河村花インタビュー「北川景子さんがお芝居をされるときの目線や言葉がすごく真っすぐ刺さる」『女神の教室』

特集・インタビュー
2023年01月01日

『女神の教室~リーガル青春白書~』河村花

2023年1月9日(月)からスタートする北川景子さん主演ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分)に出演する、天野向日葵役の河村花さんにインタビュー。役の印象や、共演者の方の印象を聞きました。

本作は、北川さんが演じる、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界の在り方を問うリーガルエンターテインメント作品。「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーとする柊木が、いわゆるロースクールである青南大学法科大学院(「青南ロー」)を舞台に、「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に向き合い、成長していく物語となっている。

河村花さんが演じるのは、自分の可能性を諦め、怠惰な学生生活を送っている天野向日葵。著名なビジネスローヤーである父を持ち、半ば強制的に弁護士の道を歩まされてきた彼女は、「司法試験に受からなくてもいい」という気持ちでロースクールでの日々を過ごしている。

◆本作で演じる天野向日葵の印象

向日葵は、弁護士の父をもっていて、強制的にロースクールに通わされているので、自分の強い意志を持って通っているわけではないんです。その分、少し周りと違う空気感を持っていますが、だからこそ周りと視点が違うので、そこを大切に演じたいと思っています。

◆ご自身が向日葵と似ているなと感じる部分はありますか?

台本を初めて読んだときの第一印象では、向日葵と私は生い立ちや育ってきた環境などが違うなと思いました。向日葵はお金持ちで育ちが良くて、できないときは「できない」とはっきり言える素直な子です。そのあたりは私と違うのかなと思っていましたが、物語が進んで、台本を読み進めていくにつれて、心の底にあるものは似ているかもしれないと思うようになりました。

◆向日葵を演じる上で準備したことはありますか?

とにかく台本を読み込むことを大事にしていましたが、最初に演じる現実味を帯びたのは、北川景子さんと学生役の方たちと、実際にロースクールに行かせていただいたときです。授業の様子を見学したり、空気感を学んだりしたときに、今まで私が通ってきた学校とはまた違う緊張感が漂っていて。この緊張感を私もお芝居で伝えられたらいいなと思いました。
また、向日葵を演じるために髪の毛を切ったらどうかとスタッフさんたちに提案されて切ったのですが、すごく向日葵に合っているなと思います。衣装を着て、この髪形で現場に立ったときに、しっくりきますし、納得しました。

◆脚本を読んだ印象

向日葵を通して、北川さん演じる柊木先生の言葉を聞いているのですが、毎話学べる言葉があって、それがダイレクトに心に伝わってくるので、すごくすてきだなと思います。
ロースクールが舞台なので、私と同世代の方にも見てほしいですが、ただ法律の難しい話というわけではなく、法律を通して自分が生きていく中で学べることが多くて。柊木先生の言葉がヒントになることがたくさんあるので、年齢問わず見ていただきたいです。

◆月9枠に出演が決まったときの感想

うれしい!(笑)「月9だ!」となりましたし、月9ドラマは小学生の頃から友達同士で話題になっていたドラマがたくさんあって。北川さんのドラマも見ていましたし、月9に出演できる喜びは本当に大きいです。

◆周りの皆さんからの反響は?

周りのみんなからたくさん連絡がきました。私の家族にも月9が決まったことを報告しましたが、「大変だと思うけど頑張って」と言ってくれました。でも、ただうれしいだけじゃなくて、責任感を感じながら、毎日ドキドキしながら撮影をしています。

『女神の教室~リーガル青春白書~』河村花

◆撮影現場の雰囲気は?

学生役の方たちと撮影をするときは、穏やかな雰囲気もありつつ緊張感もあって、その空間はすごく好きです。主演の北川さんとのシーンは、北川さん演じる柊木先生と、私が演じる向日葵との関係性でお芝居をさせていただいていますが、北川さんがお芝居をされるときの目線や言葉がすごく真っすぐ刺さるので、向日葵を通して自分自身も「大丈夫だよ」と言われている気になるというか…。すごく心に響きます。

◆北川さんと普段はどのような会話をされていますか?

「どうしてそんなにきれいなんですか?」「顔が丸くなっちゃうんですけどどうしたらいいですかね?」とかいろいろ相談しています(笑)。お芝居のことに関しては、先生(役の)方に聞くことが多いかもしれないです。先日、藍井先生を演じられている山田裕貴さんに、言葉の伝え方などを聞きました。

◆山田裕貴さんの印象は?

第一印象は、「カッコいい!」でした(笑)。それと、目力がすごくて。撮影じゃないときも藍井先生に見えてしまします。普段お話しするときも、藍井先生と向日葵として話している感じがしますね。

◆北川さんの目線も、真っすぐで刺さるというお話が先程ありましたが、皆さんのお芝居を見て自分で工夫していることはありますか?

向日葵もどんどん変わっていく役柄でもあるので、先生方の言葉、現場での空気の作り方、目線などを見て、自分もできるようになりたいなと。一つでも吸収していけるように、日々を頑張りたいと思います。

『女神の教室~リーガル青春白書~』
『女神の教室~リーガル青春白書~』河村花 ©フジテレビ

◆学生役の方たちとはどのようなお話をされていますか?

向日葵がよく2人でいることが多いのは前田旺志郎さんが演じる桐矢なのですが、前田さんは初めてお会いしたときから「友達でした?」というくらいの距離感でお話してくださって。後から前田さんに話を聞くと、「実際の距離感がお芝居にも影響するから、役に合わせてコミュニケーションをたくさんとったりしている」とおっしゃっていました。すごくうれしかったし、本当に役に影響するなと思います。他の学生役の方ともいろいろなお話をさせていただいていて、良い緊張感で撮影できていると思います。

◆学生の中で自分に一番近いと思う役は?

前田旺志郎さんが演じられている桐矢が近いかもしれないです。学校の中での立ち位置的に、明るい部分などが似ていると思います。でも、向日葵との共通点もあって、向日葵を知れば知るほど重なるなと感じる部分が出てきます。

◆藍井先生と柊木先生だとどちらの生徒になりたいですか?

絶対柊木先生です(笑)。ドラマの中では藍井先生が人気なのですが、私は柊木先生大好きです! 考えさせられたり、気づかされたりする言葉が多いです。私自身も人として勉強になります。

◆第1話の見どころ

向日葵は最初やる気がないように見えるかもしれないし、本人もやる気の出し方が分からない。でも、あるきっかけがあってロースクールでの生活も楽しくなっていきます。向日葵を通して、自分も頑張ろうと思っていただけるとうれしいです。また、第1話の中でも展開が変わるところもあって、飽きない作りになっていると思うので、ぜひ見ていただきたいです!

PROFILE

河村花
●かわむら・はな…2001年10月28日生まれ。愛知県出身。B型。

番組情報

『女神の教室~リーガル青春白書~』
フジテレビ系
2023年1月9日(月)スタート
毎週月曜 午後9時~9時54分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/themis/
公式Twitter:@themis_fujitv
公式Instagram:themis_fujitv
公式TikTok:themis_fujitv

©フジテレビ