山本美月がレトロな車にハマる!?「いつか買っているかも(笑)」ドラマ『真夜中のスーパーカー』3・28放送

ドラマ
2018年03月22日

『真夜中のスーパーカー』 3月28日(水)放送の愛知発地域ドラマ『真夜中のスーパーカー』(BSプレミアム)の試写会が3月22日(木)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、山本美月、上遠野太洸、水木一郎が登壇した。

 本作は、愛知県の長久手市にある世界の名車が並ぶ自動車博物館を舞台に、自動車開発に命を懸ける人々の葛藤と軌跡を描いた、自動車をめぐる夢と興奮のファンタジードラマ。主人公のカーデザイナー・白雪を山本が、伝説の名車・ナゴヤ2000GTの盗難を企む日系ブラジル人・リカルドを上遠野が、そしてナゴヤ2000GTの魂の化身・白いレーシングスーツの男を唐沢寿明が演じる。

 山本は本作を観た感想を「日本ならではのファンタジー作品だなぁ、と。海外のテイストとも全く違って、特撮感がすごく日本っぽい。スタッフの愛がたくさん詰まった、いろんな意味を含めておもちゃ箱のような作品。皆さんで愛していただけたらうれしいです」と。また「この作品は2次元でも3次元でも、2.5次元でもない。2.7次元くらいと思っていて、そんなキャラクター感を白雪は出せたらいいなぁ、と。感情の起伏が激しいキャラクターなので、楽しい時はとことん楽しんで、落ち込む時はとことん落ち込む。その差を大切に演じました」と語った。

 上遠野は「愛知というより、日本すごいなって感想がまず最初にきました。劇中で流れる戦後とか戦時中の実際の映像、そこからの日本人の根性を直に見せられた感じ」と語り、「日本の高度経済成長期の躍進、決してヘビーにはならずに1個1個自然と構えずに学ぶことができる、それでもって面白い、とても素晴らしい作品です」と自信を見せた。

 主題歌・挿入歌を担当し、出演も果たしている水木。自動車博物館に展示してある派手なアメリカ製の車の化身・アニキを演じた水木は、「アニキ役での出演ということで、素のままでよかったので、とにかく参加できたうれしさのなか目いっぱい表現しました」と。また、「お2人(山本と上遠野)の演技を目の当たりに見て、すごい迫力だった」と明かし、「美月ちゃんは本当にスーツが似合いますね!あと上遠野君の演技力、自然体だよね。お2人とも演技が本当にうまい」と絶賛した。

 最後に、自身と車との関係について聞かれた山本は「最初は車の知識が全くなくて、台本読んだ時に1回読んだだけじゃレースシーンとかも分からないぐらい…」と告白。「今回撮影で何度も自動車博物館に行くうちに、いろんなレトロな車を見ていたらすごく愛着が湧いてきて、“フジキャビン”ってかわいい一つ目の車を好きになりました。他にもたくさんかわいい車があって、いつか買っているかもしれないです(笑)」とニッコリほほ笑んだ。

愛知発地域ドラマ『真夜中のスーパーカー』
BSプレミアム
3月28日(水)後10時

出演:山本美月、上遠野太洸、大森博史、MEGUMI、深沢敦、水木一郎、団時朗、唐沢寿明ほか
脚本:會川昇
主題歌:「真夜中のスーパーカー」水木一郎 with MC-MEGUMI & 深沢敦
演出:大橋守
制作統括:吉永証

<あらすじ>
女性カーデザイナー、白雪(山本)はナゴヤ2000GTを国産史上の最高傑作として憧れて、自分も2000GTのようなスポーツカーを作りたいと夢見ていた。ところがある日、自動運転の開発チームに異動を命じられ、ショックを受けた白雪は、2000GTに会うために、ナゴヤ自動車博物館に行く。そして白雪は日系ブラジル人4世のリカルド(上遠野)と出会う。実はリカルドは博物館から2000GTを盗み出そうとしていた。そんな2人の前に白いレーシングスーツに身を包んだ謎の男(唐沢)が突然姿を現す。そして、展示されていた自動車に次々と「命」を吹き込み、自動車博物館全体が魔法をかけられた不思議な空間に変貌し、白雪とリカルドはその中に閉じ込められてしまう。果たして2人の運命は―?

番組HP:http://www.nhk.or.jp/nagoya/supercar