武山瑠香インタビュー「芽郁ちゃんは本当のお姉ちゃんみたいに優しい」『ユニコーンに乗って』

特集・インタビュー
2022年08月23日
『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系 毎週火曜 午後10時~10時57分)に出演している武山瑠香さんにインタビュー。永野芽郁さん演じる佐奈の妹・成川依里役を演じる武山さんに、永野さんとの共演についてや『私が女優になる日_』から1年たった現在について聞きました。

本作は、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若き女性CEOの元に、ある日突然会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマンが部下として転職してきたことで、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちが成長していく姿を描く“大人の青春”ドラマ。

◆よるおびドラマ『この初恋はフィクションです』に続き2作目のドラマ出演となります。ここまで撮影をしてきていかがですか?

最初は緊張でガチガチだったんですが、芽郁ちゃんや他の出演者の方とお話をするにつれて徐々に慣れていきました。初めてお話を聞いたとき、「本当に私ですか?オファー間違えてませんか?」というぐらい信じられなかったです。撮影が始まって2日目くらいでやっと実感が出てきました。

◆実感が生まれたきっかけは何だったんでしょう?

クランクインの日は「永野芽郁ちゃんと何で同じ空間にいるんだろう?」っていう気持ちだったんですが、2日目から芽郁ちゃんと姉妹役として話しやすい空気になって、依里を演じているんだなって実感が湧いたんです。

◆依里ちゃんを演じる上で意識してることはありますか?

依里は天真らんまんな女子高生に見えて、実は夢に向かってどうしたらいいか、自分の中できちんと考えている意志が強い子。それは自分のやりたいことを仕事にしているお姉ちゃん・佐奈の影響を受けているのかなって思います。

『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

◆永野さんはどんな方でしょう?

芽郁ちゃんはカメラが回った瞬間、佐奈になるので、女優さんって本当にすごいなって思いました。笑ってしゃべっていたはずなのに、一瞬でせりふを言ったり、表情も変わって切り替え力がすごいんです。クランクインの日に、私が緊張していたら「緊張しないでいいんだよ」と声を掛けてくださいました。皆さんから「芽郁ちゃん」って呼ばれていたので、姉妹役として打ち解けたいと思って、距離を縮めるために芽郁ちゃんと呼び始めました。私から話し掛けることもありますが、芽郁ちゃんから演技やアニメについて話し掛けてくれて、相談にも乗ってくれるので、本当のお姉ちゃんみたいに優しいです。

『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

◆他の共演者の印象はいかがでしょうか?

皆さん優しくて、私が分からなくて困っているときに、「こうしたらいいんじゃない?」といろいろアドバイスを下さるんです。6話のお母さんが失業してしまって、依里が美容師になりたいのにお金がないから行けないということを一人で考え込んで、それをお姉ちゃんに話に行くっていうシーン。その時に「間をもう少し空けたほうがいいと思う」「自分が思っているよりも長めに間をとっていいよ」と、細かいところまでいろいろ教えてくださいました。

◆芸能界の先輩として、演技以外のアドバイスも?

永野さんに「やりたいと思ったことは全部やったほうがいい。自分から行動していくことが成功につながると思うよ」と言っていただきました。待っているだけじゃなくて、自分からたくさんオーディションを受けたほうがいいんだなと。

◆『初恋F』で共演した坂東龍汰さんもご一緒です。

『初恋F』ののじ君(野島啓介)と比べて、今回演じている海斗はしゃべらないし静か。対照的な役を演じられていますが、坂東さんは坂東さんで変わらなかったです。出演が決まったときに、「決まったね」「頑張ろうな」みたいな話をしました。坂東さんを見るだけで、肩の力が抜けて安心できます。

◆『私が女優になる日_』から1年たちました。この1年で変わったことはありましたか?

永野さんたちの芝居を間近で見ることができて、まばたきや眉毛の使い方まで考えて演技をされていることを知って、すごいなって思いました。『私が女優になる日_』のときも、演技の練習をしていましたが、そういった細かいところまでは分かっていなかったので勉強になりました。そして、芝居を受けてそれに合わせて、自分の感情でせりふを言うことがどういうことなのか分かっていなかったんですが、この『ユニコーンに乗って』の現場で、皆さんから「こういうことなんだな」と学びました。

◆武山さん的には1年で変わったことありますか?

TikTokのお薦めに自分が流れてくることがあって、自分の生活の中に意図せず出てくるとちょっとうれしくなりますね。あと、マスクに帽子姿だったんですけど、駅で「紗羽ちゃんですか?」と話かけられてびっくりしました。

◆このドラマは、新しいことにチャレンジする人を応援したい、というテーマがありますが、今後仕事やプライベートでチャレンジしたいことはありますか?

仕事では、自分とは違うキャラクターをやりたいなと思って、ぶりっ子の役をやってみたいなって思いました。プライベートだと料理を始めたいなと思っています。

◆視聴者に向けてメッセージをお願いします。

8話はこれまで以上にいろんなことが起きる、てんこ盛りなお話になっています。海斗はこのまま出てこなくなってしまうのか、そうじゃないのかにも注目していただきながら、最後まで応援よろしくお願いします。

『ユニコーンに乗って』©TBS/撮影:加藤春日

PROFILE

武山瑠香
●たけやま・るか…2006年7月4日生まれ。東京都出身。2021年4月にオーディション番組TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』にて、全国9000人の中から10人に選ばれ、さらにそこから3か月にわたる演技バトルで2位を獲得。本作が『この初恋はフィクションです』に続いて2作目のドラマ出演となる。

番組情報

火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』
TBS系
毎週火曜 午後10時~10時57分

<第8話(8月23日放送)ストーリー>
海斗(坂東龍汰)の裏切りをいまだに信じられないながらも、前に進むため新たなエンジニアの採用を決意した佐奈(永野芽郁)たち。ネット上で名を轟かす正体不明の天才エンジニア“ミン・ソヌ”をスカウトするため、無謀にも彼が出場するeスポーツ大会に参戦することに。
そんな中、小鳥(西島秀俊)が突然会社を早退。心配に思った佐奈は、須崎(杉野遥亮)の後押しを受けて、小鳥の自宅を訪問する。そこで佐奈は、今まで明かされなかった小鳥の私生活と秘密を知ることに…。
一方、早智(広末涼子)は、特許の横取りはゲームアカデミアの永瀬(松尾貴史)の企みの序章ではと佐奈に忠告する。その言葉に、海斗の裏切りも永瀬が仕掛けた罠だったのではとハッとする佐奈たち。真実を知るべく動き出した佐奈は、海斗の隠された過去と真相に近づいていく。

番組HP:https://www.tbs.co.jp/unicorn_ni_notte_tbs/
番組公式Twitter:@unicorn_tbs
番組公式Instagram:@unicorn_tbs
番組公式Tiktok:@unicorn_tbs

この記事の写真

©TBS/撮影:加藤春日