【インタビュー】『ビッグマミィ~美奈子ファミリーの休日~』DVD発売記念!美奈子インタビュー

特集・インタビュー
2013年12月27日

 大家族番組に出演後、一躍時の人となり、2013年流行語大賞にもノミネートされたビッグマミィこと美奈子さんの家族旅行に密着したDVD『ビッグマミィ~美奈子ファミリーの休日~』が2014年2月4日に発売。久しぶりに子供たちとゆっくりと休日を過ごした美奈子さんに、家族旅行や子育てについてじっくりとお話を聞きました!

子供たちの笑顔を見てテンションが上がりすぎた

――久しぶりの家族旅行いかがでしたか?

ほんとに最高に楽しかったですね。私たち家族って田舎暮らしが多かったんですけど、最近、夏くらいから引っ越してきて自然と離れて、あらためて子供にとっては自然と触れ合わせるのが最高にいいんだなっていうことが分かりました。

――美奈子さんが一番はしゃいでいるようにも見えました。

そうですね。久しぶりに子供たちと自然がいっぱいのところにいけて、子供たちの笑顔を久しぶりに見て『美奈が一番テンション高いからついていけない』なんて言われてましたね。

――どんなところが印象的でした?

自然と触れ合って子供たちの笑顔や楽しそうなのを見てテンションが上がりすぎてしまいました。子供たちだけで魚のつかみ取りをする場面なんかは、わたしはカレーを作っていたんで見てなかったんですが、DVDで初めて見て本当に楽しそうで、わたしも行きたかったなあって思いました。

――星音君がご機嫌斜めで、美奈子さんとの親子げんかの場面も…。

男の子で中学2年生なので、まああんなもんですね。ほんとに普段の生活のままちょっと旅行に行きましたという感じなので、いつもの我が家っていう感じでした。いつの間にか仲直りみたいな。いつものことなんですよ、実は一番甘えたがりなんじゃないかってぐらい。
普通の中学2年生にしては幼くてですね、『うっせーくそばばあ!』なんて言うようなタイプじゃないので、いつもなんかはちょこんと側にいたりします。『ちょっとオレ、チーズケーキ作った、食べて』とか下の子のおやつはいきなり作ってくれてたり。

――星音君は面倒見がいいんですね。

そうですね。面倒見がいいというよりは、自分が食べたかっただけなんでしょうけど(笑)。でも普段もちょっと多めに作るとみんなに分けてくれたりするんです。

――星音君をはじめ、子供たちは個性がいろいろですが、美奈子さんが子供との接し方で気をつけている点などはありますか?

ひとつのものを頼むにしても、その子にはその子の得意な分野や苦手な分野があるので、留守番を頼むときも『一番上の子だからお願いね』とかじゃなくて、長男には『これをお願いね』、次女には『あれをお願いね』、一番下には『泣くなよ』とか全部1人ひとりにお願いごとをするように心掛けています。
いろいろ個性があって楽しいですし、いろんな得意分野があるので、うちはそれで成り立っている気がします。

――陶器の絵付けでも子供たちの個性が出ていました。美奈子さんも達筆な文字を描いてましたね。

小さいころに少しの短期間で書道を習ってたことがあったんですけど、大人になってから筆ペンでいろんなものを書いてたりとかして、持ち歩いたりするくらい筆ペンが異常に好きなんですよ。そこから癖のある字ですけど、好きでよく書いてました。
陶器の絵付けの場面は、手形を捺したりイギリスの国旗を描いたり、2歳の子もぐちゃぐちゃって自分の好きなように書いたり、ほんとみんなの個性が出るのでそれを見ているのも楽しかったですね。

友達のような話しやすい環境を作りたい

――子育てをする上で気をつけている点はありますか?

うちはお兄ちゃんお姉ちゃん制度がなくて1人ひとり個人として付き合うというか、その中でもシングルマザーで仕事しなきゃいけなくて子供も6人もいるので、一か月に1人1回ずつ程度なんですけど、一対一で話す機会を作っていて。個人面談みたいな感じですけど、ご飯は作っておいて妹たちには『これ食べてね』と言って、長男と2人でラーメン食べに行きながら学校生活とか今困っていることとかを聞き出したりしています。
やっぱり一対一じゃないと話し出すきっかけがつかみづらいんですよね。長女の場合はお洋服が好きなので、一緒に2人で買い物に行きながらお話するとか、その子その子でいろいろ話を聞いています。

――子供目線で接する主義ということもおっしゃっていましたね。

わたし自身、親が厳しくてなかなか相談がしにくい家庭だったので、わたしはそういうふうにはなりたくないなと思っています。すごいガチで鬼ごっこもしますし、ぜんぶガチで子供と一緒になって接して友達のような話しやすい環境を作るのが目標です。

――子供たちからのサプライズもありましたね。

あれは本当にうれしかったですね。まさかあんなことがあると思わなかったので。いつもお仕事お疲れ様だとか、ありがとうだとかの言葉をもらえると頑張りがいがありますね、あいつらのためにもっともっと頑張ろうと。
やっぱりわたしは子供がいるというのが前提にあるので、子供とか子育てについて勉強して、子育てしやすい環境づくりとか子育て中の方と触れ合って情報交換しながら子育てについて活動できたらいいなと思っています。

――大家族で大変なことは?

部屋が散らかると、なかなか片付かないですね、あれだけ人数がいると。
お米も一回の食事で6合炊きます。毎回毎回10キロ買うとちょこちょこ買わなければいけないので、30キロをインターネットで買って。これから育ち盛りでどんどん食べていくと思うので、恐ろしいことになりますね。

――Raychell(レイチェル)さんと2人でおしゃべりするような場面がありましたが、普段リラックスするような時間というのはありしますか?

わたしは自分の時間をよく作るんです。お母さんも自分の時間を作って自分が楽しんでいかないと、子供もやっぱり笑顔にならないと思うので、自分の時間を作るようにしています。
子供が寝静まったときにDVDを見るとか、ベビーシッターさんに頼んでネイルに行くとか。自分がリラックスできる時間がなくていらいらして子供に当たっちゃうよりは全然いいと思います。

清志さんとの生活ではたくさんのことを学びました

――「子供をまだまだ欲しい」というシーンも出てきて、おみくじでは「お産安産」も引いていましたが、今後もう何人欲しいとかありますか?

何人までとかそういうのはなくて、再婚するチャンスがあって授かる機会があれば産みたいなって思います。あの賑やかさは大家族ならではだと思うんです。笑顔って伝染するじゃないですか、だからうちはそれだけ人数がいるので、誰かしら笑っていたらほんとに伝染していくので、人数の分だけ笑いも笑顔もあるような気がします。
わたしが笑っていると、なんで笑っているか知らなくても笑っちゃうんですよね。

――ビッグダディ一家で恒例だった“一本締め”も出てきましたが、ビッグダディとの生活で学んだことことがあったら教えてください。

清志さんとの生活ではたくさんのことを学びました。
“一本締め”もそうですし、ケーキの切り分け方とかもそうですね。誕生日ケーキの切り分け方は、一番下の子からとか一番上の子からだと不平等になるので、ケーキも誕生日の順番にするとかはやっています。そうすると、この時期は一番最初に選べるけど、この時期は最後というふうに順番が回っていくので。

――DVDの見どころは?

田舎暮らしの良さとか自然と触れ合うという時間も大切なんだよ、ゲームばっかりしている子供も多いので、昔の遊びっていうのはああいうものだったんだよ、ああいう遊びもほんとはもっと面白いのかも知れないというのを子供たちとかお母さんたちに見てもらって、今の子供たちも自然にいっぱい触れ合えたらいいなって思います。
自然で遊ぶのが子供にはどれだけ面白いかとか、いろんな発想が生まれるかなんていうのはやってみないと分からないですし。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

独身の方だったりしたら『大家族っていいなー』とか『子供欲しいなー』って思ってもらえるようになっていると思いますし、子育てしている家庭だったりすると『こういう兄弟のあり方もあるんだ』とか『こういう親子関係もあるんだ』とかそういうふうに思ってもらえるとうれしいです。
今の時代って6人兄弟ってなかなか少ないと思うんですけど、今のおじいちゃんおばあちゃん世代にとっては結構当たり前だったりするじゃないですか。だからおじいちゃんおばあちゃん世代の方にも『ああ懐かしいなー』とか『わたしたちにもこんな子育て時代があったなー』と思ってもらえる内容になっているので、皆さんに見ていただきたいなって思います。

 

PROFILE

美奈子…みなこ
1983年2月23日生まれ。愛知県出身。

テレビ朝日系のドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』に出演した6人の子を持つシングルマザー。半生をつづった自伝『ハダカの美奈子』を出版、後に映画化もされた。
現在はタレントとして活躍中。

オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/minako-officialblog/

 

DVD情報

ビッグマミィ~美奈子ファミリーの休日~
2014年2月4日発売

出演:美奈子 星音(しおん) 乃愛琉(のえる) 姫麗(きらら) 來夢(らいむ) 妃翠(ひすい) 蓮々(れんと)
ナビゲーター:Raychell
ナレーター:小桜エツコ
ディレクター:中村直彦 
製作著作:「ビッグマミィ美奈子」製作委員会

本編70分+特典映像10分(1枚組)
価格:3,800円(本体)+税
発売元:ポニーキャニオン


●ヘアメイク/宮下英春 取材/手柴有喜