嘉島陸インタビュー「次の台本がくるのがいつも楽しみなんです(笑)」『SUPER RICH』に出演

特集・インタビュー
2021年12月09日

嘉島陸インタビュー

木曜劇場『SUPER RICH』(フジテレビ系 毎週(木)後10・00)で、衛(江口のりこ)率いる「スリースターブックス」の若手社員・鬼頭流星役を好演中の嘉島陸さんにインタビュー。“かわいい後輩感”を目指した役作りについてや撮影エピソード、今後の抱負などを聞きました。

◆オーディションを経て『SUPER RICH』への出演が決まったときはどんな心境でしたか?

出演が決まったと聞いたときは、まず選んでいただいたことへの感謝の気持ちと、選んでいただいたからには、しっかりと取り組もうという責任を強く感じました。

◆周りの方々の反響はいかがですか?

家族とか、お世話になっている方にはおめでとう、頑張って!と言っていただいて、事務所の方には役をいただいたからには責任をもって取り組んでくださいという激励をいただきました。

◆本作はオリジナル作品ですが、どんなふうに流星というキャラクターを作っていったんですか?

監督の話を伺って、僕が考えたキャラクターと照らし合わせながら、一つ一つ丁寧に作っていく感じになりました。それがすごく楽しいですし、僕自身も発見があって勉強になりました。

◆流星役を演じるにあたって意識したことは?

衣装合わせの時に、監督から“明るく元気なキャラクター”と言われたのでその点を大切にしています。流星は天然というか少し抜けているところがあって(笑)、1話のときは一番年下だったので、かわいい後輩感を出していければと考えていました。
流星は僕と同じ沖縄出身の設定なので、その部分は意識しました。
あとは、前半部分の後輩感からちょっとずつ成長していく過程も見せていくことができたらと考えながら演じています。

◆監督とディスカッションをする感じですか?

監督が何人かいらっしゃるので、僕から提案をして、そこから監督が方向付けをしてくださる場合もありますし、撮影前にこうしてほしいと指示を受ける場合もあります。いろいろなことを経験させていただいているので、すごく有意義な時間を過ごせています。

嘉島陸インタビュー

◆クランクインの際はいかがでしたか?

とても緊張しました。クランクインが、衛さん(江口のりこ)と、編集長(古田新太)とのシーンだったので、そのときはすごく緊張したことを覚えています。

◆主演の江口さんをはじめ、共演者の方々の印象は?

皆さんすごく温かく声を掛けてくださるので、現場に行くのが毎回楽しみなんです。すごく緊張はするんですけど、スタッフや共演者の皆さんのおかげで今は少し余裕をもって現場に入ることができています。本当にありがたいです。

◆その感覚が流星のフレッシュ感やチーム感につながっていますよね。

それは共演者の皆さんのおかげなので、感謝しています。
スタンバイの時はけっこうたわいない話をしていることが多くて。インターン役の方々と一緒のシーンが多いんですが、仲の良さはスタンバイのときのおしゃべりとか、そういうところから生まれているのかなと思います。

◆嘉島さんのインスタでも楽しそうなオフショットがアップされていますね。

本当に皆が仲良くて、いじられることも多いです(笑)。それが流星のキャラクターで大切にしていた“かわいがられる後輩感”ということにもつながっているように思います。

◆物語は終盤に向けてまさにジェットコースターのような目まぐるしい展開が続いていますが、どんなふうに感じていますか?

初めて台本を読んだときから展開が早いなと感じていました。その分すごく作品にのめり込めるので、次の台本がくるのがいつも楽しみなんです(笑)。

◆残すところあと2話ですが、見どころは?

最終章は、衛さんと優君(赤楚衛二)と空さん(町田啓太)の関係やこの会社や社員がどうなっていくのかを楽しみにしていただけたらと思っています。
流星はだいぶ年月が経っても沖縄弁が続いているので(笑)、何年たっても沖縄弁をしゃべっているキャラクターとして、ぜひ皆さんに覚えていただけたらうれしいです。

◆本作ではフレッシュな愛され後輩キャラを好演されましたが、嘉島さんが考える“演じること”の魅力はどんなところにありますか?

この仕事は、見ている人に気持ちや想いを伝えられる仕事だと思うんです。作品を見た人たちが何かを考えるきっかけになったり希望をもてたり、なので一つ一つの作品に対する向き合い方は大事にしていきたいと思っています。

嘉島陸インタビュー

◆ちなみに、作品に入るときの準備することはありますか?

僕は台本を一度読んだら別の紙に台本の内容を箇条書きで書き写します。このシーンは別のこのシーンと同じ日なんだという時系列などを確認もします。そうすることで感情のつながりなども把握できるので、そこは大事にしています。
台本を読むだけだと読み込み切れないので、やっぱり書いてみて、それを改めて見ることで自分の中で整理ができるので、より頭の中に入っていくという感覚があります。

◆それはこれまでの作品でも?

今回から取り組んだんですが、読み込める量が違うと実感しています。
どの作品も試行錯誤しながらやってきたので、どれが正解なのか自分の中ではまだないんですが、今はこのやり方で取り組んでいます。

◆今後、演じてみたい役柄はありますか?

流星は明るい役だったので、真反対の暗い役も面白そうですね。どんな役も自分にとっては挑戦なので、幅広く演じられるように、いろんなことに挑戦していきたいです。

◆では、嘉島さんが目指す役者像は?

人間性の面でも、お芝居の面でも認めていただけるような役者になりたいと思っています。この仕事は人との出会いも大切なので、人間性の部分も成長させていく必要もありますよね。初めてお会いする方に「目が印象的だね」と言われることが多いので、そこも活かしていきたいです。

◆ここで“役者・嘉島陸”から離れて、プライベートでの趣味やハマっていることがあったら教えてください。

ここ最近は、スーパー銭湯にハマっています。あとはバスケと野球の観戦が趣味ですね。

◆NBAですか?

NBAもBリーグも見ます。中学、高校とバスケットをやっていたので、バスケがすごく好きですね。野球は横浜DeNAのファンです。沖縄にいたころは沖縄遠征の試合やキャンプを友達と観に行っていました。

◆ご自身でプレーもされるんですか?

ちょっともう体が動かないので…(笑)。

◆まだ若いのに!?(笑)

自分の理想どおりのプレーができないのが僕の中で嫌で(笑)。それよりは見ているほうが楽しいです。

◆バスケ好きということは、東京五輪の女子バスケの活躍では相当盛り上がったのでは?

本当にすごかったですよね! 身長が高くなくてもここまでできることを世界に証明してくださったので、日本バスケ界に明るい光をもたらせてくれたと思いました。観ていてすごく楽しかったです。

◆それでは最後に、2022年に向けた抱負をお願いします!

『SUPER RICH』に出演できて、自分自身足りない部分がたくさん見えました。その課題をひとつずつクリアしていく年にしたいですし、今までお世話になった方々、応援して下さる皆さんの期待に応えられるよう一歩一歩、ゆっくりでも進んでいけるような年にしたいです。

PROFILE

●かしま・りく…1998年11月12日生まれ。沖縄県出身。O型。

番組情報

木曜劇場『SUPER RICH』
フジテレビ系
毎週(木)後10・00~10・54

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/SUPERRICH
公式Twitter:https://twitter.com/super_rich_cx
公式Instagram:https://www.instagram.com/super_rich_cx/

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