紺野彩夏が山本中学の話題作『サブスク彼女』に挑む「トモが幸せを手に入れるために歩む道のりに注目して」

山本中学の話題作を実写ドラマ化した本作で、月額定額制の“サブスク彼女”トモ役を演じる紺野彩夏さん。今回が地上波連ドラ初主演となる紺野さんに、本作に感じる魅力や現場でのエピソード、役にかける思いなどをお聞きしました。

◆まず、この作品への出演が決まった時のお気持ちや印象を教えてください。

最初にこのドラマのお話を聞いたときは、まず作品名に衝撃を受けたことを覚えています。一体どのような作品なのだろうと思っていたのですが、原作や台本を読み進めるうち、トモの純粋さや彼女の根本にある“幸せになりたい”という思いにグッとくるものがあって。また、トモと一緒に「サブスク彼女」をやることになる、なーちゃん（寺本莉緒）やスミレさん（逢沢りな）も個性的なキャラクターではありますが、それぞれに共感できる部分があり、皆さんにもそれを感じていただけるのではないかなと思います。

◆トモを演じるうえで意識していることは？　また、本作が地上波連ドラ初主演ということですが、座長として心がけていることはありますか？

トモがなーちゃんやスミレさんたちと出会って変わっていくさまはもちろん、“沼”にハマってもがく姿など、「サブスク彼女」を始める前のトモとのギャップも表現できたら、と思っています。また、座長としては…“自然体でいること”でしょうか（笑）。みんなに「この現場楽しかったね」と、最後に言ってもらえるような現場にできたらいいなと思っています。

◆トモに思いを寄せるコースケ役の望月歩さんをはじめ、共演者の皆さんの印象はいかがですか？

まだスミレ役の逢沢さんとは共演シーンを撮影していないのですが、なーちゃん役の莉緒ちゃんは撮影の合間でも“なーちゃん”が見え隠れするんです。莉緒ちゃんご自身はサバサバしていて、なーちゃんとは似ていないからこそ、それだけ役に入っているというのがすごいなって。コースケ役の望月君も最初は寡黙なイメージがあったのですが、最近は空き時間に世間話などもするようになり、いい意味で全く印象が変わりました。

◆現場の雰囲気が着々とできあがっている状況ですね。

はい。キャストもスタッフさんも同世代の方が多く、毎日アップするときにみんなで「今日も終わりました！　イェーイ！」と拍手をして盛り上がったり（笑）、和気あいあいとやらせていただいています。締めるべきところはきちんと締めつつ、ピリピリした空気はなく、監督ともお話がしやすい雰囲気なので、日々伸び伸びとお芝居ができてとても楽しいです。

◆最後に、今後の見どころのアピールをお願いします。

トモが幸せを手に入れるために歩んでいく道のりをはじめ、コースケとの2人のシーンでのやりとりにもご注目いただけたらなと思います。また、なーちゃんやスミレさん、ヨリ（内藤秀一郎）といった登場人物たちとの関係性の変化や、心情の移り変わりも繊細に描かれていくので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。

SPECIAL TOPIC

Q.トモは恋愛感情を“搾取”され続ける苦い体験から脱したいという思いから「サブスク彼女」を始めますが、紺野さんご自身が抜け出したいことは？

A.つい夜更かししてしまって生活のリズムを逆転させてしまうことです。もちろん撮影中は家に帰ってすぐに寝るので朝早くても起きられるのですが、次の日がお休みだと全く眠くならなくて、テレビをずーっと見てしまって…。それで気が付くと日が昇ってきて、「えっ、やばい！」とベッドに入るのですが、起きると夕方で何もできなくて、また夜更かしして…の悪循環なので、そこから抜け出せるように頑張りたいです（笑）。