【#今旬コレクション】杢代和人「ついに来たか」ベッドシーンに挑むにあたって準備したこととは?

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2023年10月26日

【#今旬コレクション】杢代和人

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第69回はドラマ『くすぶり女とすん止め女』(テレビ東京ほか)に出演する杢代和人さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」杢代和人

◆『くすぶり女とすん止め女』では、女性を転がすクズ男っぷりが発揮されていましたが、秀一を演じてみていかがでしたか?

楽しかったです。そもそも自分と異なるキャラクターを演じること自体楽しいのですが、秀一は王道からかけ離れている上に、よくも悪くも人間味があって。完璧じゃないところが演じていて面白かったです。また、年齢の設定が28歳で、今までの作品で自分が演じてきた役の中で最年長だったので、大人の雰囲気を出すことを心掛けました。このドラマをきっかけに演技の幅が広がったと思います。

◆ベッドシーンのお話を聞いたときはどんな気持ちでしたか?

ついに来たかと思いました(笑)。お話を聞いた日は丸一日、真剣に悩んで「頑張らせていただきます」とお伝えして。今の僕にできることはなんだろうと思い、次の日にジムを契約しました。

◆行動が早いですね!

ジムに通って、徹底して上半身トレーニングを行った結果、肩幅や上腕二頭筋がぐんと膨らんで。今の1.2倍ぐらい筋肉がつきました。

【#今旬コレクション】杢代和人

◆努力の賜物ですね。

まだまだ他の人と比べると、普通体形にもなれていないかもしれないですけど。もともと細かった僕からしたら、これでもすごいことなんです。自分なりに精一杯鍛えたつもりでいますので、この頑張りだけは何卒ご理解していただきたいなと思っております(笑)。

◆(笑)。杢代さんとしては、満を持して迎えられたわけですね。

はい。せっかく皆さんに見ていただけるのならば、最高のコンディションにしたかったので。体のラインだけでなく、肌もきれいに整えるために、体にも化粧水を塗ったり、万全な状態で撮影に臨みました。そのときにあらためて「女性の皆さんって本当にすごいな、大変だな」とリスペクトしました。

◆撮影を終えてみていかがでしたか?

実際にお芝居してみたら、想像していた以上に大変でした。俳優さんへのリスペクトも高まりましたし、自分のお芝居に対しても、これからもっと貪欲に一歩一歩頑張っていこうと思いました。僕にとってはすごい経験でしたけど、自分が準備したものも活かせられたかなと思うので、ぜひ注目してほしいです。

◆いつも以上に杢代さんのセクシーさが際立ってますね。

ありがとうございます。そこはかなり重視しました(笑)。

【#今旬コレクション】杢代和人

◆『仮面ライダーギーツ』放送時から『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』や『沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call~寝不足の原因は自分にある。~』に出演されるなど、複数の作品を掛け持ちしたり、コンスタントにいろいろな作品に出演されていますが、いろいろな役を演じる中で役のスイッチはどのように切り替えていますか?

最初は言い回しや動作といった表現の仕方でそれぞれの役のスイッチを切り替えていたんです。でも、現場に行くと自分が作り込んでいったイメージとは変わってしまうことがあったので、それはやめようと思って。“この役ではこういう考え方”、“こっちの役ではこういう考え方”という分け方をするようになったら、うまくスイッチが切り替えられるようになりました。

◆別人格が共存している感じ?

そうですね。同時期に二役やる場合は、2人が存在する軸をしっかり作った上で切り替えています。

◆プライベートで、どちらかの役に引っ張られるようなこともないですか?

ないですね。撮影がない日は、役のスイッチはオフになって、素の杢代和人になります。役の切り替えもそうなんですが、僕は仕事とプライベートの切り替えも得意なんです。だからこそ、いろんなことを並行してできるんだと思います。

◆現在は俳優としてだけでなく、『原因は自分にある。』のメンバーとしても活躍中ですが、グループ活動の経験が役に生きたり、その逆もありますか?

どちらも同じエンタメではあるんですけど、僕の中では別物だと思っているんです。音楽活動はステージに立って歌い踊って7人で戦うものですが、俳優活動は一人でカメラの前でお芝居するもの。似ているようでちょっと違うなと思います。あと、音楽活動では自分を自由に表現できるけど、俳優活動は役に成り切るという前提があった上で別人格を表現するので、そこに自分はいないんですよね。そう思うと、ちょっとじゃなく、かなり別物なのかなと思います。だからと言って、それぞれから全く影響を受けていないわけではなくて。例えば、ステージは一回きりだからこそそこにかける情熱であったり、プレッシャーに負けないメンタル面においては、音楽活動が俳優活動に生きているなと思います。

【#今旬コレクション】杢代和人

◆先程オフのときは、素の杢代和人になるとおっしゃっていましたが、普段の杢代さんはどんな方なんですか?

面白いことを言ったりして、人を楽しませたり笑顔にするのが好きです。友達も多い方だと思います。でも、誰彼お構いなしに仲良くなるというわけではないですよ。一応、TPOはしっかり守りつつ、雰囲気もしっかり見つつ…という感じです。誰彼構わずグイグイいってたら、「やかましいわ!」ってなりますから(笑)。

◆想像していたイメージと…。

違いました?(イメージが)崩れちゃいました?

◆いい意味で(笑)。

いい意味ならよかったです。僕はどんなときも自分を着飾ってないといいますか。今回の現場のように、カッコつけなきゃいけない場面ではもちろんめちゃくちゃカッコつけます(笑)。でも、ずっとカッコつけていたら息が詰まってしまうので。ちゃんと肩の力を抜けるときは抜いてリラックスします。だから、見た目とのギャップが大きいと周りからよく言っていただけるんだと思います。19歳って、10代と20代の狭間じゃないですか。微妙な時期だけに自分を見失ってしまうこともあるかもしれないですけど、常に自分の気持ちに正直でいようと思っていますし、今現在自分の気持ちに正直に、真っすぐ僕は生きています。

◆すてきですね。俳優や音楽活動以外に興味のあるお仕事や今後やってみたいことはありますか?

今はこれだと一つに決めずに、いろんなジャンルのお仕事に挑戦したいです。個人的には、洋服が昔から好きなので、ブランドのアンバサダーやモデルのお仕事などファッション関係のお仕事にすごく興味ありますし、やりたいなと思ってます。夢はパリコレに行くこと! ぜひ最先端のファッションを間近で感じたいです。一観客として、いろんな方にその素晴らしさをお届けしたいです。事務所の先輩の方々がブランドのアンバサダーをされているのですが、アンバサダーの方って絶大な影響力がある方だと思うんです。僕もブランド側から、“ぜひうちの服を着てほしい”と言ってもらえるような影響力のある人間になりたいです。

◆杢代さんが影響を受けた人や憧れの先輩はいますか?

木村拓哉さんです。もともと母がSMAPさんの大ファンで、小さいころからライブに連れて行ってもらっていて。ライブを見て、僕の中で初めてカッコいいという感情が湧いたのが木村拓哉さんだったんです。多方面でずっと活躍されているのは、実力もそうですが、人に愛される力や認められる力量があるからだと思うんです。自分もそういう人になりたいなと思いますし、少しでも木村さんに近づけるように頑張りたいと思います。僕はスカウトでこの世界に入りましたが、芸能活動にのめり込んだのは紛れもなく、木村さんという憧れの存在がいたからなんです。当時の僕のように、杢代和人を見て芸能界に憧れを持ったり、夢を持って頑張れる存在になれたらうれしいなと思います。それもまた一つの夢です。

PROFILE

●もくだい・かずと…2004年5月20日生まれ。東京都出身。AB型。主な出演作はドラマ『仮面ライダーギーツ』『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』など。ダンス&ボーカルグループ・原因は自分にある。のメンバーとしても活躍中。

番組情報

ドラマチューズ!『くすぶり女とすん止め女』
テレビ東京ほか
毎週火曜 深夜0時30分~1時

配信:各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」「Amazon Prime Video」にて順次見放題配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP・TVer)にて見逃し配信

原案:ふちいく子「くすぶり女のシンデレラストーリー」(梓書院)
主演:西田尚美、香音
出演:渋谷謙人、中川大輔、杢代和人(原因は自分にある。)、大久保桜子、MEGUMI/勝村政信

企画・プロデューサー:MEGUMI
監督:太田勇(テレビ東京)、畑中みゆき
脚本:川原杏奈、我人祥太、太田勇(テレビ東京)
プロデューサー:井上穂乃香(テレビ東京)、原口真鈴(テレビ東京)、大波多洋貴(クリーク・アンド・リバー社)、藤倉忠和(KICKY)
劇中メインテーマ:田中恵玲奈「今夜」
エンディングテーマ:MUNEHIRO feat.重盛さと美「survival song」(ALPS STUDIO)
挿入歌:重盛さと美feat.友達「AAAANNNN」(ALPS STUDIO)

制作:テレビ東京 クリーク・アンド・リバー社
製作著作:「くすぶり女とすん止め女」製作委員会

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/kusuburi_sundome/
公式X(Twitter):@ksbri_sndome
公式Instagram:@ksbri_sndome
公式TikTok:@ksbri_sndome

●photo/大石隼士 text/星野彩乃