねても、ほかのことはできない気がしますので、ずっとお芝居を続けていけたら何よりだろうと思っています。役者という仕事は、僕が人生をかけてやっていきたい、唯一のことですから。

◆今回のスペシャルの見どころは?

 今回のスペシャルは天狗伝説、限界集落、ITという3つのテーマを元に描かれていきます。そんな『遺留捜査』らしからぬ題材を元に、特対のメンバーがどのように事件を解決していくのか。これまでにない『遺留捜査』をぜひお楽しみください。