オスカー女優エマ・トンプソンの“神対応”に原作者も感激「ビルド・ア・ガール」メイキング映像解禁

映画
2021年10月31日
© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019

公開中の映画「ビルド・ア・ガール」より、エマ・トンプソンとビーニー・フェルドスタインの初共演シーンのメイキング映像が解禁された。

本作は、イギリスでコラムニスト、ジャーナリストとして活躍するキャトリン・モランの半自伝的小説を、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」「レディ・バード」で強烈な印象を残したビーニー・フェルドスタイン主演で映画化。ビーニー演じる文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生・ジョアンナが、失敗や挑戦を繰り返しながら、がむしゃらに成長していく青春ストーリー。

解禁されたのは、エマ・トンプソン&ビーニー・フェルドスタイン初共演のメイキング映像。「ハリー・ポッター」シリーズのシビル・トレローニー役や、話題作「クルエラ」で非情なカリスマファッションデザイナー・バロネス役でおなじみのオスカー女優、エマが演じるTHE FACEの編集長アマンダ・ワトソンが、ビーニー演じる主人公のジョアンナに「あなたはこれを書くべきよ」と、新たな道を指し示すシーン。辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”として目覚ましい活躍を見せるものの、本来の自分を見失っていたジョアンナは、編集長アマンダ・ワトソンとの出会いによって、作家としての新しい未来を手に入れていく。

監督のコーキー・ギェドロイツは、エマについて「映画の最後に象徴的な人物を登場させたいと思っていた。誰か大物が登場して、主人公に『あなたは素晴らしい。混乱して、間違いを犯し、馬鹿なこともやってしまったけど、それでもあなたは素晴らしい』と言ってほしかった」とエマに重要かつ説得力のある役どころとして起用した背景を明かす。

© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019

エマ本人も「この映画はとても意味のあるものだと思う。『社会で女性としての振る舞い方』を誰もが考えなくてはいけない現代に、これ以上ピッタリな作品はないと思う」と、世界を代表する女優・脚本家として常にトップランナーとして走り続けてきただけでなく、ハリウッドを取り巻く体制にも声を上げてきた彼女が語る言葉の意味は大きい。

エマと初共演となったビーニーは、撮影前夜は眠れなかったというほど緊張していたという。「エマとの仕事は本当に幸せだった。彼女はすごく温かくて面白い人。ミュージカルの話をしたんだけど、夢のようだった」と笑顔で振り返る。

エマもビーニーに対し「彼女のために脚本を書きたいと考えてしまう。彼女は唯一無二のスターで、素晴らしい若い女性でもあり、とてもひたむきかつ献身的。さらにさまざまなことに優秀で、仕事に対してプロフェッショナル。ビーニーは“ホンモノ”よ」と、彼女の魅力を絶賛した。

メイキング映像では、エマがスタッフやビーニーたちと談笑し、和やかに撮影を進めている様子に加えて、原作者で脚本を手掛けたキャトリン・モランがエマについて「高級店のチョコレートの箱を持ってセットにやってくると、みんなにチョコを振る舞って回ったの。エマ・トンプソンって、そういうことが自然にできる人。彼女がセットに来た日は“エマ・トンプソンの日”として知られているわ。もう、まるで聖人よ!」と語るような“神対応”なひと幕も。

作中では主人公に新たな道を示すという重要な役を演じ、撮影現場においてもビーニーをはじめ役以上にまわりに多大な影響を与えたエマ・トンプソン。彼女が演じるアマンダによって、失敗から再び立ち上がったジョアンナがどんな新しい道を歩き出すのか注目したい。

「ビルド・ア・ガール」メイキング映像

作品情報

「ビルド・ア・ガール」
公開中

公式サイト:https://buildagirl.jp/

© Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019

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