小峠英二&電脳少女シロ インタビュー「他の番組では扱ってないようなマニアックな“お題”に注目して」『謎解き戦士!ガリベンガーV』

特集・インタビュー
2022年10月14日
『謎解き戦士!ガリベンガーV』©テレビ朝日

教官・小峠英二(バイきんぐ)のもと、電脳少女シロをはじめとする話題のVTuberたちが“特別講師”を招いて“地球にはびこる超難解な現象”の解明に挑み、頭脳を鍛えてきた異色のバラエティ『超人女子戦士 ガリベンガーV』。

2019年1月に木曜深夜2時台でスタートして以来、2021年4月には土曜深夜0時台にお引っ越し。その進化はとどまることを知らず、2022年10月から土曜よる6時半に昇格、『謎解き戦士!ガリベンガーV』としてさらなるパワーアップを遂げる。

そしてこの度、『謎解き戦士!ガリベンガーV』の初回収録を終えた小峠さんと電脳少女シロさんにインタビュー。番組開始以来、初めて芸能人ゲストを迎えた感想をはじめ、お2人がこの番組に感じる魅力や面白さ、お互いへの思いなどをお聞きしました。


◆今回の収録では、番組初の芸能人ゲストとしてカズレーザーさん&菊池桃子さん(10月15日放送)、石原良純さん&菊池桃子さん(10月22日放送)がいらっしゃいました。撮影はいかがでしたか?

小峠:生身の人間がいるというのは、やはりやりやすいですね(笑)。カズレーザーは知識がありますし、頭も柔らかいので、すぐになじんでくれていたなと。菊池さんも以前からVTuberがお好きということで免疫があるようだったのですが、良純さんだけはこの番組が始まったころの僕と同じリアクションをされていましたね(笑)。戸惑う良純さんの姿を見て、僕は知らない間にこの環境に慣れてしまっていたんだな、と実感しました(笑)。

シロ:実は、カズレーザーさんは以前この番組の撮影を見に来られていて、「小峠さんがヤバい奴らに向かって話しかけてる!」みたいなことをおっしゃっていたんです。なので、今回ご自身がご出演されて、同じ苦しみを味わってらっしゃったので、VTuber側としては愉悦を感じていました!(笑)。そして、桃ちゃん(菊池)からはVTuber文化への理解と尊敬を感じて、本当にすてきな方だなと。良純さんはよくテレビで拝見していて元々好きだったのですが、私たちに戸惑っている姿がかわいらしくてキュンとしました!

◆シロさんは芸能人ゲストの方々とコミュニケーションを取るに当たって、何か意識されたことはありますか?

シロ:私は逃げていくものを追い詰めるタイプなので、警戒してくれた良純さんにはついなれなれしく接してしまったなという反省点があります…。今後も博識な方々がゲストでご出演されると思うので、英二の妻候補の1人として、“失礼”と“親しみ”の境界線を探りながらやっていきたいです(笑)。

◆今後ゲストとして出演してほしい方を挙げていただくと…?

小峠:誰だろう…。でも、田中美佐子さんが好きなので、いつかぜひ来ていただきたいですね。

シロ:私は具志堅用高さんです! 実は、私がテレ朝さんのCSでやっている番組にお呼びしたことがあるのですが、“VTuberの孫”みたいな感じで接してくださって、最後は家族のように仲良くなれて…。ぜひ英二を困らせる側、VTuber側としてゲストに呼んでほしいです。英二に楽をさせてはいけません!(笑)

◆先程、小峠さんから「知らない間にこの環境に慣れてしまっていた」というお話がありましたが、番組が始まった当初というのは、VTuberの方々にどのような印象をお持ちでしたか?

小峠:僕は番組が始まるまで全くVTuberを知らなかったので、「なんだこいつら」っていう(笑)。僕が今までやってきたどの番組とも違っているので、最初は相当探り探りやっていた気がします。どこまで突っ込んでいいのか、どこで引くのか、みたいなものはいろいろ考えながらやっていたかなと。

◆対して、シロさんは『サイキ道』(テレビ朝日 隔週日曜 深夜3時~)を機にテレビデビュー、この番組でも活躍されていますが、テレビ出演に抵抗はなかったのでしょうか。

シロ:はい! 元々テレビっ子でしたし、テレビで活動するイメージもずっと持っていたので、テレビデビューはただただ楽しみでワクワクという感じでした! 『ガリベンガーV』に出演させていただくようになってからは、英二との掛け合いからたくさんのことを学んでいますし、いろんな化学反応を体験できていて、もう「毎日が儲け」みたいな感じです(笑)。何をしてもとても楽しくて、テレビを大好きなままでいられています!

◆お2人が感じる、この番組の面白さや魅力はどのような部分だと思われますか?

小峠:「お題」ですかね。毎回なかなか他の番組では扱ってないような、マニアックで細いところを突いているような気がします。「1匹の虫」にスポットを当ててみたり、「プラナリア」1本で30分やったりというのは、なかなか他の番組ではないんじゃないかな(笑)。あと、特別講師の方々もすごく魅力的な方が多くて、それもこの番組の見どころかなと。

シロ:私は、プロが用意した土台の上で、私たちVTuberが大暴れすることに面白さがあるんじゃないかなと思っています。編集の力も借りてではありますが、テレビ慣れしていない私たちの発想がいいスパイスになっているなっていうのは番組のオンエアを見ていつも感じていて…。勉強をより楽しく感じられるような、私たちの気の狂った回答(笑)というのは、『ガリベンガーV』が愛されている理由の1つだと思っています。

『謎解き戦士!ガリベンガーV』©テレビ朝日

◆シロさんは小峠さんの生徒であり、“妻候補”のお1人でもあるということですが、お互いに好きなところを教えてください!

小峠:好きなところ…(笑)。あえて言うなら、僕とVTuberの橋渡し役的なことをしてくれているところですかね。今までこの番組が初めてのテレビ出演というVTuberの方もたくさんいらっしゃったと思うんですけど、そういう方をフォローしてあげたり、話す流れを作ってあげたりしているところは「偉いな」と思います。

シロ:うれしい! 英二は本当に紳士的で、講師の方が緊張されていたりすると「大丈夫ですか?」と温かい言葉を掛けたりするんです。これだけ芸能人としてキャリアがあるのに、そういうところはきっとずっと“英二”なんだろうなって。なので、私たちにもつらく当たろうとはしているんですけど、愛があふれてしまっていて、最近ちょっと辛らつさが弱いんです…(笑)。いろいろ理解をして配慮をしてくれているからなんですけど、もっと暴力的な愛を投げつけてほしいなと。「英二は優しいんだから~!」と、うっとりした目で見ています!

◆そんな小峠さん愛あふれるシロさんとの凸凹なトークもこの番組の魅力かと思いますが、小峠さんご自身もこのやりとりを楽しまれているように見えます。

小峠:楽しい…?(笑)いや、まぁ面白くはありますよ(笑)。楽しいかどうかは分からないですけど、あってもいいんじゃないかなとは思いますね。

◆それぞれ今後番組で取り上げてほしいお題はありますか?

小峠:僕、今「皇帝ペンギン」にハマっているので、皇帝ペンギンの回をやりたいです。前に動物のドキュメンタリー番組で特集されていたのを偶然見たのがきっかけなんですけど、人間っぽいところもあって生態が面白いし、とにかくかわいくて…。人生において初めてYouTubeで動物の動画を見てみたり、なんならDVDも買いました(笑)。もっと皆さんに皇帝ペンギンのかわいさを伝えていけたらいいなと。

シロ:私は、「世界のマナー」に興味があります! 国によっては違う意味に捉えられてしまう行動とかもあるので、そういう講座があったらうれしいですね。あと、いろんな会社の社長さんの問題解決方法にも興味があります! 私、「社長になりそうだよね」って周りから言われていて…(笑)。まったくそんなタイプではないんですけど、せっかく言ってもらえるので、実際の社長はどんな感じでやっているのか学びたいなって思います!

◆最後に、読者の方々へ今後に向けてのアピールとメッセージをお願いします。

小峠:やはり特色はVTuberといういわゆるバーチャルの方々と生身の人間のせめぎ合いといいますか、共存している感じですかね。その光景はなかなか他の番組では見られないと思いますし、食わず嫌いではなく1回だけでも食べてみて、うまいかまずいかを判断していただけたら。

シロ:身近なテーマを、その分野の研究に携わっている方によって深掘りしながら教えていただけるので、一緒に驚きなどを共感しながら見てもらえたらいいなと思います。ぜひ気楽に番組を見ていただいて、最後は「学ぶこともあったし面白かった!」というところにたどり着いてもらえたらうれしいです!

『謎解き戦士!ガリベンガーV』©テレビ朝日

番組情報

『謎解き戦士!ガリベンガーV』
テレビ朝日系
毎週土曜 午後6時30分~

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/garibenv/

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