太田莉菜インタビュー「釣りの魅力をお芝居を通して伝えたい」『ちょい釣りダンディ』

特集・インタビュー
2022年07月25日
『ちょい釣りダンディ』に出演する太田莉菜©阿鬼乱太(秋田書店)2019/「ちょい釣りダンディ」製作委員会2022
『ちょい釣りダンディ』に出演する太田莉菜©阿鬼乱太(秋田書店)2019/「ちょい釣りダンディ」製作委員会2022

放送中のドラマ『ちょい釣りダンディ』(BSテレ東 毎週月曜 深夜0時~)で「夕まづめ」の女将・七瀬いつきを演じる太田莉菜さんにインタビュー。主演の臼田あさ美さんの印象や「いつもと違う平和な時間が流れる」と感じたという“釣り”についてのお話を聞きました。

原作は「ヤングチャンピオン」(秋田書店)に不定期連載中の阿鬼乱太による話題作。原作では主人公の設定は男性だが、ドラマ化では女性に変更して描かれる。

東京都内の建築設計事務所に勤める通称ダンディこと、檀凪子(臼田あさ美)。彼女は釣りをこよなく愛し、会社帰りや仕事の合間など空いた時間で釣りを楽しむ、“ちょい釣り”女子。釣りができそうなスポットを見つけては、図面ケースに忍ばせた釣具を取り出し、釣りを始める。海釣り、川釣り、食パンを使ったコイ釣りまで、彼女の手にかかればどんな魚でも釣られてしまう。そして釣った魚を新鮮なうちにおいしく食べるのも釣りの醍醐味。釣りを通して人生を楽しむ女性を描く“ちょい釣りドラマ”。

◆本作への出演を聞いた時の心境はいかがでしたか。

女性が釣りを楽しむという今までにない作品であることはもちろん、釣りに限らずたくさんの女性が自分の趣味を楽しんでいる現代にぴったりな作品だったので参加できるのがとても楽しみでした。それにプライベートでも仲のいい臼田(あさ美)さんの連続ドラマ初主演作に呼んでいただけたのも光栄でうれしかったです。

◆太田さんはこれまで釣りの経験はありましたか。

釣り堀へ行ったり、番組で海釣りをしたこともありましたが、自分で竿を組み立てるところから始めるのは初めてでした。

◆実際に釣りを体験されてみていかがでしたか。

釣りにはまる理由は確かに分かる!と思いました。監督はもともと釣り好きな方なんですけど、「釣りは自分を落ち着かせる時間でもあって、めい想に近い」とおっしゃっていて。実際にやってみたら、自分が握っている竿の振動や周りの環境への集中力が大事になってくるので、監督の言葉を実感しました。釣りをしているときは余計なことを考えないで済む、いつもと違う平和な時間が流れるんだなと。

◆太田さん自身は“ちょい釣り”のような趣味はありますか。

私はインドア派なので趣味と言えるかは分からないですが、映画やドラマを見たり音楽を聴いたりすることは好きです。でも現場では、臼田さんと車を借りて子供たちとキャンプとか行きたいねなんて話もしています。

◆本作での“ダンディ”はさまざまな意味を持つ言葉ですが、太田さんにとって“ダンディ”とはどんなイメージですか。

自分に対して余裕がある人や品がある人を思い浮かべます。主人公の檀さんも、まわりの人に対して余裕のある振る舞いをしていて“ダンディ”だなと思いました。

◆主演の臼田さんからダンディさを感じることはありますか。

臼田さんのダンディな部分は、しっかり芯が通っていて誰に対してもよくないことには、はっきり「よくない」とおっしゃってくれるところですかね。私にとって臼田さんはよきお姉さんであり安心してお話ができる方なんですけど、何かあったときはしっかりと注意してくださって。見た目は朗らかで人を緊張させない雰囲気をお持ちなのに、中身は強い芯が通っていている優しいお姉さんです。

◆最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

現代社会って求めてなくてもいろんな情報が入ってきてしまったり、雑多に物事を考えなきゃいけなかったりするじゃないですか。だから、それを断ち切る時間ってすごく重要だと思っていて。私の場合は釣りをしている時間が、そんな時間に近かったんです。釣りをしている間は余計なことを考えなくていいし、終わった後は頭の中がすっきりするような感覚で。「釣りはそんないつもと違う時間を過ごすのにとてもいい手段」というのを、お芝居を通して伝えられたらうれしいです。

PROFILE

『ちょい釣りダンディ』に出演する太田莉菜©阿鬼乱太(秋田書店)2019/「ちょい釣りダンディ」製作委員会2022

太田莉菜
●おおた・りな…1988年1月11日生まれ。千葉県出身。B型。

番組情報

『ちょい釣りダンディ』
BSテレ東 BS⑦ch/BSテレ東4K 4K⑦ch
毎週月曜 深夜0時~

配信:NTTぷらら ひかりTV&ひかりTV「釣り楽ライフ」で1週間先行
※広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer、GYAO!)にて放送直後より配信

©阿鬼乱太(秋田書店)2019/「ちょい釣りダンディ」製作委員会2022