杉野遥亮が主演を務めるドラマ『ばらかもん』（フジテレビ系）。先程放送された第8話の撮影現場にTV LIFE webが密着した。
この日撮影されたのは、今回の見どころの一つとなったなる（宮崎莉里沙）の誕生日を祝うシーン。宮崎のほか、清舟役の杉野や浩志役の綱啓永ら主要キャストが勢ぞろいした。
まず取材陣が現場に到着すると、そのことを知った杉野が「よろしくお願いします」と爽やかにあいさつ。子役たちが楽しげにはしゃぐ声が聞こえる中、和やかなムードで撮影がスタートした。
いつもは少し殺風景な清舟の居間だが、この日は誕生日会というだけあって「なるが7さいになる」と書かれた看板やお花紙などで飾り付けられ、一段と華やかな雰囲気に。テーブルの上には貝殻の瓶やプチプチ（緩衝材）、おいしそうな料理などなるへのプレゼントがぎっしりと置かれていた。
もらったプレゼントに対してなるがリアクションをするシーンでは、一つ一つ段取りを確認。モニターをチェックしていた杉野は、子供たちのテンポのいい掛け合いを温かいまなざしで見守っていた。途中でなるのせりふが追加される場面もあったが、宮崎はスタッフからの指示に劇中同様元気よく「およ！」と返事を。戸惑うことなくスムーズに対応していたのが印象的だった。
プレゼントの中には珠子（近藤華）が選んだ“クジャクの羽”も。普段触れる機会のないレア物というだけあって、宮崎は目新しそうに羽を手に持ちそのまま左右にフリフリ…。すると羽の影響か、近くにいた美和役の豊嶋花や綱は目がかゆくなってしまったようでだんだんと涙目に…。しかし、本番がスタートするとそんなつらさをものともせず演じるキャスト陣。カットがかかった後は「目がやばい…」（豊嶋）、「しんどいよね」（綱）とお互いをねぎらうひと幕も見られた。
続いてなるが親友の陽菜（寺田藍月）からおそろいのヘアピンをもらうシーンへ。直前までセットの裏を元気よく走り回り、セットに入ったあとも「可愛くてごめん」をカメラ目線で愛嬌たっぷりに歌い踊っていた宮崎だったが、スタンバイを始めるとスイッチを切り替えてスタッフとせりふを確認。段取りの前後も二人でギュッとくっついたり、カメラに向けて指ハートをしたりと、終始仲良しで本当の親友のようだった。
そして、8話のキーアイテムとなったのが飛行機のおもちゃ。なるが誕生日を迎えると毎年同じ飛行機がもらえることを話すシーンでは、やや長めのせりふが用意されていたが、なかなかうまく言えず言葉に詰まってしまう場面も。悔しそうな表情を浮かべる宮崎に対し、すかさず隣にいた豊嶋が頭をポンっとなでながら「頑張れ」と励まし、近藤が「大丈夫、できるよ」とやさしくフォロー。美和タマコンビに背中を押され、再度チャレンジすると見事OKとなり「頑張ったね」（豊嶋）、「良かったよ」（綱）と褒められた宮崎は、うれしそうににっこり。モニターで自身の演技をチェックし終えると「ベリーナイス～♪」とグーサインをしてこの日一番の笑顔で現場を後にした。
番組情報
『ばらかもん』
フジテレビ系
毎週水曜 午後10時～10時54分
キャスト：杉野遥亮、宮崎莉里沙、田中みな実、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緖里、飯尾和樹、田中泯、荒木飛羽、中尾明慶、遠藤憲一 ほか
原作：ヨシノサツキ『ばらかもん』（ガンガンコミックスONLINE／スクウェア・エニックス刊）
脚本：阿相クミコ、金沢達也
主題歌：Perfume「Moon」（Polydor Records）
企画：上原寿一
プロデュース：髙丸雅隆、高橋眞智子
演出：河野圭太、植田泰史、木下高男、北坊信一
制作協力：共同テレビジョン
制作著作：フジテレビジョン
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photo／中田智章