飯沼愛×鈴鹿央士インタビュー「どんな人か分からないからこそのワクワク感を大事に」『この初恋はフィクションです』

特集・インタビュー
2021年12月06日

『この初恋はフィクションです』飯沼愛×鈴鹿央士インタビュー

◆鈴鹿さんが祖父江役を務めることは知っていましたか?

飯沼:本当はサプライズで発表だったみたいなんですが、先の予定を見た時に、“衣装合わせ・鈴鹿央士”って書いてあったんです(笑)。

◆皆さん、どんな反応でしたか?

飯沼:みんな「えー!」「鈴鹿さんなの!?」って驚いてました。私を含め女の子4人は「私が女優になる日_」の演技バトルで共演させていただいていたんですが、その時の鈴鹿さんの役名も“祖父江君”だったんです。なので、「つながっていたのかな」とも話しました。

◆鈴鹿さんは、祖父江役を務めることになってどう思われましたか?

鈴鹿:だいぶ後半に出てくるので、マネージャーさんと「あれ?央士君、大物になった?」みたいな話をしました。そんなことはないんですけど(苦笑)。

飯沼:いやいや、大物ですよ!

鈴鹿:ありがとうございます(照)。飯沼さんがそう言ってくれるので、ちょっとうれしいです。でも、顔まで映る期間が短いので、その短い間で泉さんとLINEではやりとりをしてはいるけど、実際に会った時にどういうふうに距離を縮めていこうかと、楽しみにしていました。

◆後からチームに合流する形だったと思いますが、それは祖父江がクラスに合流する時の感情と同じでしたか?

鈴鹿:皆さんすごく心が広くて「やっと、ソブー(祖父江)来た」と受け入れ態勢でいてくれました。顔を撮れない期間もあったので、顔も撮れるシーンになると「ソブー、顔入ります」と(笑)。本当に温かくて、すごく楽しい現場でしたね。

◆鈴鹿さんが祖父江役を務めることが分かってからの撮影は、知らなかった期間と何か変変化はありましたか?

飯沼:知ってからは、“鈴鹿央士さん”っていうのを考えないようにしていました。(泉は)まだ祖父江君と直接会ったことがなくLINEをしているので、どんな人か分からないからこそのワクワク感を大事にしたくて。(祖父江と)出会うシーンの撮影の時も、朝のメイク室が一緒なのでお会いするんです。でも、そこは鈴鹿さんをあまり見ないようにと意識していました。

◆鈴鹿さんにもそんな飯沼さんの意識は伝わってきましたか?

鈴鹿:ちょっと「僕、何か嫌なことしたかな?」と思いました(笑)。

飯沼:え、本当ですか!?

鈴鹿:出会いのシーンはすごく大切でしたし、出会うまでお互いを探している期間も長くあったので、その間は僕も飯沼さんをあまり見ないようにしてました。1人で(泉を)探している感じを出したかったので。なので、一瞬「あれ?」ってなりましたけど、「そういえば、今日こういうシーンを撮るから、そういうことか!」とピン!ときました。

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