玉山鉄二×深川麻衣の映画「今はちょっと、ついてないだけ」特報映像解禁

4月8日（金）公開の玉山鉄二、深川麻衣が出演する映画「今はちょっと、ついてないだけ」より、特報映像が解禁された。

本作は、伊吹有喜の同名小説を映画化。監督・脚本は「流れ星が消えないうちに」「パーフェクトワールド君といる奇跡」などで注目される柴山健次が務め、撮影は千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市が製作協力して行われた。物語の舞台となるのは、がむしゃらに働いて挫折をした人々が集まってきたシェアハウス。かつてスターカメラマンだった主人公・立花浩樹を玉山、立花が住むシェアハウスの先輩住人・瀬戸寛子を深川が演じる。

解禁された特報映像では、不本意ながら借金を抱え表舞台から姿を消した、元人気カメラマンの立花（玉山）が、失職した元テレビマンの宮川（音尾琢真）、求職中の美容師の瀬戸（深川）、そして落ち目な芸人の会田（団長安田）らとシェアハウスで出会い、“今はちょっと、ついてない”仲間たちと過ごす日々を映し出す。美しい緑の木々に囲まれた北竜湖でのカヌー。心も体も温まる一杯のコーヒー。共に時間を共有しながら、「今ここにたどり着き、生きている」主人公たち。「ゆっくり、進もうか」と再びカメラを構える立花の気持ちが静かに伝わる特報映像だ。

本作について、柴山監督は「この物語は30代半ばから40代の人生模様に絞っている。一通りの体験を経た世代であり、立ち止まってしまう時期であり、振り返ってしまう時期。自分のこれまでが、これからが、正しいなんて言い切れない不安感の中、それでも月日は流れていってしまう。誰もが必死で生きていると知りながらも、自分だけが苦しんでいるんじゃないかと、考えてしまう」とした上で、「さまざまな人生模様を通して、物語の受け手の私たちにも、同じ思いを見せてくれる。苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと、勇気を与えてくれる物語。がむしゃらに働くことが善しとされ、疲れ果てている世代に、包み込むような愛のあるまなざしの映画となる」とコメントしている。

また、「映画のまち調布シネマフェスティバル2022」（2月11日（金・祝）～3月6日（日）開催）で2月26日（土）に実施される「映画のつくり手」に贈る映画賞「映画のまち調布賞」授賞式で、「今はちょっと、ついてないだけ」の世界最速上映が決定。当日は柴山監督＆玉山鉄二、深川麻衣によるトークイベントも実施予定。