小籔千豊も絶句する異色グルメ番組の最新作!『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』10・14放送

エンタメ総合
2019年10月01日
『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』

 『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京系)が10月14日(月・祝)に放送される。

 この番組は、リベリアの元人食い少年兵や、殺し合いを繰り返すアメリカの極悪ギャング、ケニアのゴミ山で病みながら暮らす青年など、世界のディープな人々の“飯”を徹底取材してきた異色グルメ番組。

 2017年10月に第1弾が放送され、深夜にもかかわらず放送中からネットを中心に話題となり、「ギャラクシー賞」を受賞。その後も第2弾、第3弾の放送も大きな反響を呼び、今年7月に2時間スペシャルとしてゴールデン帯で復活。そして、次回作を望む声に応えるべく最新作の放送が決定した。

 出演は前作に引き続き小籔千豊。第5弾となる今回は「“今”の飯」をテーマに、大規模なデモが行われている香港や、エーゲ海を臨むギリシャ東端の小さな島に生まれたヨーロッパ最大の難民キャンプを訪れ、そこに暮らす人々に密着取材。彼らはどのように生き、何を食べ、何を思うのか…。「見たほうがええけど、見ないほうがええ気がする…」と小籔も絶句する映像が続出する。

<上出遼平プロデューサー コメント>
もうちょっと時間をもらえるかと思っていたら、前回の放送から僅か3か月で新作です。本当にこの会社はどうかしていると思うのですが、それはそれで、どこかワクワクしたりもしています。当然、事前準備なるものはほとんど不可能なので、今回は“今まさに何かが起きている場所”へ行って、混沌とした現場の人たちの飯を見て来ました。(過去形で言いましたが、これを書いている放送2週間前の今もまだロケ中です)
“ニュースの裏側”なんていうとなんだか真面目でつまらなそうに聞こえますが、それでも今回は“ニュースの裏側”です。“ニュースの裏側飯”です。んー…でもやっぱり真面目になりすぎたかもしれません。すいません。次は一生懸命ふざけますので今回は大目にみてください。

<番組内容>
■ギリシャ 難民監獄島飯
つい先日のこと。ギリシャのほぼ東端、エーゲ海の向こうにトルコがはっきりと見えるある島に、1時間で13隻のゴムボートが漂着し、中東から長い旅路を経てきた600人にも及ぶ難民が上陸した。これだけの難民が一度に押し寄せたのは実に4年ぶりだ。シリアやアフガニスタンなど中東諸国の窮状はここ何年もむごいままで、これといって大きな転機を迎えたわけでもない。
一方、西洋諸国では難民をルーツとする者たちによるテロや、女性をターゲットとした犯罪のおかげで難民排斥運動が盛り上がっている。間違いなく、排外主義を掲げる政党が一定の票を集めるようになっているのはどの国も同様だ。その結果、これから西洋諸国を目指そうとする中東の難民たちが、ドイツをはじめとする彼らの“ユートピア”にたどり着くことは極めて難しい。
しかし、2019年の夏、突然大量の難民がトルコを離れ、EUの玄関口となるギリシャへ渡った。一体、難民たちに何が起こっているのか。小さな島に生まれたヨーロッパ最大の難民キャンプで暮らす者たちは何を食うのか。命を賭してボートで海峡を渡ってきた者たちは何を食うのか。そして、トルコ側で難民たちの密航を手配するブローカーは何を食うのか。

■香港 激動飯
参加者200万人とも言われる超大規模なデモの様子がテレビで放送されている。警察の放ったビーンバッグ弾を被弾して目から血を流す女性の様子がTwitterで流れてくる。イギリスから返還されて21年たった香港が今、中国の支配から逃れようともがいている。抗議活動で掲げられた主張は「逃亡犯条例改正案の撤廃」だった。
嫌疑をかけられた香港人の身柄を中国に渡せるよう改正するこの法案は、表現の自由をはじめとする民主主義の根幹をなす多くの権利が香港から奪われることを意味するとして反発したのだ。結果、香港政府は「改正案」の撤廃を宣言した。しかし、デモは終わらなかった。当初の目的は達成されたように見える。けれど、香港の若者たちは香港政府が“5つの条件”を飲むまでデモをやめることはないという。
振り上げた拳は、一体どんな軌跡を描いておろされるのだろう。デモの当事者たちは何を食うのか、その口からは何が話されるのか。一方で、デモの存在感が増せば増すほど、香港が抱えるその他の闇は一層深く闇に隠れる。しかしそれは、失われるわけではない。ただでさえ光の当てられなかった国のはずれの住人たちは今、デモの裏で何を食うのか。

『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』
テレビ東京系
10月14日(月・祝)後10・00~11・24

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