市川猿之助主宰「猿之助と愉快な仲間たち」第一弾公演に尾上右近、石橋正次が出演【コメントあり】

エンタメ総合
2021年08月25日
「猿之助と愉快な仲間たち」第1弾公演「朗読劇 天切り松 闇がたり」

市川猿之助が主宰する新たな演劇プロジェクト「猿之助と愉快な仲間たち」の第一弾公演となる「朗読劇 天切り松 闇がたり」が9月に京都、名古屋で上演される。

累計150万部突破の浅田次郎による人気シリーズ「天切り松 闇がたり」を朗読劇で上演。出演者は、猿之助をはじめ、尾上右近、市川弘太郎、市川段之、市川段一郎、市川郁治郎、市川翔乃亮、市川喜介、市瀬秀和、石橋正高、下川真矢、穴井豪、石橋正次。なお、新型コロナ感染症に罹患し現在療養中の右近は、本作をもって療養からの復帰を予定している。

大正・昭和の帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家の活躍を描くこの物語。夜更けの留置所に現れた不思議な老人は、六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遥かな昔を語り始める。

今や失われつつある粋で小気味の良い江戸ことばで、猿之助、右近、石橋ほか「愉快な仲間たち」が、富裕層のお宝だけを狙い、貧しき人には救いの手を差し伸べる「安吉一家」の胸のすく活躍をよみがえらせる。

また、朗読劇の後には、アフターイベント「猿之助と愉快な仲間たちと語りまショー」も開催予定。場内に設置した「仲間箱」で来場者の聞きたいこと、日ごろ疑問に思うこと、軽めの人生相談などを募り、猿之助たちが回答する。

市川猿之助 コメント

今回、猿之助と愉快な仲間たちと題して、朗読劇を行う運びとなりました。
残念ながら、コロナ禍が、もはや日常となっている今では、ただただ立ち止まるのではなく、さまざまな制約の中で、できる限りのことを模索し、やっていくしかありません。
ということで、第一回の公演として、朗読劇を上演いたします。題材は、浅田次郎先生の大人気シリーズ「天切り松」です。あの独特な文章のリズム、描かれる時代の雰囲気は、〈闇がたり〉とあるように、まさに言葉で紡ぎ出す音の世界にぴったりな作品であると思います。
尾上右近さん、石橋正次さんをはじめ、スーパー歌舞伎II「ワンピース」「オグリ」で共演したすてきな仲間たちと送る、浅田次郎先生の描かれた、心温まる人情の物語。現実をしばし忘れ、せめて劇場にいるひと時、妖しくもまた、不思議な世界にお遊びいただければ、幸いでございます。

尾上右近 コメント

以前、猿之助のお兄さんがまだ10代だった私に向かって「俺の真似をするな。孤独になるぞ」と仰ったことがありました。闘う男は敵を作ってでも闘わねばならないというような意味だったと受け止めています。そのときのお兄さんの姿と「天切り松」が、私の中ではどことなく重なる気がしております。
また、この作品に出てくる盗っ人たちは、悪の中にも秩序や美学があって、野暮なことはせずに生きようとする真っすぐな人間たちという印象です。もっとも「目細の安吉」が盗人になったのも、「さよ」が遊郭の世界に入ったのも、そうやって生きていくしかないという時代だった訳ですが。だからこそ、美学を持って生きる人たちには影や哀愁があり、この作品には、とても魅力的なキャラクターが多く登場します。
今回はその中でいくつかのお役をつとめさせていただくことになりました。いずれのお役も筋の通った人間として大切につとめたいと思います。

石橋正次 コメント

登場人物が織り成す見事なまでに粋な男の心情美しく悲しい作品です。純な男の心意気が消えて行く現代に光あれ。きっと最年長の私、老骨ながら粋に演じてみたいです。猿之助さん、スーパー歌舞伎II「新版オグリ」にて大変お世話になりました。またこのたび、愉快な仲間たちに入れて頂き有りがたき幸せ。

公演概要

大学開学30周年記念・劇場20周年記念公演
猿之助と愉快な仲間たち 第一弾公演
「朗読劇 天切り松 闇がたり ~闇の花道~」

■京都公演
会場:京都芸術劇場 春秋座

2021年9月6日(月)後4時開演
2021年9月7日(火)前11時開演/後3時開演
2021年9月8日(水)前11時開演/後3時開演 計5回公演
※各公演後にはアフターイベント「猿之助と愉快な仲間たちと語りまショー」開催

■名古屋公演
会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2021年9月22日(水)後6時開演
※公演後にはアフターイベント「猿之助と愉快な仲間たちと語りまショー」開催

主催・企画・製作:株式会社ケイファクトリー
提携:京都芸術大学 舞台芸術研究センター

https://k-pac.org/events/691/

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