松ノ門!ザ・マミィが「ツギクル芸人グランプリ」制す

バラエティ
2019年07月25日
『ツギクル芸人グランプリ2019』

 7月24日に放送された『ツギクル芸人グランプリ2019』で、ザ・マミィが優勝した。

『ツギクル芸人グランプリ』は、漫才・ピン芸・コントなどジャンルを問わず、今後の芸能界でスターとなる芸人“ツギクル芸人”を発掘するために日本音楽事業者協会とフジテレビが手を組んで開催する、年に一度のお笑いコンテスト。

 3か月に渡る予選会を勝ち抜いた16組が登場し、民放各局の現役売れっ子クリエイターたちが直接審査した。

 次に「来る」(=ツギクル)芸人のトップに輝いたのは、林田洋平(26)と酒井尚(28)から成る、結成1年目のザ・マミィ(プロダクション人力舎)。ある青年が“松ノ門”という霊能者に降りてきた、死んだ父とやりとりするコントで、決勝ブロックを独走し、優勝。見事“ツギクル芸人”の称号を手にした。

『ツギクル芸人グランプリ2019』

<ザ・マミィ コメント>
◆まずは率直な感想を

林田:めちゃくちゃ楽しかったです!緊張もしましたが。今の世代特有かもしれませんが、「皆で盛り上げよう!」と、のびのびできたかなと思います。(戦った芸人たちは)普段ライブで一緒になる方ばかりで、負けた方からも決勝で背中を叩いてくれて…。

酒井:“人間の温かみ”を感じた大会でした。もちろん負けたくない思いでバチバチなのですが、ほっこりする場面もあり、皆に支えられていただいた優勝だと思います。

◆優勝する自信はありましたか?

林田:かが屋(マセキ芸能社)のウケ方がすごかったので意識せざるをえなかったです。120%出さないと!と思ってやっていました。やっていて次第に「いけるぞ」と気持ちが良くなっていきました。

酒井:僕は150%出してしまい、体がこわれてしまいました(笑)。本気出しすぎて…。でもコント中に、こんなに新鮮に楽しくできたのは久しぶりです。やはり、かが屋を意識していましたね、もともとライバル視していたので。

◆コントの中で見せた演技力はどう学んだのですか?

酒井:事務所(プロダクション人力舎)の先輩方のコントを近くで観られるのと、たまに先輩たちからネタについてアドバイスいただいています。

林田:特にお世話になっている先輩は、東京03ですね。営業などもご一緒させていただき、アドバイスいただいたり、近くで見れたりするのが何よりです。

◆審査員にテレビ局のクリエーターがいたのは?

林田:欲が出過ぎるのをおさえるのに必死でした(笑)。こんなチャンスあるか!と、気持ちがややこしくなっちゃうので、前を見られなかったです。

酒井:厳しい目で見られるのかな、と思ったら、皆さんゲラゲラ笑っていて。一本目が終わったときに「刺した」感覚があり、決勝もこの調子でいけたらと思いました。

◆賞金50万円の使い道は?

林田:半分にする?

酒井:6:4くらいにしたいです、本当は。こっちは母親もいるし。

林田:俺もいるよ!(笑)

酒井:僕、こんな大金握ったことがないんですよ。どう使ったらいいのか分からないんです。

林田:日々1000円ずつしか握っていない生活なので。

酒井:母親に花を、父親にお酒を。自分には原付でも買おうかと。

林田:もうなくなるじゃん!(笑)僕は、父がまだ(芸人としてやっていくことに)反対していて、間に入っている母に苦労させているので、母親にちょこっと何かできたらな、と。

酒井:寿司は食べたいですね。いつもは牛丼やパンで体を作ってきたので。寿司でおなかいっぱいになりたい。

◆カウンターの寿司ですか?

酒井:いや、まだ回転寿司でいいです(笑)

◆次はどんなチャレンジを?

林田:ネタをどんどん見ていただく機会を増やしたいです。まだ結成1年たっていなくて、単独ライブをやっていないので。あとテレビにも出たいですね、相方の映え方も見えましたので。

酒井:ネタ番組に出させていただきたい、コント番組にも出させていただきたい。最終的に「バカ殿」になりたいんです。子供のときから笑わせていただいた。志村さんに会いたい、目に留まりたいと思います!

<渡辺正行(審査員長)コメント>

◆ザ・マミィのネタはいかがでしたか?

キャラクターが飛び抜けて変で良かったですね。フリートークでも返しができるし、バラエティーでも使える、という評価があるのでは。まさに“ツギクル芸人”が見つかったという感じ。愛されるキャラクターだと思います。

◆でも、決勝では「さんだる」を推していましたね?

いい台本だったよね!ああいう構成はなかなか書けないよね。でも、各組とも本当に良かったよ。「納言」も良かったしね。くじで決めた決勝の順番もすごく良かったと思うよ。運も大事だな、と実感しました。

『ツギクル芸人グランプリ2019』

<出演者>
MC:小島瑠璃子
佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)

<決勝進出者>
アイロンヘッド(吉本興業)
岡野陽一(プロダクション人力舎)
かが屋(マセキ芸能社)
サツキ(サンミュージックプロダクション)
ザ・パーフェクト(サンミュージックプロダクション)
ザ・マミィ(プロダクション人力舎)
さんだる(ホリプロコム)
Gパンパンダ(ワタナベエンターテインメント)
寺田寛明(マセキ芸能社)
納言(太田プロダクション)
ファイヤーサンダー(ワタナベエンターテインメント)
馬鹿よ貴方は(サンミュージックプロダクション)
畑 英之(三木プロダクション)
宮下草薙(太田プロダクション)
や団(ソニー・ミュージックアーティスツ)
吉住(プロダクション人力舎)
※50音順

<審査員>
渡辺正行
元祖爆笑王(放送作家)
佐藤哲夫(パンクブーブー)

<民放各局の審査員>
安島 隆(日本テレビ放送網『行列のできる法律相談所』ディレクター)
芦田太郎(テレビ朝日『あいつ今何してる?』演出・プロデューサー)
神尾祐輔(TBS『ドリーム東西ネタ合戦』『櫻井・有吉THE夜会』総合演出)
佐久間宣行(テレビ東京『ゴッドタン』演出・プロデューサー)
木月洋介(フジテレビ『ネタパレ』『痛快TVスカッとジャパン』チーフプロデューサー)

番組サイト:https://www.fujitv.co.jp/tsugikuru/

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