マヂラブ野田、“大宮セブン”初冠番組に気合「『R-1』がかぶったら大宮を優先させます」

テレビ埼玉、BSよしもとでスタートする新番組『それゆけ！大宮セブン』の発表記者会見が3月18日（金）に行われ、マヂカルラブリー、囲碁将棋、GAG、タモンズ、すゑひろがりず、ジェラードンが登壇した。

『それゆけ！大宮セブン』は大宮ラクーンよしもと劇場を拠点とする芸人ユニット「大宮セブン」（マヂカルラブリー、囲碁将棋、GAG、タモンズ、すゑひろがりず、ジェラードン）が、大宮をお笑いの聖地にすべく、あらゆるコンテンツに果敢に挑戦するバラエティ。さまざまなコーナーで構成するオムニバス形式で、各メンバーの魅力を最大限に引き出していく。

村上が番組タイトルを考えたとのことだが、村上本人はきょとん顔。GAGのひろゆきが「以前のライブで“大宮セブンの冠番組ができたらいいですね。それゆけ、大宮セブンで”と言ったらしい」と経緯を説明すると、村上は「考えたら、こんなもんじゃない」と本音をもらした。

全国ツアーに冠番組ととんとん拍子でいきすぎていることから野田クリスタルが「今の世界は三島（達矢）の夢の中なんじゃないか」と言っていたという。そして、三島の相方・南條庄助もこの番組の宣伝ツイートで“＃起きるな三島”をつけていたと明かされた。

会見前、記念すべき第1回のオープニングを撮ったという野田は「1回目のロケの映像が戸越銀座でした」と明かし、ロケに行ったアタック西本が「内容もちょっと言っていいですか…。戸越銀座の良さをアピールでした」と言うと、全員から「大宮の良さをアピールしろよ！」とツッコミが入った。

番組の見どころと意気込みをジェラードンから順に言っていくことに。かねちぃは「1回目のロケが終わりまして、ツッコミの海野（裕二）がいないので、ツッコミなしのロケが初めてだったんです。2人ともがボケに走りすぎて、カメラマンさんが小さい声でツッコんでくれるという新しいスタイルで。でも、それが許されるくらい、ゆるく楽しくやらせていただきました」と初ロケの感想を語り、アタック西本は「アタック！」とひと言で感想を表した。

続いて、すゑひろがりずの南條は「打ち合わせで頂いた案が世界の民族楽器と民族衣装でネタをするという企画を言われたんですけど、即却下しました」と明かすと、他のメンバーたちから「断るようになったんだ～」「変わっちゃったんだ！」といじられ、「和風でやってますから！」と必死に反論。いっぽうの三島は「これまで5～6回、スケジュールが変更になったので、本番までにまだ撮らない可能性もあるんじゃないかなと思ってます」といまだにロケに出ていないことを明かした。

タモンズの大波康平は「ロケで初めて食レポをやらせていただいて、いろいろ撮ってもらえるじゃないですか。何ですけど、まだ撮影終わっていないのに2人とも食べ切っちゃって、すごい迷惑をかけたんです…」と初食レポで苦戦した話をすると、記者たちの動きを見ていた安部浩章が「フラッシュが少ないな」「手、動いてないぞ！」と記者たちにツッコミを入れていた。

GAGの福井俊太郎は「エピソード0で自分たちのVTRを見させてもらったんですよ。そうしたら、言われていたのと全然違うVTRが出てきて。でも、自分たちが思っているよりも面白くしてもらえる番組なので、皆さん安心していただけたら」と。福井と坂本純一は初回ロケで大宮を訪問。そのロケで電信柱の下や細い路地で寝たという坂本が「体、張らせてもらいました」と話すと、周りから「坂本じゃないな」との指摘が。すると坂本はジャケットを脱いで上裸になり、“キリスト様”と柱に張り付く一発芸を披露した。また、ひろゆきは「ひろゆき対ひろゆきをやらせてもらいたいですね。フランスと大宮で中継をつないで」と提案した。

囲碁将棋の文田大介は「全力投球するつもりで臨んでいて、大宮の楽屋でロケをやらせてもらったんですけど、普段やらない劇場の神棚を使ったボケをしたら、その日以降ウケていないので、祟られている状態なので不安です」とこぼした。巨人が好きだという根建太一は「大好きな川相（昌弘）選手の名言を借りたいと思います」と、川相選手が家族に向けて言ったという名言を披露し、メンバーたちから「それは代用効かないから！」とツッコミを受けていた。

最後に、野田が「この番組に懸けています！　この番組が僕らの全スケジュールの中で最重要スケジュールにします！　番組のロケと『R-1』審査がかぶったら、大宮を優先させます」と発言すると、「それは違うでしょ！」とメンバーから総ツッコミ。いっぽうの村上は「大宮セブンの初期メンバーには思い出してほしいんですけど、どうやって大宮セブンを運営してきたかというと、結局はお金持ちにこびへつらってやってきたんです。今一度初心に戻って、今回は行政の方に入り込んでいこうと思っています！」と宣言した。

記者から「大宮セブンとしてかなえたい夢は？」と問われ、ひろゆきが「冠番組が本当に夢のようなことなので…」と答えに迷っていると、三島が「パチンコ台に！」と声を上げ、メンバーからは「いいね！」「セブンがもうパチンコ台だよね！」と賛同する声が上がった。野田は「まだ（大宮セブンが）浸透していないじゃん。だからデカ看板を作りたい。浅草みたいにしたいよね」と提案すると、村上が「大宮歩いたら、揚げ物とかをもらえる状態にしたい！地元のスターみたいに、『持ってて！』と言われるように」と願望を明かした。そして南條は「テレビ埼玉さんを中心に広がっていって、いろいろなところで見てもらえたらうれしい」と語った。

つかみきれない番組内容に「どういう番組なんでしょう？」と質問が及ぶと、村上は「いろんなVTRがオムニバス形式で流れるんですけど、その中の1つが戸越銀座ロケだったりするんです」と説明。野田が「きちんと説明できていないということは、まだちゃんと決まっていないってことですね」と言いだし、ひろゆきも「初回のロケに行った時に、スタッフさんに聞いても『＃1なんで』と言われました（苦笑）」とスタッフもまだ方向性がつかめていない様子。

「みんなでロケのVTRを見るんでしょうか？」と質問されると、野田が「見ないんです」と回答。村上が「ジェラードンの戸越銀座ロケが急に始まって、終わる可能性もある。VTR見た方がいいですかね？」と記者に逆質問し、見た方がいいという回答を受けて一同は「ですよねー！」と賛同した。また、ひろゆきは「今後、企画によってコンビがバラバラになって、ロケもあるかもしれない」と語り、番組に期待を寄せた。

会見最後には、パネルの前に集合し、“O”ポーズをしてフォトセッション。会見終了後に行われた「大宮セブンライブ特別編～さようなら市民会館おおみや。こんにちは新メンバー。～」では、新メンバーとしてコマンダンテの出演が発表され、7組で番組を盛り上げていく。