西島秀俊インタビュー「永野さんがいると現場がぱっと明るくなる」『ユニコーンに乗って』

特集・インタビュー
2022年07月12日
『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

◆劇中でもスタートアップ企業と大手企業とのギャップや、ジェネレーションギャップがありますが、最近西島さんが感じたジェネレーションギャップだったり、新しい発見はありますか?

僕は単純にSNSを一切やらないので、「もうやってくださいよ」って言われるし、なんなら「そのまんまやらないでもらいたい」とも言われるし、そういうギャップはありますね。皆さんには連絡しにくいなと迷惑は掛けていると思います。

◆自分が若かったころと、若い世代の俳優さんたちの印象はどうでしょうか?

みんな若いと言ってもベテランなんです。演技に対する考え方や表現したいことをすごくしっかり持っていて、それを監督やスタッフとディスカッションをしながら作り上げているという感じなので、ジェネレーションっていうよりは単純に僕はデビューが遅かったので、僕のキャリアとは全く違います。そして、何よりも皆さんすてき。現場で見ていてもそうですけが、出来上がった映像を見ても、若いキャストが役の中で悩んだり、楽しく過ごしたり、居酒屋の飲むシーンでわーって盛り上がってたり。2話でも居酒屋のシーンが出てくるんですが、「このまま飲みたいな」というくらい、みんな楽しくなっていましたね。

◆大人の青春がこのドラマのテーマですが、最近大人になってから青春を感じた瞬間はありますか?

クワガタや虫が好きな人たちの集まりに呼んでいただいて行ったんですけど、20歳の人がリーダーだったんです。その集まりには僕より年上の人もいて、でも好きなもののグループだから別にその人の年齢とかも関係ないし、ただ好きだからこうやってみんなで網とライトを持って虫を見に行くっていうのが、青春とまでは言わないけど、好きなものには年齢はあまり関係ないんだなって思いました。ちょっと話はずれるかもしれないですが、年齢問わず好きなもので集まったり、みんなでその好きなことに向かっていくというのは楽しいものですね。

◆最後に本作の見どころを教えてください。

ドリームポニーという会社がちょっと伸び悩んでいるところから、佐奈が自分は何がやりたかったかっていうことだったり、なんでこの仕事を始めたのかってことを思い出して、新しいアイデアでもう一回大きな夢に向かって進んでいくっていうのが2話からスタートします。これから起こってくるいろいろな困難をどうやってみんなが乗り越えていくのか見ていただきたいです。

『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

PROFILE

西島秀俊
●にしじま・ひでとし…1971年3月29日生まれ。東京都出身。A型。

番組情報

火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』
TBS系
毎週火曜 午後10時~10時57分

第2話あらすじ

元銀行員の小鳥(西島秀俊)と、天才エンジニアの現役大学生・海斗(坂東龍汰)を仲間に加えた新生「ドリームポニー」。CEOの佐奈(永野芽郁)は早速ネットの仮想空間に誰もが無料で通えるバーチャルスクール「スタディーポニーキャンパス」を作るという新たな目標を設定! 実現に向けて、まずは現在のアプリを大幅リニューアルすることに。

佐奈は開発のための資金獲得に奔走するが、ベンチャーキャピタルの担当・白金(山口貴也)から、追加投資の条件として20万人の新規ユーザー獲得を提示されてしまう。てんやわんやな状況で焦りも募る中、IT用語に疎く、社内チャットも使いこなせないアナログ人間の小鳥は、小さなトラブルを連発! そんな小鳥に佐奈はついイライラ……

そんな中、須崎(杉野遥亮)は、短期間でユーザーを増やすべく、元カノのインフルエンサー・凛花(石川恋)の協力を仰ぐことに。一方の小鳥は、一人ひとりのユーザーに向けて商業施設でのアプリの体験会を提案。そのアナログな施策に疑問を抱く佐奈だったが…。

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©TBS/撮影:加藤春日

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