山下幸輝「“期待してるよ”の言葉をめちゃくちゃ重く感じています」ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』インタビュー

特集・インタビュー
1時間前
山下幸輝『モンティ・パイソンのSPAMALOT』
山下幸輝

2027年1月から上演される“伝説”のコメディ・ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』で、ミュージカル作品に初挑戦する山下幸輝さん。演じるのは、「勇者」と呼ばれながら、実は臆病な騎士・ロビン卿。舞台出演も、福田雄一作品への参加も初めてとなる山下さんに、ダンスやコメディへの思い、そして本作への意気込みを語っていただきました。

◆舞台出演も福田組への参加も初めてとなる山下さん。出演が決まったときは、どのような心境でしたか?

驚きとうれしさが入り交じった気持ちでした。それと同時に、舞台はやったことがないので、「なぜ僕にお話をくださったんだろう」という素直な疑問も浮かびました。でも、俳優を始めて5年目というタイミングで、新しい一歩を踏み出すきっかけを福田さんがくださったんじゃないかなという思いもあって、踏み込んで挑戦しようと思いました。

◆これまで、舞台やミュージカルに出演してみたいという思いはありましたか?

正直なことを言うと、なかったです。ただ、舞台を中心に活動している姉の姿を見て、カッコいいな、生のお芝居っていいなとはずっと思っていました。コメディはめちゃくちゃ好きで、興味もあったんですけど…。舞台で、しかもこれほどの大作に出演するとは思っていなかったです(笑)。

◆福田さんには、今回オファーをいただいた理由も聞きましたか?

今回の公演は「バキバキに踊るものにしたい」というお話になったそうで、それくらいダンスができる俳優を探していたところ、僕を選んでくださったと聞きました。とてもうれしかったです。あと、福田さんは僕が出演した映画『見える子ちゃん』を見てくださっていて、「めっちゃ良かった」「(お芝居について)ビックリした」と褒めていただきました。『SPAMALOT』は、福田さんのインタビュー記事などを拝見する中でとても愛していらっしゃる作品なんだなと強く感じています。そんな作品に一緒に向かっていけることが、本当に光栄ですし、ありがたいことだなと思います。

◆福田さんからは、現時点でどのような言葉をいただいていますか?

「期待しているよ」と言っていただきました。その“期待”という言葉が、めちゃくちゃ重たい(笑)。プレッシャーですね。多分、ダンスが5割、笑いが5割ぐらいの期待なんじゃないかなと思っています。僕からすると、“怖い”の3文字なんですけど、精一杯頑張りたいと思います。

◆コメディがお好きとのことですが、関西出身ということも影響しているのでしょうか?

そうかもしれないですね。普段からお笑い番組やYouTubeが好きで、よく見ています。まだ今回の台本をいただいていないので、どこまで笑いを求められるのかは分からないですが、ただ、笑わせたいなとは思っています。関西出身なので、燃えるところはありますね。僕、ジャルジャルさんのYouTubeチャンネルが大好きなんです。あのシュールな感じがたまらなくツボで。もちろんシーン次第ではありますが、「へへっ」ってなるようなシュールな方向でいけたらいいのかなとも思っています(笑)。

◆福田さんの作品は、アドリブによって思いがけない笑いが生まれるところも魅力です。そのあたり、自信はいかがですか?

どうでしょう…(笑)。できる限り、いろんな引き出しを持って臨みたいなと思っています。でも僕は、相手に振られて返す方が得意なタイプかもしれません。自分から仕掛けるのも好きですけど。

◆今回のキャスト陣で、どんなアドリブを仕掛けてくるのか気になる方はいますか?

え! 全員です(笑)。個性の強いキャストが揃っているので、本当に皆さん、何をするか分からない。福田組の現場を経験されている方も多いので、お稽古の様子を見ながら、どんな感じか探っていきたいです。俳優さんとして個人的に気になるのは、坂口涼太郎さんですね。存在自体がまず個性的ですし、ダンスも本当にお上手なので、楽しみです。

山下幸輝『モンティ・パイソンのSPAMALOT』
山下幸輝

◆山下さんが演じる騎士ロビン卿は、周囲から「勇者ロビン」と呼ばれながら、実はかなりの臆病者というキャラクターです。役柄については、どのように捉えていますか?

自分自身とリンクするところもあるなと思います。僕も、特にアーティスト活動のときは、本番前にすごく緊張するタイプなんです。パフォーマンス前にマイクを受け取ったら、手が震えていたりとか。そういう自分の感覚と役の気持ちを重ね合わせて演じられる部分もあるのかなと思います。

◆普段から、割と緊張されるタイプなんですね。

しますね。今回のお話も、聞いたときからもうめっちゃ緊張しています(笑)。お稽古から本番まで、ずっと緊張しているんだろうなと思いますが、それ以上に、楽しみな気持ちも大きいです。

◆緊張をほぐすために、何か実践していることはありますか?

うーん、なんだろう? 声を出すことかな。発声です。アーティスト活動のときは、意外と別の人の曲を歌うといいんですよ。自分の曲だと、「あれをしなきゃ、これをしなきゃ」と、いろいろ考えてしまうので。別の方向に気持ちを切り替えて、一旦そこに夢中になることで、舞台上では自分の新しい一面を発見しやすくなるのかなと思います。

◆稽古が始まるまでに、準備しておきたいことはありますか?

体力づくりです。お稽古も本番も、長時間、そこに全力を注ぐことになると思うので。バテずにちゃんとついていけるようにしておきたいです。喉のケアもしっかりしたいなと思っています。

◆見どころの一つとなるダンスシーンへの意気込みも聞かせてください。

先ほどのお話と少し重複しますが、ロビンのナンバーにはダンスがめちゃくちゃあると聞いているので、観客の皆さんの目にしっかりと焼き付くようなパフォーマンスをしたいです。舞台でのダンスも初挑戦なので、Sotaさんがどんな振り付けをされるのかというのも楽しみですし、観た方に喜んでもらえるようなものを届けたいですね。

◆主人公のアーサー王を演じる岩田さんとの共演も楽しみです。ダンサーとしての岩田さんにはどんな印象を持っていますか?

岩田さんは本当にカッコいいですよね。ダンスでいうと、全身を使ったパワフルで情熱的なクランプを得意とされていて、僕がやってきたような軽やかなダンスとはまた違うスタイルなんです。心のパワーを放出するような、とても熱い印象があります。ドラマで以前に共演したことがあるのですが、お芝居での絡みはほぼなくて。今回で仲を深めていけたらうれしいです。岩田さんは福田さんと映像作品で何度かご一緒されているそうなので、稽古中の福田さんの感じや笑いのツボについて事前に質問できたらいいなと思っています。

◆公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

僕にとって初めてのミュージカルで、初めての福田組です。初めてのことだらけですが、俳優デビュー5年目のタイミングで、また新たな一歩を踏み出せることを、すごくうれしく思っています。お芝居はもちろん、ダンスや歌、笑いまで、いろいろなエンターテインメントの魅力が詰まったこの作品で、最高の2027年のスタートを切れたらいいなと思います。東京公演は、(2026年4月に開業した)EXシアター有明で上演されるので、新しい劇場ならではの雰囲気や力もいただきながら、頑張っていきたいです。

プロフィール

●やました・こうき…2001年11月7日生まれ。大阪府出身。B型。最近の主な出演作に『御上先生』『ストロボ・エッジ』シリーズ、『プロパガンダゲーム』『告白-25年目の秘密-』など。

作品情報

『モンティ・パイソンのSPAMALOT』

ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』
2027年1月6日(水)~1月31日(日)東京・EXシアター有明
2027年2月5日(金)~2月8日(月)大阪・オリックス劇場
2027年2月12日(金)~2月14日(日)福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール

<STAFF&CAST>
原作:映画『Monty Python and the Holy Grail』より
上演台本・演出:福田雄一
翻訳・訳詞:福田響志
出演:岩田剛典/山下幸輝 藤原大祐 一色洋平 安西慎太郎 Mehri/坂口涼太郎 小手伸也 ほか

公式HP:https://www.spamalot.jp/
公式X(旧Twitter)・Instagram:@spamalot_jp #SPAMALOT

●photo/木村直軌(tweety) text/川倉由起子 styling/末廣昂大 hair&make/大木利保(CONTINUE)

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
秋ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧