松本まりかの「今まで見せたことがない“素”の部分」を表現したかったタナダ監督 スペシャル対談が実現!『東京、愛だの、恋だの』

特集・インタビュー
2021年10月23日
松本まりか×タナダユキ監督『東京、愛だの、恋だの』スペシャル対談 ©️Paravi
Paraviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』 ©️Paravi

◆最終話では、あらためて「東京」ってどんなところだろうと考えさせられました。お2人にとって、「東京」はどんな街ですか?

タナダ:まりかちゃんは、東京出身なんだよね?

松本:はい。私は東京出身なので、「東京」という街に特別感がないんです。東京の人って、実は東京のことはそんなに知らないんですよね。東京タワーにも仕事でのぼったことがあるくらいで、当たり前にそこにあるから、それを見て「東京だ!!」って感じることもない。なので私は、東京以外の故郷が欲しかったって思うタイプです。なんで自分にはほっこりした故郷がないんだろうって。だから今回、お三方の脚本を読んで、「東京って、意外と素敵じゃん」って視点を持たせてもらいました。発見が多かったです。

タナダ:私は地方出身なので、若いころは東京出身の人がうらやましかったです。情報や選択肢が多いから。でも今は地方出身でよかったなとも思います。選択肢があまりに多いと、逆に何を選んでいいか迷っちゃうだろうなと。そして今の私にとって東京は、とても居心地のいい場所だったりします。これは6話で描かれていますけど、人口が圧倒的に多くて、いい意味で人混みに紛れることができるから。外国の大きな都市もそうですが、東京っていい意味で他人に関心がない。好きなことを好きなようにやっても、「こういう人いるよね」って放っておいてくれる。それも温かさのひとつの形なのかなって、東京にいると思えたりしますね。

PROFILE

松本まりか×タナダユキ監督『東京、愛だの、恋だの』スペシャル対談 ©️Paravi
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松本まりか
●まつもと・まりか…1984年9月12日生まれ、東京都出身。2000年にドラマ『六番目の小夜子』で女優デビュー。2018年ドラマ『ホリデイラブ』のあざとかわいい役柄で注目を集める。最近では、ドラマ「それでも愛を誓いますか」に主演している。

 

松本まりか×タナダユキ監督『東京、愛だの、恋だの』スペシャル対談 ©️Paravi
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タナダユキ
●たなだ・ゆき…1975年生まれ。福岡県出身。映画監督・脚本家。映画『百万円と苦虫女で』で第49回日本映画監督協会新人賞を受賞。手がけた作品に『ふがいない僕らは空を見た』、『ロマンスドール』、『浜の朝日と嘘つきどもと』などがある。

番組情報

©️Paravi
Paraviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』 ©️Paravi

Paravi オリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』
全7話 独占配信中

(STAFF&CAST)
監督:タナダユキ
脚本:向井康介、ペヤンヌマキ、タナダユキ
出演:松本まりか/毎熊克哉、梶裕貴、一ノ瀬颯、清水葉月 ほか

(STORY)
不動産会社で働く35歳の和田かえ(松本まりか)は、何らかの事情で住まいを探そうとする女性や、悩みを抱える知人たちと日々関わっていく。プライベートでは大学時代から10年つき合っている恋人・橋本竜也(梶裕貴)との同棲話が出るが、竜也の浮気が発覚。かえは別れを切り出す。また竜也のことも話せる大学時代からの男友達・芦屋勇作(毎熊克哉)との関係にも変化が…。

 

公式サイト:https://www.paravi.jp/static/tokyo_aikoi

公式Twitter:@tokyo_aikoi

公式Instagram:@tokyo_aikoi_paravi

©️Paravi

 

text/佐久間裕子

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