「音楽という不滅の力でつながりましょう」中山優馬主演音楽劇「蜜蜂と遠雷」3月上演【コメントあり】

エンタメ総合
2021年01月15日

2017年の直木賞・本屋大賞に輝いた恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」を原作に、シンフォニー音楽劇として3月27日(土)より上演する。主人公・風間塵を中山優馬が務める。

物語は世界的コンクールに出場する若きピアニストたちや彼らを取り巻く人々の心情が描かれ、超絶技巧を要する数々のクラシックのピアノ曲の名曲演奏とともに、コンクールファイナルに向けてドラマが展開していく。2019年の映画化に先駆けて、オーケストラと共に2018年1月以来、リーディングとオーケストラコンサートとを融合して上演してきた本公演が今回はさらにパワーアップし、歌と芝居とピアノ演奏をコラボレーションした新たな音楽劇として披露する。

物語のカギとなる登場人物で重要なファクターとなる無頼派ピアニストの風間塵を演じるのは、中山優馬。これまでも舞台などでピアノ演奏を披露してきた中山が、本作では劇中で名曲「サティ:ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)」 をピアノで生演奏する。

作者である恩田陸自ら作品のテーマ曲を作詞し、音楽監督の千住明が作曲した「ひかりを聴け」をはじめ、物語に登場するクラシックの名曲を全てを恩田陸が作詞し、コンクールの中で生きる人たちの世界を表現したリアルな歌、映像などを駆使した芝居、オーケストラやピアノによる生演奏の音楽で、ドラマチックに表現し、せりふや歌がまるでそこに生きる人物の言葉とメロディーに重なり旋律のように組み合わせた新しい形のシンフォニック音楽劇が誕生する。

<中山優馬コメント>
僕の中でのピアニストの印象は、孤高で神秘的です。それは音楽という目には見えない、正解のない答えを探して日々悩み情熱を注いで一瞬とも言える演奏のその時に全力をぶつける姿がとても美しいからです。蜜蜂と遠雷。この作品にはその情熱と神秘さが溢れていると思います。歌と芝居とピアノ演奏。それとオーケストラが今回は融合する音楽劇ということで、初めての経験です。舞台も一期一会だと思っています。上演時間のその一緒とも言える時間に自分の全てをぶつけたいと思います。人とコミュニケーションをとることが難しい今、音楽という不滅の力でつながりましょう。同じ空間で共有できることを楽しみにしております。全力を尽くします。

シンフォニー音楽劇『「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~』は、横浜公演を3月27日(土)~4月11日(日) KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>にて、大阪公演を4月17日(土)~4月18日(日)新歌舞伎座にて、福岡公演を5月1日(土)~5月3日(月・祝)博多座にて、上演する。