7ORDERが語る初の全国ツアーで得た気づきと新たな強み「マップに書かれてないことがたくさんあると認識できた」

特集・インタビュー
2021年10月01日

7ORDERインタビュー

◆今回のライブでお気に入りのアレンジやパフォーマンスは?

森田:ライブの頭にロックを意識してアレンジを加えたセクションがあるんですけど、それは僕らが今までやってきたライブや演出とは全然違う。裸一貫というか、生身の自分たちというところを意識した音づくりやナンバーになっているので、頭の入りから今までと違うなっていうのを感じてもらえたらと。

萩谷:あとあれじゃない? ダンスして、すぐベースを持ち変える…。

森田:「What you got」! あれは楽器とダンスのセッションを意識して、そこにラップも入ってきて。フリースタイルな感じのセッションが詰まったところなので、そこは確かに他のアーティストさんのライブでは見られないような展開なのかなと思います。

長妻:「SUMMER様様」でピアノとシンセサイザーを弾いたんですが、曲中に音色や楽器を変えるのが新鮮で、演奏していてすごく楽しかったです。本番の映像を見て結構イケてるなっていうのを感じたので(笑)、これからもトライしてみたいなと思いました。「BOW!!」のシェイカーと鉄琴はもうめちゃくちゃ集中しました。こっちを意識するとこっちが…ってなっちゃって。でも意外とできましたね。

安井:それできたのってさ、両利きになったからじゃない?

長妻:そう! それはありますね。

安井:左手で絵を描く練習をしてて。

長妻:お箸も左手で持って使えるようになって。それは確かにあるかもしれない。完全に生きましたね。

森田:完全に生きたな~!

萩谷:今回ながつは新しい機材導入したし、一番音づくりにこだわってなかった?

長妻:そうだね。スタッフさんもみんなキーボードの周りに集まってくれて(笑)。ここはキーボードの音を上げてみようとかいろいろ調整してくださって。アレンジで好きなのは「Sabãoflower」。そこも聞いていただけたらうれしいなと!

萩谷:メドレーの最後でバンドに戻ったところだね。

安井:今回、俺はアコギ(アコースティックギター)に挑戦したんです。セットリストを決めながらこのコーナーをやるかどうかを話してる時に美勇人が「(アコースティックギターを)やってみれば?」って勧めてくれたから「あ、やってみよう!」って思って。やってみて、みんなすごいなって思いました(笑)。普段はボーカルとして歌だけで参加してるけど、今回楽器をやってみて全然違う楽しみ方があるなぁって思ったり。あと、歌ももちろんそうなんですけど、リハでできてるけど本番だとなんか違う、みたいなことがあるんだなとか。自分の中で気づきがあって、それも踏まえてアコギを鳴らしている自分がすごく居心地がよかったんです。自分のポジションがちょっと違うだけで見える景色が違ったし、多分たくさんやったらもっと変わるんじゃないかなって。音の部分もそうですけど、全体的な雰囲気を見てもらえたら新鮮に感じてもらえる部分があるんじゃないかなっていうのはすごく思いました。

◆アコースティックギターは買ったんですよね?

安井:買いました! 持ってなかったので、取りあえず最初は顕嵐のアコギを借りました。で、(ケースを)ガチャって開けたらすごい高そうな…(笑)、ヴィンテージみたいなギターが出てきて。めちゃくちゃいい匂いするんですよね。ヴィンテージの匂いがするの!(笑)。さすがだな~顕嵐っぽいな、と思いながら使ってたんですけど。ずっと借りてるのもなっていう気持ちと純粋に欲しいなっていう気持ちがあって、ツアーの合間にスタッフさんに付き合ってもらって買いにいきました。羽田の公演では自分のギターを使っています。

萩谷:すぐ決まったの? ビビッときた?

安井:ギター全然分からないから、いろんな種類のギターを触ってみたの。そんなに違いが分かるわけじゃないけど、1日弾くと何かおさまりとか鳴り方とか違うな~っていうのがちょっと分かって。でも結果的には最初に「これ、弾いてみます」って言ったのを買いました!

諸星:アコースティックコーナーで、謙ちゃんのフェイクやさなぴー(真田佑馬)のギターとセッションしたりして、その“生感”がすごい楽しかった。1回も同じ公演がなくて、成長できたのかなと思います。

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