横浜流星主演、中村隼人共演の舞台「巌流島」23年2月上演決定 演出は堤幸彦【コメントあり】

エンタメ総合
2022年08月30日
舞台「巌流島」

俳優の横浜流星が主演、中村隼人が共演する舞台「巌流島」が、2023年2月10日(金)から上演されることが決定した。

本作は、歴史に残る対決として後世に知られる剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点を当てたオリジナル作品。武蔵と小次郎はどこで出会い、どんな人生を歩んで来たのか? なぜ戦わなければならなかったのか? 新たな解釈や設定を基に隠された人間ドラマを捉え、迫力満点の大殺陣やLEDなどの映像効果も生かしながら、巌流島(船島)で繰り広げられた大勝負を画期的なアクション時代劇として描く。

主人公・宮本武蔵役には、ドラマ『DCU』『私たちはどうかしている』『着飾る恋には理由があって』、映画「流浪の月」「アキラとあきら」など注目作への出演が続き、アクションにも抜群の冴えを見せる横浜流星。2022年10月21日(金)からは映画「線は、僕を描く」、2023年には「ヴィレッジ」の公開も控えているなど、若手ナンバーワン俳優の呼び声も高い。舞台への出演は2017年以来、6年ぶりとなる。

武蔵のライバル・佐々木小次郎役には、古典歌舞伎だけでなく「スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース」「新作歌舞伎 NARUTO-ナルト-」にも出演するなど、歌舞伎の可能性を追求している若手歌舞伎俳優の中村隼人。2019年からはドラマ『大富豪同心』シリーズに主演するなど、新たなファン層を開拓している。歌舞伎以外の舞台に本格出演するのは今回が初めてで、横浜とも初共演。

脚本は深みのある描写を得意とし、時代物の舞台に敏腕を振るうマキノノゾミ。演出は大型スペクタクルエンターテインメントを次々と世に送り出し、人物造形に定評がある堤幸彦が手掛ける。2人はこれまでにも舞台「真田十勇士」「魔界転生」といったヒット作を生み出しており、再び最強のタッグが実現することになった。

2020年7月から上演を予定していた本作は2年半の時を経て、2023年に2月10日(金)から東京・明治座で上演。以降、2月から3月にかけて金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡を巡る(公演スケジュールは順次発表)。

横浜流星(宮本武蔵役)コメント
「巌流島」宮本武蔵役の横浜流星

約3年前に中止になったこの作品が3年の月日を経て公演が実現します。今回は参加できない方々の思いも背負い、堤監督そして新キャストの皆さんと一致団結して、最高に熱い作品をお届けできればと思います。
勝ちにこだわる剣豪で、武骨で我が道をいきますが、心根が優しく人間らしい漢です。晩年に「五輪書」を書くほど哲学的な部分も持っていて、いろいろな面を持っているので、男として尊敬しかありません。その魅力を最大限に引き出し、自分にしか生きられない武蔵を生きたいと思っています。
あれから3年の月日がたち、身も心もアップデートされたと思うので、3年前より深みの増した武蔵を生きることを誓います。

中村隼人(佐々木小次郎)コメント
「巌流島」佐々木小次郎役の中村隼人

佐々木小次郎を演じさせていただきます。歌舞伎俳優の中村隼人です。巌流島と聞くと、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が一番に思い浮かびます。日本人になじみが深く、人気の題材に出演させていただくことにうれしく思っています。
そして宮本武蔵といえば、私の大叔父である萬屋錦之介が演じていたイメージが強く、男臭くてカッコいい世界観に憧れていました。
数多くの名優達が演じた役をさせていただくのは怖さもありますが、横浜流星さんと共に、自分にしかできない武蔵のライバル“佐々木小次郎”を作っていければと思います。

演出・堤幸彦 コメント

巌流島。
関門海峡の早瀬、日本史上もっとも有名な対決の島に至るマクロな歴史のうねりとミクロな心模様の交差。巷間語られる巌流島像とは異なる固唾を呑む裸の個性のぶつかり。横浜流星、中村隼人、水墨画のように虚飾を排したモノクローム舞台で勢いある二人の「真剣」を見たいのだ。存在の陰影を見たいのだ。技あるたくさんのキャスト、表現の達人スタッフと新たな強い「令和の時代劇」を創出したいのだ。カンパニーひとつとなって一目散で千秋楽まで走り抜ける!ご期待ください!

公演情報

「巌流島」
2023年2月10日(金)~22日(水)東京・明治座
以降、金沢・新潟・秋田・名古屋・神戸・高松・福岡で上演

脚本:マキノノゾミ
演出:堤幸彦
出演:横浜流星、中村隼人 ほか
企画・製作:日本テレビ

公式HP:http://ganryujima-ntv.jp/