西島秀俊&内野聖陽で『きのう何食べた?』ドラマ化!男性カップルの日々の食卓を描く

ドラマ
2019年01月24日

『きのう何食べた?』
 4月クールのドラマ24枠が西島秀俊&内野聖陽W主演『きのう何食べた?』(テレビ東京系)に決定した。

 本作は、「大奥」「西洋骨董洋菓子店」など多数のヒット作を持つ漫画家・よしながふみによる同名漫画のドラマ化。2LDKのアパートで同居する男性カップル、シロさんとケンジの毎日の食卓とゆっくりとした日常を描く。家族や友人、仕事、世間との関わりなど悩むこともあるが、穏やかに流れる2人の日々が表現される。

 料理上手で几帳面、倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)を西島秀俊が、その恋人で人当たりのいい美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)を内野聖陽が演じる。ドラマのもう一つの主役ともいえるのが、2人の食卓を飾る「おいしくて安上がりな手料理」。味はもちろんのこと、実用性なレシピが登場する。

 元々、原作の大ファンだったという西島は「お話を頂いた時は非常にうれしかったです。たくさんのファンを持つ作品なので、とにかく丁寧に真摯に作品に向き合いたいと思います」と。

 また共演の内野については「非常にスケールの大きな役者さんで、徹底的に役作りをされるということを聞いています。内野さんの圧倒的なエネルギーが、シロさんとケンジの穏やかで細やかな日常の表現に全部込められるのかなと思うと、今から楽しみです」とコメントした。

 内野は「話を頂いた時、既に西島さんとの共演になることが決まっていたので、西島さんはピッタリだし、自分はどうかと思ったけど(笑)、面白いドラマになりそうだなという予感をすごく感じて、二つ返事で受けました」と。

 これから始まる撮影については「ケンジは外への出方は子供っぽい感じがするんだけど、とても繊細で人の気持ちをくみ取れるキャラ。美容師さんで、実は寛容で優しい部分を持っているけど、ときにサディスティックな感覚も併せ持っている感じかな。そういうものをさらりと自然に出せればいいなと思っています」と役へのイメージを語った。

 さらに「あとはシロさんの作る料理を毎回食べられるのが楽しみ。毎回おなかをすかせて現場に行こうかなと思っています。原作を読んだ時にも料理がおいしそうだなっていう印象を受けて、自分でも作ってみたいなと毎回思っちゃう献立なんです。そういうおいしい空気感を見る方に届けられたらなと思います」と語った。

 原作者・よしながふみは「実写なんだし、何もこんなに似せなくても…。と思うぐらいそっくりです!本当にびっくりしました!すっごく楽しみです!」と期待を寄せた。

©よしながふみ/講談社
©よしながふみ/講談社

<あらすじ>
筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。史朗の日課は定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーで向かうこと。お買い得な食材を素早く吟味しながら、頭の中で瞬時に夕食の献立を組み立てていく。月の食費を2万5千円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題なのだ。
 帰宅した史朗は早速夕食作りに取り掛かり、三品のおかずと炊き込みご飯、味噌汁を手早く仕上げる。そしてちょうど夕食の支度が調ったころ、帰宅してくるのが同居する美容師・矢吹賢二(内野聖陽)だ。二人は“シロさん”“ケンジ”と呼び合う恋人同士。二人で食卓を挟みながらとる夕食の時間は、日々の出来事や思いを語り合う大切なひととき。
 ある日、連れ立って歩いていた二人は賢二の美容師の常連客・千石さんと出会う。千石さんは史朗を見るなり「この人が例の彼氏さん?弁護士で女役っていう…?」。それを聞いた史朗の顔色がサッと変わった。周りから偏見を持たれることがイヤな史朗は、自分の素性を職場に公表していなかったが、賢二は職場どころかお客さんにまで話していたのだ。これは…今夜の食卓は波乱の予感?
 シロさんとケンジのほろ苦くも温かい毎日と、日々の食卓を描いた物語が始まる。

<西島秀俊 コメント全文>
◆出演依頼があった時のご感想をお聞かせください。
元々、原作の大ファンだったのでお話を頂いた時は非常にうれしかったです。たくさんのファンを持つ作品なので、とにかく丁寧に真摯に作品に向き合いたいと思います。

◆撮影はこれからとなりますが、シロさん役をどのようにイメージされていますでしょうか。
シャープでちょっと近寄りがたく、ツンツンした態度もとるし、クールを装っているんですが、 本当はとても周りの人を大切にする人物です。そしていろいろなことをキチっと割り切って決めて生きているように見えて、実は内面が繊細に揺れ動いている。そこを大切に演じていきたいなと思います。

◆共演の内野聖陽さんについてのイメージをお伺いできますでしょうか。
非常にスケールの大きな役者さんで、徹底的に役作りをされるということを聞いています。内野さんの圧倒的なエネルギーが、シロさんとケンジの穏やかで細やかな日常の表現に全部込められるのかなと思うと、今から本当に楽しみです。ご一緒できて本当にうれしく思っています。

◆放送を楽しみにしている視聴者、ファンの方へメッセージをお願いいたします。
 才能あふれるスタッフが集まりました。みんな、原作にとても愛情を持っていて、とにかく素晴らしい作品にしようと情熱を持って向かっています。心を込めて、深く理解し、丁寧に撮っていきたいと思っています。きっと心が優しく揺れる素敵な作品になると思います。楽しみにしていてください。

<内野聖陽 コメント全文>
◆出演依頼があった時のご感想をお聞かせください。
 こういう役はほとんど経験がないので、新鮮に感じました。原作もすごく楽しくてどんどん読み進めちゃうほど面白くて。話を頂いた時、既に西島さんとの共演になることが決まっていたので、西島さんはピッタリだし、自分はどうかと思ったけど(笑)、面白いドラマになりそうだなっていう予感をすごく感じて、二つ返事で受けました。
 実はこの作品は、かなり前から企画されていたんですが、スケジュールがなかなか合わず、流れに流れてようやくここにこぎつけた感じなので本当に楽しみですし、またどう演じようか思案中ですが、二人の関係をごく自然に演じたいと思ってまして、そこが自分の中で楽しみな課題ですね。今回、写真撮影をしてみて、みんなに『大丈夫、大丈夫。イケてる』って言われて、やっとホッとしているような段階です(笑)。

◆ケンジ役をどのようにイメージされていますでしょうか。
 大人ですね、この人は。外への出方は子供っぽい感じがするんだけど、とても繊細な人で気持ちをくみ取れるキャラだなと思って。美容師さんで実はすごく寛容で優しい部分を持っているけど、ときにサディスティックな感覚も併せ持ってる感じかな。そういうものがさらりと自然に出せればいいなと思っています。
 あとはシロさんの作る料理を毎回食べられるのが楽しみ。毎回、おなかすかせて現場に行くかなと思っています。とにかく原作を読んだ時に、やけに料理がおいしそうだなっていう印象を受けて、自分でも作ってみたいなと毎回思っちゃう献立なんです。そういうおいしい空気感を見る方に届けられたらなと思います。

◆共演する西島さんのイメージについてお伺いできますでしょうか。
 西島さんとは初共演で、写真撮影で初めてお会いしたのですが、思った通りのいい男で、シロさん役にピッタリで。自分はまだ役は中に入っていませんが、きっと西島さんとなら自然なふたりの空気感が醸し出せるんじゃないかなと期待して楽しみにしているところです。

◆放送を楽しみにしている視聴者、ファンの方にメッセージをお願いいたします。
 原作ファンの方はもちろん楽しみにしていただきたいし、原作を知らなかった方々にもすんなりと共感してもらえるような、すごく自然な現代感覚の人間関係を描けたらと思っています。同性のカップルなんだけど、男性が見ても女性が見ても、すっと入って行けるような、そんな作品になったらいいなと思っているので期待してほしいですね。

ドラマ24『きのう何食べた?』
テレビ東京系
4月スタート

原作:よしながふみ
主演:西島秀俊、内野聖陽
脚本:安達奈緒子
監督:中江和仁、野尻克己、片桐健滋

©「きのう何食べた?」製作委員会©よしながふみ/講談社