大原優乃&寺本莉緒&石田桃香&安藤咲桜「“大人向けの特撮ドラマ”という新ジャンルを切り開いていけたら」

特集・インタビュー
2021年04月01日

女子高生たちが学校を舞台に、プラモデルの銃を使って“生き残りを懸けたバトル”を繰り広げる大人向け特撮ドラマ『ガールガンレディ』が2021年46日(火)にスタート。このたび、プラモデルのコマンダー(司令塔)役として出演する大原優乃さん、寺本莉緒さん、石田桃香さん、安藤咲桜さんに、作品の見どころや衣装の好きなところなどを語ってもらいました。

◆それぞれ役柄を教えてください。またご自身と共通点はありましたか?

安藤:私が演じるデイジーというキャラクターは、戦闘が好きで狂気的な一面があるんです。私自身、FPS(ファーストパーソン・シューター)ゲームをやっていて、この4人の中だったら一番戦闘慣れしていると思うので(笑)、共通点はそこですかね。FPSゲームの中でも比較的敵に突っ込んでいく好戦的なタイプなので、結構通ずるところがあります(笑)。

寺本:ビアンカはすごく控えめで、あまり笑わないキャラクター。おっちょこちょいで抜けている部分もあるんですが、そこは私と似ているかもしれません。そして眼鏡をかけているんですけど、実はあの眼鏡は伊達眼鏡で形から控えめに見せているところがあるんです。私もスポーツをやる時とか形から入るタイプなので、そこも似ていると思います。

大原:アリスはコマンダーの中でも、人間的な感情が大きいキャラクターで、チームメイトの死に涙をしたり、すごく優しいんです。人間的な気持ちが強いので、似ているなと感じる部分よりも、コマンダーの中では演じやすかったんじゃないかと思います。

石田:シャーロットは関西弁をしゃべるのが特徴なんですが、私も大阪出身ということもあり普段関西弁なんです。プレイヤーに指示を出す時もほんまに考えずに行動するというか、口から出たことを信じてやっていこうみたいなノリが強い子で、そういうところは、普段の私もノリと勢いで物事を進めることが多く、私を追求していった先にシャーロットがいるという感じです。

◆撮影で大変だったこと、楽しかったことを教えてください。

安藤:私たちコマンダーは、結構な装備を付けているんです。ヘッドフォンをして、ウィッグを着けて、カラーコンタクトをして、さらに今まで着たことのないような衣装だったので最初は戸惑いがありました。ウィッグを着けている時点でも頭が締め付けられるんですが、さらにヘッドフォンをしているので、もっと頭が締め付けられるんです。

石田:シャーロットはツインテールだったから、ほかのキャラクターよりウィッグが2倍ぐらい重たかったんです。撮影の終盤になってくると、ウィッグが後ろに引っ張られてしまって、オン眉になってきて…。メイクさんたちが私の頭を必死に抑えてくださって、私も何とかしてオン眉を防ごうと力を注いでました(笑)。

安藤:そうだったね。ヘッドフォンをしていると周りの音も結構遮断されてしまうので、監督さんの指示がよく聞こえなくて、「すいません、もう1回言ってください」みたいなアクシデントもありました。

大原:確かに、あったね。

寺本:コマンダーはプレイヤーの方と一緒に撮影をする時間が少なくて、プレイヤーたちが戦っている姿が画面に出ているはずなんですけど、撮影中はその映像がなかったんです(笑)。なので、すごく熱を込めたり、何か言われているんだろうなっていうのを考えながら演じるのが難しかったですね。

安藤:距離感がつかめなくて、よく壁にぶつかったりもあったよね。特にデイジーは右目が隠れていたので、右後ろから話しかけれられるとビックリするっていう、初めて死角を体験して大変でした。でもそういった新鮮な体験をさせていただいたっていうのはすごく楽しかったですし、趣味でコスプレもするのでワクワクしました。撮影中も「自分の趣味が仕事でできるって幸せだな」って思いながら挑んでいました。

大原:手袋をしていて素手が出ていなかったので、スマートフォンの指紋認証や台本のページを1人でめくることができなかったんです。小春役の(白石)聖ちゃんに「ごめん」って言って、あうんの呼吸でページをめくってもらってました(笑)。

石田:コマンダーのみんな4人で撮影するところは、それぞれのキャラクターが等間隔に並んでいるのが俯瞰で見ていてもずっと慣れなくて。みんなカットがかかって、「お疲れ様です」って言った時の人間に戻る瞬間というか、そういう表情を私はこっそり見て楽しんでました(笑)。

大原:夏に撮影をしていたこともあって、猛暑との戦いもありました。皮で作られているボディースーツなので、熱がこもってしまうんです。特にアリスは指令室だけでなく、みんなが戦っている学校でも撮影することが多かったので、その時は5人ぐらいのスタッフさんが円になってあおいでくださったりして、本当に支えてもらいながら、撮影をさせてもらいました。

◆衣装のお話もでましたが、お気に入りのポイントはありますか?

安藤:全体的にものすごくカッコいい衣装で、デイジーは特に黒と赤を基調に作られていて、好きな色が黒ということもあって、カラーリングがすごくカッコいいなと思いました。あと、おなかにタトゥーが入っているキャラクターなんですけど、そこがもう最高で。毎回、タトゥーシールを貼っていたんですけど、角度や位置で見え方を計算しながら貼っていただいていたので、注目して見ていただきたいです。

寺本:唯一首が詰まっていて、襟もあって、ネクタイをしているんですけど、そこはしっかりしているビアンカぽくって好きなところです。色使いも好きで、エメラルドグリーンと、発色のいいピンクで、パキっとした感じがすごく好きでした。

大原:私はもともとアニメや漫画が好きで、コスプレにすごい興味があったので、アリスという役を通してすてきな衣装を着させてもらえたのは、いつもひそかに胸が高鳴っていました。クランクインまでに3回ほど衣装合わせがあって、どんどん自分の体にフィットしていったので、その過程で思い入れが強くなっていきました。それぞれに合ったサイズで細かいところまで合わせてくださっているので、より思いがあります。あとは、アリスは水色のカラーなんですけど、ちょっと美白になるために、いつもより白めのファンデーションを塗って頑張ってました(笑)。

寺本&安藤:えぇ~!

大原:首まで塗ったりしてたんだよ(笑)。

石田:知らなかった! シャーロットは、ひらひらのフリルが付いているんですけど、しゃべったら毒舌というか、わりとおっさんが出てくるんちゃうかってくらい言葉遣いが乱暴なんですけど、そのフリルでかわいらしいものが好きなところが好きです。最初の衣装合わせの時は歩くのも大変やったよね?

大原:歩くたびに、ミシミシいってたよね(笑)。

石田:ほんまにロボットみたいな歩き方しかできなかったんですけど、改良してもらって最後は走れるぐらいまで自分の体にぴったりして。その過程を知っているから、最後きっちりはまった時は感動しましたね。

寺本:ぴったりに作っていただいているから、なかなかコスチュームが脱げなくて、ここだけの話、トイレタイムが限られていたんです。この4人は、そういう同じ悩みがあったからすぐに打ち解けられました。

◆皆さんはサバイバルゲームには興味はありましたか?

安藤:やったことはないんですけど、すごい興味があったんです! このドラマのお話を頂いて、ちょっとやってみようかなと。ゲームではやっていたので、2次元でできたら3次元でもできるだろうといろいろ調べていたんですけど、コロナ禍ということもあって作品に入るまでにやることはかないませんでした…。いつかやってみたいなと思って、サバゲの銃が売っているお店に行ってみたりしています。

寺本:そういうスポーツがあったっていうのを知らなくて本当に未知の世界でした。今サバイバルゲームってはやっているんですよね。サバイバルゲームを知って、とうとうそういう時代になったのかと。テレビゲームなどではなく、本当に動ける時代になっていることにびっくりしました。

大原:私は、実際にやったことがあって。

安藤:いいな~!

寺本:プライベートでですか?

大原:そう!

安藤:すごーい!

大原:やったこともあるし、オンラインゲームのサバイバルゲームもよくやっています。『ガールガンレディ』の世界観でのサバイバルゲームってなると、普段私がやっているサバゲ―とはまた全然違うので、この作品ならではの戦いはすごく新鮮で面白かったです。

石田:私も莉緒ちゃんと同じでサバイバルゲームを知らなかったんです。でも銃を使う映画とか、アクション映画は大好きで。こういうゲーム感覚でできるアクション的なものがあるんやっていうのは勉強になりましたし、楽しい見方ができるようになりました。

◆もし自分がプレイヤーになったら、どのチームに入りたいですか? または、どのプレイヤーになりたいですか?

寺本:確実に、松子(石井杏奈)ですね。

石田:間違いない。

寺本:松子は本当に最強なんです。銃の扱い方も、避け方も、撃ち方も全てずば抜けているので、松子になりたいです!

安藤:デイジーはヒール的な立場なんですけど、私個人的に悪役とかヒール役にひかれる部分があるんです。なので、そういう場に放り込まれたら、ちょっとそっちサイドに立って高笑いしてみたいですね。なので、戦闘第一のデルタに入ってみたいです。

大原:私はやっぱりアルファですね。アルファは個々のスキルが高いわけではないんですけど、仲間を思い合って信じていて、団結力はどのチームにも負けないなと思うので。

安藤:みんな自分のチームだね(笑)。

石田:この流れ的に、チャーリーって言いたいんですけど…。チャーリーははたから見ていたら、すごい楽しくて面白いんですけど、実際入りたいなって思うのはアルファですね。団結力とか、コマンダーとプレイヤーとの連携、愛情がすごく深いチームだと見ていて思ったので、自分が実際戦うってなったらアルファに入りたいです。

◆最後に本作の見どころを教えてください。

安藤:全部が見どころなんですけど、やっぱりアクションシーンかな。めちゃくちゃカッコいいんですよ。撮影の合間にプレイヤーの子たちがアクション練習していたのを見ていたので、ちょっとブルっとくるというか、感動する部分もあって、ぜひカッコいいアクションシーンに注目してもらいたいです。

寺本:うんうん。最終話に近づくにつれて皆さんのアクションシーンがどんどんハードになって、練習を積み重ねてアクションが上手になっているところにも注目です。女子高生たちが命を懸けて戦っている表情とかしぐさっていうのは、普段見ることができないことだと思いますし。ビアンカとしては、初めはすごくおっとりしていて控えめで、「はい、分かりました」みたいな感じなんですけど、最終話になるにつれて、だんだんと感情が出てきたりするので、ギャップも見ていただけたらと思います。

石田:私的にはプラモデルが出てくるのが印象的だったんですけど、実際にこの4人がプラモデルから出てきて、動き始めるシーンは見ていてもすごく面白かったです。これからどうなるんやろう、このキャラクターたちがほんまに女子高生たちと意思疎通できるんだろうか、自分やったらこのチームを応援したいとか、このチームに入ったら面白いかもと、そういうことを想像しながら見るのが楽しいドラマになっていると思います。

大原:私自身、初めて聞いた“大人向けの特撮ドラマ”というジャンルの作品です。この新しいジャンルを私たち『ガールガンレディ』が切り開いていけたらなと思っています。咲桜ちゃんと莉緒ちゃんも言っていましたが、何と言ってもアクションシーンはぜひ注目していただきたいです。撮影の当日にアクションの動きの指示をつけていただいて、それを撮影までの限られた時間の中でやっていました。チームメイトが戦っている姿を見てすごく感動しましたし、コマンダーである私たちは普段は指令室で指令をしている立場なんですけど、自分のチームが危ないと思ったら、指令室を飛び出して自分たちも戦ったりするので、話が進んでいくごとに私たちも動き出すところに注目していただきたいなと思います。

 

PROFILE

大原優乃
●おおはら・ゆうの…1999108日生まれ。鹿児島県出身。A型。アルファタンゴのコマンダー・アリス役で出演。

寺本莉緒
●てらもと・りお…2001115日生まれ。広島都出身。O型。ブラボータンゴのコマンダー・ビアンカ役で出演。

石田桃香
●いしだ・ももか…19971021日生まれ。大阪府出身。B型。チャーリータンゴのコマンダー・シャーロット役で出演。

安藤咲桜
●あんどう・さくら…2001323日生まれ。神奈川県出身。O型。デルタタンゴのコマンダー・デイジー役で出演。

番組情報

MBSTBSドラマイズム『ガールガンレディ』
202146日(火)スタート
MBS 毎週(火)深059
TBS 毎週(火)深128~(初回は深130~)

<STAFF&CAST>
原案:BANDAI SPIRITS
監督:瀧悠輔、平井淳史、関根淳
脚本:宮本武史、吉崎崇二

出演:白石聖、石井杏奈、大原優乃、伊藤萌々香、出口夏希、井頭愛海、鈴木ゆうか、染野有来、大原梓、神南里奈、Hina、見上愛、田辺桃子、葵うたの、寺本莉緒、石田桃香、安藤咲桜、和田雅成、朝比奈彩、濱田岳

<STORY>
女子校で居場所を見いだせない地味な女子高生・小春(白石)の唯一の趣味はプラモデルを作ることだった。ある日、立ち寄った骨董店で、“銃”のプラモデルと“アリス”という名前のプラモデルを購入。夢中になって組み立てたその日の夜。目が覚めると、銃弾が飛び交う学校にいた。目の前には、小春が組み立てたプラモデル・アリス(大原)がまるで人間のように動いてプラモデルの銃を手渡し、小春に「ガールガンファイト」の始まりを告げる。 

●photo/関根和弘 text/田中ほのか

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<応募締切>
2021年4月15日(木)23:59