斎藤工&井浦新がミニシアターの魅力を語る 映画ファンを沸かせた秀作4作品を特集放送

エンタメ総合
2021年10月14日

斎藤工が全国のミニシアターにエールを送る『特集:ミニシアターに愛をこめて』(WOWOWで放送・配信)第3弾に、井浦新がゲスト出演する。

この番組は、映画を愛する俳優たちが中心となって、コロナ禍に苦しむミニシアターを応援しようと立ち上がったプロジェクト「ミニシアターパーク」の中心人物の一人でもある俳優、斎藤が全国のミニシアターにエールを送る特集番組。

10月18(月)~21日(木)の放送・配信では、かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した世界の秀作4本を特集。映画の前後には、案内役の斎藤とゲストの井浦新が放送作品についてトーク。放送・配信作品となる「ユア・マイ・サンシャイン」「ポネット」「落下の王国」「仕立て屋の恋」の見どころをはじめ、それぞれの作品の公開当時のミニシアターの様子や、自身の近況も語られる。

今回のゲスト・井浦は、斎藤と同じく「ミニシアターパーク」の中心人物の一人。「ミニシアターパーク」は井浦から斎藤への一本の電話がきっかけでスタートしたということもあり、斎藤は「この番組は井浦さんと向いている方向が一緒ではないかと思うので、ご出演いただけて非常にありがたいです」と感謝を口にする。

井浦は映画館の経営状況を心配しながらも、自身は以前よりも映画館に足を運ぶようになったという。井浦が「映画館の昼の回に来る人って少ないだろうなと思っていましたが、実際映画館に行くと、半分くらい席が埋まっていたりします。ものすごいうれしくなるよね」と話せば、斎藤も「お客さん同士の会話がなくても仲間のような感じがしますよね」とミニシアターならではの魅力を明かす。

ほかにも、2人による各作品の解説や印象的なシーンはもちろんのこと、「ユア・マイ・サンシャイン」の回では、韓国の映画作りについて触れる場面も。2009年公開の映画「空気人形」でペ・ドゥナと共演した井浦は、撮影現場で彼女から「韓国では大切なシーンを撮るときに1週間かけることもある」と聞き、当時は2週間で作品を撮り切ることもあったという日本映画との時間と予算のかけ方の違いを感じたという。

井浦は「時間と予算をかける撮影は映画業界を発展させることにつながるのかも」と語り、斎藤も「まさに最近の韓国映画がそれを表していますよね」と続けた。

また「ポネット」では子役の話、「落下の王国」では、同年に若松孝二監督が製作し井浦も出演した「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の話題で盛り上がりを見せた。

このトークの模様は、各作品の前後に合わせて放送・配信。さらに、放送に入り切らなかった未公開トークがWOWOWオンデマンドで10月18日(月)より配信される。

『特集:ミニシアターに愛をこめて』

WOWOWシネマ/WOWOWオンデマンド

「ユア・マイ・サンシャイン」

2021年10月18日(月)後10・30

「ユア・マイ・サンシャイン」©2005 CJ Entertainment Inc.& BOM Film Productions Co.Ltd. All Rights Reserved.

井浦:もしその当時この映画に出会っていたら、いろんなものの見え方が変化していただろうと思った。特にファン・ジョンミンさんが最高。若いころの彼を知らなかったが、近年の彼はどの作品でも姿を見るし、出演作もバラエティに富んでいて、すてきな俳優だと思う。

斎藤:韓国で話題となった実話を基にしたストーリー。のちに大スターとなるチョン・ドヨンとファン・ジョンミンのキャリアのターニングポイントとなった作品だと思う。
韓国ドラマとはまた違った「奥行き」や「厳しさ」の描き方は日本映画への脅威になったと言えるくらい衝撃を与えた作品。

「ポネット」

2021年10月19日(火)深0・00

「ポネット」©1996 StudioCanal – Les Films Alain Sarde – Rhone Alpes Cinema

井浦:4歳、5歳の子役たちのせりふがそれぞれの本物の子供たちの言葉として聞こえてくる。
大人になってキャリアを積めばできることかもしれないけど、子供の演技だと考えると、すごいと思った。

斎藤:この作品の子供たちの表現は尋常じゃない。監督は約半年くらい子役との準備期間を設けたようで、おそらく子供たちから出てきた言葉をせりふに生かしているのではないかと思う。ぜひ子供たちの演技に魅了されていただきたい。

「落下の王国」

2021年10月20日(水)後10・45

「落下の王国」©2006 Googly Films,LLC ALL Rights Reserved.

井浦:撮影のロケーションにびっくりさせられる。どのカットも隙がなく、デザイン的で、せりふがないシーンでも見入ってしまう。今作は監督自ら脚本も手掛けていて物語もすごく面白い。目だけでも楽しめるし、物語にも引き寄せられる。

斎藤:毎年映画館で上映してほしいくらいの作品。衣装デザインが石岡瑛子さんで、衣装が世界遺産にも負けないくらいすごくシンボリック。衣装だけでも、映像だけでも、脚本だけでも楽しめる、ここまで隙のない作品はなかなかない。

「仕立て屋の恋」

2021年10月21日(木)後11・00

「仕立て屋の恋」©Cinéa/Hachette Premiére et Cie/FR3 Films Productions

井浦:これほどまでにシリアスでアート性もある、なんていい映画なんだと思った。全編に血が多く使われているわけではないけれど、印象的に赤が使われていて、血の使い方の妙が素晴らしい。

斎藤:ちょっと特殊な狂気みたいなものを感じながら、でもなぜか美しいラブストーリーという側面も持っている不思議な映画。また、三角関係の描き方など、すごく面白い構図のカットがたくさんあるので注目して見てほしい。

特集サイト:https://www.wowow.co.jp/special/016561

この記事の写真