純資産は○億円!謎の職業“エンジェル投資家”の実態とは…

エンタメ総合
2018年04月16日

『給与明細』 無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、『給与明細』#2が4月15日に放送された。

 かつてテレビ東京で放送された、怪しくも稼いでいる人や仕事に斬り込み、その給与を暴く番組『給与明細』がAbemaTVで復活。番組のストーリーテラーは、テレ東時代同様にテリー伊藤が務める。

 4月15日は、若者や無名の企業に投資する謎の職業「エンジェル投資家」の実態を紹介。起業を目指す若者たちにとって、その多くが苦労するのが資金調達。実績のない人間が、融資を獲得するハードルは高く、そんな若い起業家に手を差し伸べるのが「エンジェル投資家」。「エンジェル投資家」が、事業内容に納得した場合、時には私財を投げうち、何千万円もの大金を出資することもあるという。

 今回取材に応じたのは、シンガポールを拠点に活動する自称「エンジェル投資家」の加藤順彦さん。「エンジェル投資家」は、銀行などに比べて融資額は少ないが、個人の判断で出資を行うため、若手起業家は融資を受けやすく、まさにエンジェル的存在。

 そんな加藤さんに出資を求める起業家の“出資面談”に密着すると、加藤さんは真剣に話に聞き入り、起業家のプレゼンの滑り出しは上々に感じられたが、事業拡大に必要な資金について話が及ぶと、加藤さんは「データや数字には全く興味ない。頑張って!もっと本質を掘り下げて考えて」とコメントを残し、交渉は決裂。この密着で、年間100件ほどの面談を行うという加藤さんの姿勢は、かなりシビアであることが分かった。

 会社社長の息子として生まれた加藤さんは、「大学を卒業するまで学生起業をやっていた」と話し、それから数年後、仲間と伝説となった学生ベンチャー「ダイヤルキューネットワーク」を立ち上げ、その後、ネット広告にいち早く目をつけ会社を設立。年商120億円を稼ぎ出し、当時のベンチャーを代表する起業家として注目を集めた。

 その資金を元に、現在は「エンジェル投資家」として活動。加藤さんは「あまり意味とか考えちゃダメなんですよ。意味があるのか?とかね。やり続けていれば、センター間を抜けると言うか、三遊間を抜ける時がある。やり続けることに意味がある」と想いを語った。

 続いて、「エンジェル投資家」の加藤さんは、一体いくら稼いでいるのか?総資産は?など、謎に包まれた給与に迫ることに。「年収はいくら?」の率直な質問に、加藤さんは「役員報酬が取れているのは5、6社。2017年の実績では、日本円で1000万円ちょっとの所得。2つ目の所得は、株式の売却益で、売却の実績として2社ほど、自分が持っている投資先の会社の株を、一部ないし全部手放していまして、これで去年は結構ありました。1億数千万円くらいはあったのかと思います。3つ目は配当。自分の投資先の中で、利益はある程度配当すると決めている会社がいくつかありまして、その所得が毎年結構あります。ボリュームとしては、自分の中で一番大きいかな。想像してください」と笑いながら答えた。

 加藤さんは、株式配当でもおよそ1億円以上の利益を出しており、経営に参加し、報酬を得ると同時に、投資先での株式で儲ける。これこそが「エンジェル投資家」の稼ぎ方で、去年だけで2億円を超える収入を得ていた。

 気になる総資産については、「今手元にある株を全部合わせると、多分10億弱くらいの価値は絶対にあるんですけど、もっとあるかもしれない。価値は全然分からないです」と。稼いだお金の使い方については、「とにかく楽しいと思うことに使っています。会社の価値を上げていくことが楽しいかな」と明かした。

 次回4月22日(日)の放送は、“ロー活女子”の撮影会に、グラビアアイドルが潜入捜査。極端なローライズの衣装を身にまとい活動する“ロー活女子”の知られざる実態に迫る。

AbemaTV『給与明細』
放送日程:毎週日曜 後11時~11時30分
放送チャンネル:AbemaSPECIAL

「1億の話じゃなきゃクソだ!」エンジェル投資家・加藤順彦
4月15日(日)放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AmDaTK88Qa85WP
ストーリーテラー:テリー伊藤
出演者:加藤順彦(エンジェル投資家)
※4月21日(土)までAbemaTVにて無料配信中

「ロー活女子」…尻の割れ目を発信する女たちのカネ事情
4月22日(日)放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AmDaSRAuoJZVD9
ストーリーテラー:テリー伊藤

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