「ドラマ甲子園」16歳の女子高生が史上最年少で大賞受賞 | TV LIFE web

「ドラマ甲子園」16歳の女子高生が史上最年少で大賞受賞

エンタメ総合
2020年07月30日

第7回「ドラマ甲子園」

第7回「ドラマ甲子園」受賞作品が決定し、16歳の女子高生・平野水乙さんによる心温まる友情物語『言の葉』が大賞に輝いた。16歳での大賞受賞は史上最年少となる。

「ドラマ甲子園」は、フジテレビが演出家の才能発掘のために立ち上げた高校生対象の脚本募集企画。第7回となる今回の大賞作品は、人付き合いが下手で友達ができない女子高生と、言葉が話せない少女との心温まる友情物語を描いた『言の葉』が受賞。この物語を描いた横浜市在住の高校2年生、平野水乙(ひらの・みお)さんは現在16歳で、「ドラマ甲子園」史上最年少の大賞受賞者となった。また、佳作には、大阪市在住の青葉美樹さん(19歳)の『アパシー記』が選ばれた。

大賞に選ばれた作品は、執筆者本人の演出で、プロのスタッフがサポートし、プロの俳優たちの出演でテレビドラマとして制作し、FODで配信、CSでも放送される。キャストなどは順次発表される予定。

大賞受賞者・平野水乙(ひらの・みお)さんコメント

最終選考の電話を頂いてから緊張しっぱなしで、不安だったんですけど、両親や学校の方々の協力のおかげで大賞を取ることができ、今は幸せな気持ちでいっぱいです。小さい頃からずっと物語を書いてまわりに読んでもらったりしていたんですが、あまり評価されていない気がして、小さいころからずっと書いているのに私はセンスないのかなあと思っていました。でも今回ネットで「ドラマ甲子園」の募集を見つけて出させてもらって、まさか大賞までもらえるとは思っていなかったのでとてもうれしいです。
この作品は言葉を伝える大切さを表している作品で、“言葉”を漢字で書くと言うに葉と書くので、葉っぱを使って言葉を伝えたら面白いんじゃないかと思って書きました。このドラマ制作では、自分の意見をしっかり言うということを常に目標として頑張っていきたいと思います

プロデューサー・鹿内植による選考理由

『言の葉』という作品は16歳という大人でもなく、周りが思っているほど子供でもない、とても多感な感受性が強い時期に平野さんが人とのコミュニケーションをリアルな感情とファンタジーをうまく織り交ぜながら表現した作品です。
「ありがとう」という言葉も心で思っていても相手に伝わらない。思っていても気持ちとは裏腹な態度を取ってしまう。そんな、この世代だからこその不器用だけどかわいらしくも純粋な人との関わり合いが丁寧に描かれています。
また、初めて脚本を書いたとのことでしたが、しっかりとした構成と生き生きとしたセリフは高校生とは思えない執筆力です。
平野さんは特にSNSをフル活用したコミュニュケーションが主流の世代。そんな彼女が、あえて口で言葉にしたり、手書きの言葉にこだわった所がとてもすてきな作品でした。
今を生きる16歳の監督が、直接伝える「言葉」の大切さをどう表現するか、映像として見たいと強く感じました。

番組情報

第7回ドラマ甲子園大賞受賞作品『言の葉』
配信:FOD
脚本・監督:平野水乙
製作:宇津井隆
プロデュース:鹿内植
プロデューサー:後藤妙子(バンエイト)/松嶋翔(マイケルギオン)
協賛:両備システムズ
制作著作:フジテレビ

<ストーリー>
香里は昔から不意に相手を傷つける言葉を言ってしまう癖があり、これが原因でいじめられるようになってしまう。ある日、香里は教室を抜け出し、丘ノ上公園にあるベンチに座った。「自分の気持ちを素直に伝えられるようにしてください」と神様に願うと、ベンチの真上にある桜の木から一枚の葉が落ちてきた。葉には『君の名前は?』という文字が書かれている。その文字を書いたのは、話すことができない咲という女の子だった。香里と咲は毎日会うようになり、次第に仲良くなる。そして香里は咲に友達ができない悩みを相談した。咲は友達を作る方法を香里に教え、その方法で香里は悩みを克服し友達ができると、咲とは会わなくなっていった。そして、久しぶりに咲に会った香里は、あの嫌な癖で咲を傷つけてしまう。しかし、その後知る咲の本当の正体に香里は…。
言葉を伝えられない香里と伝えたい咲。タイムリミットが迫った二人の友情を描く感動物語。
あなたは普段、言葉を大切にしていますか?