中井貴一主演「大河への道」地球1周分を歩いて測量…日本地図完成の舞台裏が分かる本編映像解禁

映画
2022年05月24日
©2022「大河への道」フィルムパートナーズ

現在公開中の中井貴一主演の映画「大河への道」より、日本地図完成までの命懸けの道のりを描いた本編映像が解禁された。

原作は立川志の輔の新作落語「大河への道-伊能忠敬物語-」。中井が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら志の輔に映画化の直談判をしたことをきっかけに制作された。

千葉県香取市で、市役所の観光事業として、初めて日本地図を作った郷土の偉人「伊能忠敬」を描く大河ドラマの開発プロジェクトが始動。総務課主任・池本(中井)は、ひょんなことから観光課の課長・小林(北川景子)によって開発担当に任命される。池本はお調子者の部下・木下(松山ケンイチ)と共に、今は引退したという噂の大物脚本家・加藤(橋爪功)をなんとか口説いて脚本の執筆を依頼するが、思いもよらぬ発見が加藤から池本に伝えられる。なんと、伊能忠敬は地図を完成させていないというのだ。

さらに、舞台は200年前へ。江戸下町の伊能忠敬邸では、天文学者の高橋景保(中井)と助手の又吉(松山)、日本地図完成を目指す忠敬の測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、そして伊能のかつての妻・エイ(北川)によって、驚くべき隠密作戦が決行されようとしていた…。

解禁となったのは、伊能忠敬の亡き後その志を受け継ぎ、伊能が測量し切れなかった地域の測量に臨む伊能隊の姿と、その測量で得た数値を地図に落とし込む、まさに【日本地図完成の舞台裏を支えていた名もなき者たちの道のり】を描いたシーン。

日本初となる地図「大日本沿海輿地全図」は、現行の日本地図と比較しても、その誤差わずか0.2%。衛星も何もない200年前の江戸時代に、驚異の正確性を誇る地図を地球1周分の距離を歩いて測量し、日本地図を完成させた伊能とその部下たちが成し遂げた偉業の一端が垣間見える映像となっている。

©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
本編映像

作品情報

映画「大河への道」
公開中

出演:中井貴一、松山ケンイチ、北川景子
岸井ゆきの、和田正人、田中美央、溝口琢矢
立川志の輔、西村まさ彦、平田満、草刈正雄、橋爪功

原作:立川志の輔(河出文庫刊)/漫画:柴崎侑弘(小学館ビッグコミックス刊)
企画:中井貴一
脚本:森下佳子
音楽:安川午朗
監督:中西健二
主題歌:玉置浩二「星路」(みち)
製作幹事:木下グループ
配給:松竹
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

公式サイト:taiga-movie.jp

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©2022「大河への道」フィルムパートナーズ