堀家一希主演の映画「世界は僕らに気づかない」が大阪アジアン映画祭コンペティション部門に入選

映画
2022年02月17日
「世界は僕らに気づかない」
「世界は僕らに気づかない」

第17回大阪アジアン映画祭コンペティション部門の入選作品が発表され、年内公開予定の映画「世界は僕らに気づかない」が選出された。

「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに開催されている大阪アジアン映画祭。本作が入選した「コンペティション部門」は、映画祭の中核となる部門で、審査委員によってグランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞などが選定される。2021年は「いとみち」(横浜聡子監督)が入選、グランプリを受賞した。

「世界は僕らに気づかない」の主演は、「泣くな赤鬼」(2019年/兼重淳監督)では高校時代の斎藤(ゴルゴ)役、「東京リベンジャーズ」(2021年/英勉監督)ではパーちん役を演じ、個性的な演技で注目を集める堀家一希。脚本・監督は、さまざまな映画祭での受賞経験を持つ飯塚花笑が務めた。

劇中で描かれるのは、複雑なバックグラウンドを抱える主人公・純悟(堀家)の人間ドラマ。フィリピン人の母親と2人きりの家庭で育ち、そのバックグラウンドを受け入れられず、周囲とはギクシャクした関係に。そこに思春期ならではの不安定な感情もプラスされた、難しい役どころを長編映画初主演の堀家が堂々と演じ切った。また、そんな純悟への深い愛情を抱きつつ厳しい態度も取ってしまう母親・渡辺レイナを、スコットランド人の父親とフィリピン人の母親を持つGOWが演じている。

「世界は僕らに気づかない」
2022年内公開予定

<STAFF&CAST>
脚本・監督:飯塚花笑
出演:堀家一希、GOW、篠原雅史、村山朋果、岡田信浩、宮前隆行、田村菜穂、藤田あまね、鈴木咲莉、加藤亮佑、高野恭子、橘芳美、佐田佑慈、竹下かおり、小野孝弘、関幸治、岩谷健司 ほか

<STORY>
群馬県太田市に住む高校生・純悟(堀家)には、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母・レイナ(GOW)がいる。父のことは母から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親とのつながりである。純悟は恋人の優助(篠原)からパートナーシップを結ぶことを望まれるが、自分の生い立ちが引け目となってなかなか決断に踏み込めずにいた。そんなある日、母親のレイナが再婚したいと恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親を探すことにするのだが…。

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