山田涼介がJUMP15周年&20代最後の年に「anan AWARD 2022」大賞に輝く Travis Japanはチャレンジ部門受賞

エンタメ総合
2022年11月13日
「anan AWARD 2022」前列左から)小島秀夫、上白石萌歌、山田涼介、Awich、松下洸平
後列)Travis Japan(左から:松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗、中村海人、川島如恵留、松田元太)

ananが選ぶ“時代を象徴するスター”を表彰する「anan AWARD 2022」の授賞式が11月12日(土)に開催され、大賞の山田涼介(Hey! Say! JUMP)をはじめ、Travis Japan、松下洸平、上白石萌歌、Awich、小島秀夫といった各部門の受賞者が登壇した。

まず、本アワードのチャレンジ部門を受賞したTravis Japanがトップバッターとして登場。Travis Japanは宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗からなる7人組グループで、今年3月よりアメリカ・ロサンゼルスに留学。世界的レコードレーベル・Capitol Recordsと契約を結び、10月28日に全世界デビューを果たした。

「anan AWARD 2022」Travis Japan 左から)松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗

グループを代表して宮近が「こんなにすてきな機会と賞を僕らにくださり、ありがとうございます。かねてからの夢、目標であった世界デビューを果たすことができました。デビューへの思いなどはこれまでananさんでもたくさん語らせていただいて、そのたびにファンの人と思いを共有することができました。そういったことの積み重ねの上で、僕らとファンの皆さん、支えてくださるスタッフの皆さんと共に勝ち取った世界デビューではないかと思っています。ここからがスタートだと思って頑張っていきたいと思います」とあいさつ。

宮近に続いて、松倉は「全世界配信デビューというジャニーズとして初の試みをさせていただいたので、これからも新しい挑戦をしていきたい」、吉澤は「これからも世界を飛び回って、大きなグループになれるように頑張りたい」、七五三掛は「Jr.の頃からファンの皆さんと“デビューをしよう”と約束していました。まずは皆さんとの約束を果たせたことがうれしい」、中村は「栄えある賞を頂けてうれしく思います。これからも精進して頑張っていくので応援よろしくお願いいたします」と。

川島は「チャレンジはいつでも始めることができることでもあるけれど、周りのサポートあっての成功だと思うので、今の環境に感謝をしながらたくさんの方に支えてもらっていることを胸にこれからもチャレンジし続けたい」と、それぞれが各々の言葉で思いの丈を述べていく。そんな中、松田のあいさつが進行から外れてしまうハプニングが。「気まず…」と素直な言葉を漏らす松田に、メンバーたちが全力で「チャレンジしていこう!」とエールを送ると、松田も「チャレンジし続けたいと思います!」と笑顔で言い切った。

「anan AWARD 2022」Travis Japan 左から)中村海人、川島如恵留、松田元太

帰国真っ最中だが、この期間にさらにシンガポールへ。今朝日本に戻ってきたという。そんな多忙な日々を送るTravis Japanだが、中村は「すごくうれしいことですね。デビュー前から海外で活躍したいという目標を掲げていて、今自分たちの夢がかなって。口にすることも大事だけどそれに対して努力することも大事だなと思いました」と振り返る。

「続けていくことで夢に一歩近づいていったんだなと思うと、努力は無駄じゃなかったんだなと思いました。ありがたいことに今日もシンガポールから帰ってきてすぐに授賞式に出させていただいて。夢のような時間です」と感慨深げ。吉澤も「どの世界に飛び回ってもいろんな方に出会えて、それがすごく刺激になっています。日々勉強になることばかりです」と目を輝かせた。

そして、川島が「グループとしては10年、このメンバーで5年、長く続けてきてようやく夢をかなえることができましたが、夢はまだまだ終わりませんし、チャレンジを続けていくグループでありたいと思っております。しゃべっている姿や雑誌、ananさんを通してTravis Japanの魅力を少しでも届けていけたらと思っています。引き続きよろしくお願いいたします」と力強く意気込みを語った。

また、俳優部門の松下洸平、フォーカス部門の上白石萌歌、メッセージ部門のAwich、カルチャー部門の小島秀夫らも続々と登壇。アーティスト部門の上白石萌音、アスリート部門の佐々木朗希、松川虎生、ボディメイク部門のかまいたちはメッセージVTRを寄せ、受賞の喜びを伝えた。

「anan AWARD 2022」松下洸平

そして、フィナーレを飾るのは「anan AWARD 2022」の大賞に輝いた山田涼介。山田は今年、主演映画「大怪獣のあとしまつ」「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」(2部作)が公開され、現在は主演ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)が放送中。「ジャにのちゃんねる」「LEOの遊び場」といったYouTubeチャンネルでも活躍するほか、Hey! Say! JUMPとしてはデビュー15周年を迎えた。

山田に贈られた大賞は、さまざまな場所で、さまざまな姿で常に第一線に立ち続け、時代を切り開くスターとして人々を楽しませている。そんな山田への感謝の意が込められているという。山田は「明後日にHey! Say! JUMPが15周年を迎えるというタイミングでもあり、僕自身は今年が20代最後の年。そんなときにこのような栄誉ある賞を頂けて本当にありがたく思います。これからもたくさんのエンターテインメントを、いろんな形で楽しんでいただけるように日々努力していきたいなとあらためて思いました」とあいさつ。

受賞にあたり、これまでに自身が登場したananの中から印象的だと振り返るのは、2017年発売のアニメを特集した一冊。「映画『鋼の錬金術師』に出演した際、“エドワード・エルリックの格好でご出演を”とご提案いただけたときはすごくうれしかったです。いつもの表紙撮影よりも多い枚数を撮影したことをすごく覚えてます…1000枚は超えていましたね。ananさんはいつも、その時々の自分にフォーカスを合わせて特集を組んでくださるので、今の自分を表現する場としてすごくありがたいなと思っています。雑誌が楽屋に置いてあったりもするので、それを見てメンバーもこういう撮影してたんだねと声をかけてくれました。でも、僕自身は本屋さんにいって自分と目が合うと、ちょっと恥ずかしくなる瞬間があります(笑)」と明かした。

「anan AWARD 2022」山田涼介

また、2022年を「本当に充実していたな」と振り返っていく山田。「(演技の仕事が)ライブツアーと重なって心身ともにつらくなってしまう時期とかもあるんですけど、待ってくださっている皆さんがいるんだなと思うと頑張れます。きれいごとではなく、本当に楽しんでもらえたらいいなと思いながら」と。また、新しいチャレンジにも果敢に挑んでいく。「新しい扉を開くのってすごく勇気のいる作業だと思うんですよ。だけど、それをできる人間がやらないと後が詰まっちゃう。後輩たちもたくさん増えてきたので、そういう子たちに“こういう道もあるんだよ”と道しるべを作ってあげないといけないなと。先輩としての気持ちが芽生えてきたというのもあって、自分がそういう道を切り開ける人間であるのならば、新しい扉を開いてみようか、冒険してみようかなっていう気持ちは常に持っています」と語った。

さらに、11月14日でCDデビュー15周年を迎えるHey! Say! JUMPについて、「(15年間は)早かったけど、振り返ってみるといろんなことがあったなと。でも、僕たちは本当に若くしてデビューさせていただいたので、まだ29という歳で15周年を迎えられて。本当に皆さまが応援してくださっているおかげですし、まだまだここからだなっていう思いが自分としてはあるので、20、30周年もグループみんなで過ごせるように応援していただければ」と。また、メンバーに伝えたいことを問われると、「“うまいお酒のもうな”…仲良いので特別かける言葉もないというか(笑)。でも、半年に1回だったり、周年になるとみんなでご飯行ったりしていたので、もうちょっと落ち着いたらみんなで行けたらいいな」と笑顔を見せた。

そんな山田は、これからやりたいことを問われると「僕はあまり目標とか夢とかを立てないタイプなんですけど、そのときにやりたいと思ったことを瞬時にやれる人間でありたいなっていうのは常に思っています。だから、あまり今これをやりたいなっていうのはないんですけども…でも、グループで国立競技場とかで(ライブを)やってみたいですね、いつか」と。

さらに「皆さまが普段から応援してくださるおかげでこのような賞を受賞させていただけると思っております。本当に感謝しています。皆さまに飽きられない人間になれるように。“山田涼介はいつ見ても新しいことにチャレンジしてるよな”って思ってもらえるような人間になりたいと思ってます。これからも努力しますので、ぜひ山田涼介、そしてHey! Say! JUMPについてきてください」と伝えた。

「anan AWARD 2022」山田涼介

授賞式の最後に、登壇者全員が今後の意気込みを述べていく。Travis Japanの宮近は「世界デビューをさせていただいて、大きなチャレンジがやってきたと思っています。自分たちらしく、自信を持ってそのチャレンジを楽しめるようなぐらい励んでまいりたいと思います」、上白石萌歌は「本当に目まぐるしく世の中が変わっていく今ですが、きっと“エンタメが好き”とか、人の心が求めているものはずっと変わらないような気がします。これからも皆さんの心を動かせるような表現ができたらいいなと思います」。

Awichは「日頃から発信しているメッセージが、何とか今の日本の女性たちに届いているのかなという実感をしております。これからもいろんなことにチャレンジしていければと思っていますので、ぜひ見守っていてください」、小島は「ゲームを作り続けてもう36年ぐらいなんですけど、ようやくゲームがカルチャーとして認められた気がして非常にうれしく思います。今後もゲーム、エンタメを通して、世界中の幸せにできるようなカルチャーを目指して作っていきたいと思います」。

松下は「ananさんの現場に来るたびに、いつもたくさんの刺激を頂いてます。今年は表紙を飾らせていただいたり、自分にとっても特別な経験をさせていただきました。ananさんとまたご一緒できるように、精いっぱい音楽活動も俳優業も精進してまいりたいと思います」、山田は「これからも自分の中で限界を決めずに、皆様に楽しんでいただけるエンターテインメントを届けられる人間になれるように頑張っていきたいなと思います。あと、Travis Japanに負けません!」と語った。

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