菅原小春「リスペクトの気持ちでいっぱい」『おかえりモネ』で車いすマラソンを初体験

特集・インタビュー
2021年08月12日

現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)で、車いすマラソン選手・鮫島祐希役を演じている菅原小春さん。「気象情報を競技に生かしたい」と、ヒロイン・百音(清原果耶)の上司である朝岡(西島秀俊)を訪ねてきたことをきっかけに、百音ら気象班の面々は“スポーツ気象”という新しい世界に挑むことに。

今週放送の第13週(8月9日〜)では、暑さに弱い鮫島のフィジカル面の改善のため菅波(坂口健太郎)もチームの一員に加わり、鮫島の東京五輪出場を目指して奮闘中だ。

見ているだけで元気をもらえる、パワフルで豪快な鮫島を演じる菅原さんに、車いすマラソン選手を演じるにあたって取り組まれたことや感じたことなどをお聞きしました。

◆『おかえりモネ』への出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

NHKで、しかも“朝ドラ”という誰もが知っている番組に出演できるのは、大変名誉なことだなと思っています。私自身、お芝居も経験が少ないので緊張もありましたが、いつも応援してくれている祖父に喜んでほしいという気持ちが大きかったので、本当にうれしかったです。

◆車いすマラソン選手を演じるにあたって、取り組まれたことや感じられたことはありますか?

車いすマラソンという競技を今回初めて知りました。練習期間を多くとれたわけではなかったのですが、指導してくださった花岡伸和さんとともに、ポイントを絞りながらトレーニングを重ねました。
実は自主練ということで、車いすでNHKから家まで帰ったこともあるんです。周囲からの視線も感じますし、整備されていない道路は動きづらいし、腕だけの力で進むのは本当に大変なんだと実感しました。
体験してみて、私自身ももっと車いすの方に親切にしようと改めて思いますし、より多くの人が車いすの大変さを知っておく必要があるとも思いましたね。
難しい役だなとはじめは感じましたが、初めての経験ができてとても勉強になりましたし、花岡さんをはじめとするアスリートの方々には、本当にリスペクトの気持ちでいっぱいです!

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK