【#今旬コレクション】日向亘、キャッチコピーは「“好奇心旺盛、おしゃべりモンスター”です(笑)」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2023年03月29日

【#今旬コレクション】日向亘

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第54回はドラマ『Get Ready!』で白瀬(通称:スペード)役を好演し、421日(金)スタートのドラマ『ペンディングトレイン―823分、明日 君と』(TBS系)にも出演が決まっている日向亘さんが登場です!

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」日向亘

◆先日ドラマ『Get Ready!』が最終回を迎えました。撮影で楽しかったことはありましたか?

僕が演じた白瀬の高校時代が描かれる7話で、実際の高校に行って撮影したんです。僕はこれまであまり学生役を演じたことがなかったので、久しぶりに制服を着て学校でお芝居できたことが楽しかったですね。僕も高校時代にあまり青春をしてこなかったというのもあって、余計に胸に染みました(笑)。自分の空いていた部分が埋まったような、満たされていく感覚があって。1日出ずっぱりでの撮影で体はドッと疲れたんですが、ものすごく楽しかったです。

◆本誌では妻夫木聡さんとのエピソードを掲載していますが、現場でよくお話を?

基本的に妻夫木さんは、現場にいるときは(演じている役の)エースなので、お話する雰囲気ではないんですけど。時間があるときや休憩中は妻夫木さんに戻るので、そのときは僕もあまり気を使わずにお話ができます。妻夫木さんは切り替えのスイッチがある方で、別人のようにガラッと空気が変わるんです。そういう面でも、本当にたくさん勉強させてもらいました。

◆『仮面ライダーリバイス』出演後初のドラマが日曜劇場となりました。ライダーの現場との違いを感じる瞬間はありますか?

仮面ライダーのときは僕も含め新人のキャストが多いので、スタッフの皆さんが「こうしたらいいよ」「次はああしてみようか」と手取り足取り教えてくれたんですが、日曜劇場は既に完成している方々が集まる現場で。それもトップレベルの方が集まっているので、自分でなんとかしなきゃいけないという違いを感じました。もちろん、分からないところがあれば監督や演出部の方に聞くという姿勢は変わらないんですが、“こういう役でこういうキャラクターである”という基礎的な部分は自分で作っていかなければならないし、その上で相談をする必要があるんだなと。そこは大変さもありましたが、一つのステップアップとしてやりがいを感じる部分だなと思いました。

【#今旬コレクション】日向亘

◆当時学んだことが今生かされているなと感じることは?

肉体的にも精神的にも体力がついたなと思います。ライダーは基本的に毎日、朝から晩まで撮影があって体力がつきますし。監督やスタッフさんをはじめ皆さんからいろいろと指導してもらうので、精神的にも鍛えられました。これより大変なものはないだろう、という日を一年間のうち何日も経験してきたので。そこで自信もついて少し強くなりましたね。“あれができたんだから今日もできる!”って。

◆当時共にライダー作品に出演していた前田拳太郎さんは、同時期に『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』に出演されていました。活躍を見て刺激を受けることもありますか?

もちろん受けますし、拳ちゃん(前田)のドラマは僕も毎週見ています。せりふ量が多くて、専門用語もたくさんあるという話は本人からも聞いていて。“言葉の意味を知らずにせりふを言うことはできないから、毎回意味を調べて覚えている”と。でもそれは、ライダーの現場で来る日も来る日も新しい台本が来るような日々だったことが、今生かされているんじゃないかなって。あくまで僕の憶測ですが…。ドラマで一緒に演じている方たちも、同世代の中で最前線を張っているような方なので、皆さんの足を引っ張らないように意識しているとも言っていて、大変な中で頑張っているんだなと刺激をもらいます。

【#今旬コレクション】日向亘

◆では、ご自身を表すキャッチコピーをつけるなら?

「好奇心旺盛、おしゃべりモンスター」。気になることはとことん調べる、好奇心旺盛なところは自分のチャームポイントだと思っています。そして、人と話すことがモンスター級に好きです(笑)。

◆好奇心旺盛ということですが、今一番気になっていることは?

気球に乗ってみたいです。あと、ムササビのように飛べるウイングスーツ・フライングにも挑戦したいですね。テレビか何かで映像を見て、空を飛びたいなと思って。もともと高いところは苦手なんですが、デビュー作の映画「太陽は動かない」がアクション映画で、ありがたいことに僕も高所でワイヤーアクションをするシーンがあったので、撮影を通して克服できたんです。恐怖心はありましたが、プロの方がフォローしてくださったことで「この方たちなら多分大丈夫だ!」と、思い切って飛べたことが自信につながった気がします。長時間、足場のないところでぶら下がっていたので慣れたというのもあると思うんですが、気づいたら高所が大丈夫になっていました。あと、この現場で虫も触れるようになったんです! もともと苦手だったんですが、島での撮影だったので当たり前のように虫がいて。前までは、体に芋虫がついていたら「ひゃー!」ってなっていたんですけど、当時は島から帰ってきたら普通に手で「ぽいっ」と取って(笑)。ただ、今はもうダメです。また苦手に戻りました(笑)。多分僕は、環境に順応しやすいのかもしれません。

◆では今後、出演したい作品や番組は?

この作品というよりも、撮影を通して地方ロケに行ってみたいです。よく映画の撮影などで「2週間かけて○○県で撮影しました!」などとお話されている方を見て、うらやましいな~と思って。自然豊かなところで、長期にわたって時間をかけて撮影をしてみたいです。理想は、まだ行ったことがない北海道。梅雨の時期がないと聞いたことがあるので、その時期に行けたら最高ですね。あと、旅ロケ番組の『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日系)にも出演してみたいです! 話すことが好きなので、きっと歩きながらずっとしゃべり続けていられると思います(笑)。

PROFILE

●ひゅうが・わたる…2004年3月18日生まれ。群馬県出身。A型。主な出演作は『仮面ライダーリバイス』『Get Ready!』、映画「太陽は動かない」など。

●photo/中村 功 text/山口昭子