佐久間由衣インタビュー「トライアングルの三角関係に足を踏み入れたりも…」『最愛』

特集・インタビュー
2021年11月04日

『最愛』佐久間由衣インタビュー

◆『最愛』の現場はその場でいろいろ作っているのがオリジナル脚本ならではだなと感じます。サスペンスで先が見えない中での魅力や難しさがあったら教えていただきたいです。

毎回台本を頂く時はとても怖いというか(笑)。ドキドキしながら台本を読ませていただいています。ゴールが見えないからこそ、あんまり頭で決めつけすぎずに、その瞬間を一生懸命生きていけるっていうのが、すごく楽しいなって思います。難しさとしては…正解がないからこそいろいろできるっていう部分で、ある程度の軸を持っていないとキャラクターがぶれてしまうのかな、と考えたりもするのですが、難しさというよりは楽しさを今は感じていますね。

◆佐久間さんが一視聴者として一番気になるところはどこですか?

私は、井浦新さん演じる加瀬さんが、すごく魅力的なキャラクターだなと思っていつも見ています。カッコよくてかわいくてっていうキャラクターを井浦さんが演じていらして。私も一視聴者として見入ってしまっています。

◆主演の吉高さんの印象はいかがですか?

吉高さんは、本当に現場で太陽みたいで。いつも明るくて、大きな声で笑っていて、現場をすごく照らしてくれる存在なのですが、真田梨央っていう役になった時に、鳥肌が立つというか、そのミステリアスさにいつもお芝居中なのに見入ってしまうような瞬間が何度かあって。切り替えが本当にすごいなぁって。ほんとこういう言葉しか出てこないんですけど、すごいなぁっていうふうにいつも見ていますね。

◆ドラマ公式のインスタグラムに松下さんが撮られた佐久間さんのオフショットも上がっていたと思います。撮影のことやお二人で話したことなどあればお聞きしたいです。

あれは大きなシーンを撮り終わった後、帰り支度をする前に、スタッフさんが「二人で撮り合いっこしてみたら」とおっしゃって。お互いを撮っていたので、後々私が撮った松下さんも多分出るのかな…? ともちょっと思ってるんですけど、フォトジェニックな方なので、すごく上手に撮れましたし、撮るのが楽しかったです。撮影の合間に、好きな食べ物の話とか美術館やアートのお話をさせてもらっていますね。あと内容のこととかは常に…どういう方がいいコンビ感が出るかなどのお話をさせてもらっています。

佐久間由衣インタビュー

◆ハンドクリームを松下さんの手につけるシーンですが、手につけるのって結構勇気がいるかなと思います。それはいきなりやってみたっていう感じだったんですか?

そうですね。そしたら、松下さんが優しく、すごくナチュラルに反応してくださって。「何これ?」って言われて、ハンドクリームですって言って。「ベタベタすんなあ」って言ってくださいました(笑)。

◆演技で見られた自然なリアクションはそのままだったということですね。

そうですね。役として反応してくださいました。ありがたかったです。

◆最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。

私自身もこれからどうなっていくかというのが本当に全く分からないまま、楽しみながら撮影させてもらっています。見ている皆様もすごくいろいろ考察を楽しんでくださっているという声を聞いています。これからもっともっといろんな事件が起きていくので、楽しんでいただきたいです。個人的に桑田としては、どんどん事件に絡んでいく…トライアングルの三角関係に足を踏み入れたりもするので、そういったところも見ていただけたらうれしいです。

PROFILE

佐久間由衣インタビュー
佐久間由衣
●さくま・ゆい…女優。1995年生まれ。TBS系金曜ドラマ『最愛』に桑田仁美役で出演中。主演映画『君は永遠にそいつらより若い』(吉野竜平監督)上映中。ファースト写真集「佐久間由衣写真集 SONNET 奥山由之撮影」(11月4日発売)。

番組情報

金曜ドラマ『最愛』
TBS系
毎週金曜 後10・00~10・54

佐久間由衣インタビュー

<第4話(11月5日放送)あらすじ>
事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情をかぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱き始め、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。
その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。
翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた…。

©TBS

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