元宝塚月組トップスターの龍真咲が約2年ぶりに舞台上へ「耳障りのよい音楽で“耳福”を届けたい」

エンタメ総合
2021年11月26日

はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲

来年2月にコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』の開催を控える元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲が、共演の姉妹クラシック演奏家・林はるか(チェロ)、林そよか(ピアノ)と大阪のカンテレ本社で記者会見を行った。

「1年半ほどお休みしておりましたが、これまでは舞台に立つ側の気持ちで見ていたさまざまな舞台を、今年に入って初めて客席側で、観客として落ち着いた気持ちで見る事ができるようになりました」という龍は、自身1年9か月ぶりのコンサート開催の経緯について「今年9月の箕面市のホールでお2人のコンサートを鑑賞して『歌いたいな』という気持ちが沸々とわいてきました。この巡り合わせには感謝しかありません」と説明。そんな龍の言葉に林姉妹の姉・はるかは「いろいろなご縁が重なって龍さんとご一緒させていただくことになりました。3人でどんな風に音楽を作っていくかワクワクしています」と感激の表情で応えた。

今回のコンサートは、第1部が“チェロとピアノで聴きたいこの曲!”と題した林姉妹によるクラシック演奏。龍も参加する音楽トーク、林そよかによる“ピアノ即興演奏コーナー”を挟んで、第2部が“龍真咲ヴォーカル&チェロとピアノの三重奏”(ポップス演奏)となる。

第1部に行われるチェロ奏法紹介について、はるかは「チェロといってもどういう楽器なのかご存じない方もいらっしゃると思います。オーケストラでは伴奏を受け持つことが多いチェロですが、いろんな音、演奏方法があることを知っていただけたらと思います」と抱負を。一方でピアニストで作曲家でもある妹のそよかは「1部は私と姉が、一度は耳にしたことがあるような有名な曲を、2部ではヴォーカル&チェロ・ピアノというシンプルな形でそれぞれの楽器の良さを出しながら、龍さんの素晴らしい歌声をオーケストラに負けないくらい壮大に奏でることができたら」とアピールした。

そんな中、“珠玉の5曲”とだけ紹介されている第2部の龍の歌唱曲について質問が飛ぶと、龍は「サプライズという形なんですけど、私、ヒントが下手くそなんでばらしちゃうかも」と照れ笑い。「おこがましいのですが、私の声を楽器に例えて、どのような三重奏が奏でられのかを考えた上で、自分が歌いたい曲をリクエストしました」と説明した。気になる宝塚時代の曲については「宝塚時代に主演した思い出の曲も数曲入れたいと思いました。悩みに悩んだ究極の5曲。“口福”という言葉ありますが、耳障りのよい音楽で“耳福”というものを表現できたら」と意気込んだ。

今回のコンサートを「私の生身をさらけ出すことができるタイミング」と位置付ける龍。今後の活動についても触れ、「ウィキペディアに『活動休止中』と書かれているので(笑)、そのように捉えられていたのかも。タイミングも見つつですが、ファンの方も待ってくださっていますし、何より私自身も皆さんにお会いしたいなと思っています。宝塚のトップスターのような形ではなく、ファンの方にもっと近寄ったイベントやコミュニケーションはやっていけたら。聴いてくださる方がいる限り、自分の歌いたい曲で、その方たちのハートをキャッチしていきたい」と。今年は初舞台から20周年のメモリアルイヤーということもあり、「20周年は、今後活動を継続していくエール。宝塚退団時に挑戦したものの日記みたいになってしまってセンスがないことが発覚した作詞にも、これを節目に挑戦してみようかな」とはにかんで見せた。

12月8日(水)放送の『ピーチケパーチケ』(カンテレ)には龍と林姉妹の3人が出演。大阪出身の3人が、番組レギュラーの兵動大樹らと軽快なトークを繰り広げるほか、林姉妹がチェロとピアノの演奏も披露する。

公演情報

チェロ&ピアノ&ヴォーカル
『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』~クラシックから宝塚歌劇ナンバーまで~
開催日時:2022年2月19日(土)14時開演
料金:5,000円(全席指定・税込)
チケット発売日:2021年12月18日(土)
場所:サンケイホールブリーゼ
主催:関西テレビ放送/サンケイホールブリーゼ
企画・制作:関西テレビ放送
問合せ:ブリーゼチケットセンター 06-6341-8888(11:00-15:00)
出演:林はるか(チェロ&チェロの奏法講座)、林そよか(ピアノ&ピアノ即興演奏コーナー)、
関純子(MC、カンテレアナウンサー)
スペシャル・ヴォーカルゲスト:龍真咲(元宝塚歌劇団月組トップスター)
イベント公式HP:https://www.ktv.jp/event/harukasoyoka/

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