三原羽衣が語る“自分とは真逆”なキャラの役作り「いつも以上に深掘りして役作りしています」『犬と屑』インタビュー

特集・インタビュー
2023年06月22日
『犬と屑』三原羽衣

倉悠貴さん演じる主人公・陽真が、幼なじみの秀司(中村嶺亜)の妻・麗香(三原羽衣)と禁断の初恋に落ちるラブサスペンスMBSドラマ特区『犬と屑』(MBSほか 毎週木曜 深夜0時59分ほか)。SNSの総フォロワー210万人超を誇るインフルエンサーとしても活躍する三原さんに、役作りや今後演じてみたい役などを聞きました。


◆一報出しで「絶対に私が麗香を演じたい」と言われていましたが、麗香にひかれた理由を教えてください。

これまで自分に近しいピュアで真っすぐな役を演じることが多かったので、全く違った役を演じてみたいと思っているときにこの漫画を読んだんです。ドラマ化することは知っていて。麗香が私と真逆のキャラクターだったので“麗香は私が演じたい”と思いました。

◆麗香は既婚者で、妊婦さん。さらに秘密を抱えている役ですが、どのように役作りをされていますか?

麗香は私と全く違う人物なので、共感できる部分は少なかったです。今回はいつも以上に麗香について「どういうふうに思って、こういう行動しているのかな」とか、「このときはどういう感情を持つんだろう」と深掘りして役作りしています。

◆役作りの際は原作も参考にされましたか?

参考にしました。実は私、麗香と同じで薄着でいつも寝るのですが、今までだったら何も考えずに寝ていたところを、麗香を演じることが決まってからは麗香に成り切って寝ています。そうやって、麗香が自分の私生活に入ってくることがあって、「結構、麗香のことを考えているんだな」と思います。

◆撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか? 倉さん、中村さんと同じシーンになることが多いと思いますが、どんな印象をお持ちですか?

撮影現場は、皆さん仲が良くて楽しいです。その中でも、集中するときは集中して、メリハリがしっかりしています。陽真を演じる倉さんは寡黙な人なのかなと思ってたのですがとてもおしゃべりですし、カメラが回ると陽真そのものでギャップがあります。秀司を演じる中村さんは芯から本当に明るい人。私は人見知りなのですが、中村さんがフレンドリーでコミュニケーション能力がすごく高いので、とてもやりやすいです。

◆演じる中で、倉さん、中村さんとお芝居についてお話をされていますか?

撮影が始まる前に「陽真だったら、こっちに行くよね」とか、「たぶんこうするから、こうするね」「じゃあ、私、こうすると思うんで、こうします」とか、そういう意見を言い合ったりしています。お2人が言ってくれるから、私も意見を言いやすいですね。

◆絶賛撮影期間中(取材時)とのことですが、楽しみにしているシーンはありますか?

麗香の家のシーン。未夢(長月翠)や海(植村颯太)が登場してくるのですが、2人は麗香が陽真に隠していることを知っていたりしますし、さらに掛け合いも多くなってくるので楽しみです。

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