【#今旬コレクション】大友花恋「劇場版“あな番”のあいりはちょっとだけマイナーチェンジしています」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2021年12月26日

【#今旬コレクション】大友花恋

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第25回は映画「あなたの番です 劇場版」に出演している大友花恋さんが登場です!

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」大友花恋

◆久々の“あな番”シリーズの現場はいかがでしたか?

ドラマのときは、それぞれの部屋の中で完結するエピソードが多かったので、別の部屋の皆さんとはあまりお会いできなかったんです。でも劇場版ではキャストが一堂に会するシーンがたくさんあって。皆さんこんなふうに演じていたんだ! という新たな発見もありましたし、合間にいろんなお話をすることができて、劇場版の撮影を通してより皆さんと仲良くなれた感じがしてうれしかったです。

◆ドラマ版と劇場版におけるあいりの違いはありますか?

あります! 実はあいりは結婚しまして…! しかも、ドラマのときはアルバイトだったのですが、映画では社員になっていて、ちょっとだけマイナーチェンジもしています。

◆ヤンキーギャルから落ち着いた大人のあいりちゃんが見られる?

そこは変わらないです(笑)。ドラマでは髪に金のメッシュが入っていたのですが、映画ではピンクのメッシュで。見た目は相変わらず派手なままです。

◆むしろバージョンアップしているような…?

そうですね(笑)。結婚したら多少は落ち着くのかな? と思いきや、あいりは相変わらずでした。でも、逆にそこがあいりらしいなと思います。

【#今旬コレクション】大友花恋

◆劇場版の見どころは?

“パラレルワールド”“全員復活”という部分と、船上を舞台にしたストーリーだと思います。本当に豪華で、実際の船をお借りして、船の中で撮影をしたり、スタジオに船のセットを忠実に再現して撮影したのですが、“映画ってこんなに壮大なことができるんだ!”と出演者としても感動しました。1回見るだけでももちろん面白いと思いますが、2回、3回と繰り返し見ることで気づきもたくさんある、いろんな角度から楽しんでいただける作品になっているので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです。

◆今作で演じられたあいりは、気が強くイマドキの女の子のような印象ですが、大友さん自身は普段友達や周りの人からどんな人だと言われますか?

真面目だと言われます。言い方を変えれば、ただ心配性なだけですが…。明日の仕事の準備はこれで大丈夫かなとか、台本をもう1回読んで、やっぱりこうしたほうがいいかなとか。事前にちゃんと考えていかないと不安で眠れなくなってしまうんです。電車の時間も心配で、結果早く着きすぎて一番に現場入りしていることもあります…(笑)。でも、あまりにも私が早く着きすぎると、逆に周りのスタッフさんたちを焦らせてしまうので、周辺で少し時間を潰してから現場に入るようにしています。もともと群馬から電車で都内に通っていたので、その名残で今も早めに早めに行動することが習慣づいているんだと思います。東京だと1本乘り遅れてもすぐ次の電車が来るのですが、群馬だとそうはいかないので、東京の便利さをあらためて感じています(笑)。

◆『王様のブランチ』(TBS系)のようなバラエティを見ていると、明るく常に周りを気遣うようなイメージがありますが、落ち込んだりすることはありますか?

あります! でももうだめだ~ってズーンと沈むのではなく、「あ~恥ずかしい~! あ~やっちゃった!」と明るく言うようにしています(笑)。

◆落ち込んだときの解消法とは?

モヤモヤを乗せてお風呂の中で大きな声を出すと気持ちが切り替わります。あと、おしゃべりが好きなので、お話ししているうちに自然と解決していることが多いです。

◆ちなみにプライベートで今ハマっていることや休日の過ごし方は?

最近はネットショッピングにハマっています! 既に年末にかけてセールが始まっているので、いろんなサイトを見ながらお気に入りボタンをひたすら押しています(笑)。でも、お気に入りの数だけ増えて、カートの中は0なんです(笑)。悩んでいるうちにクーポンが切れていて、結局買わないなんてことも…。

【#今旬コレクション】大友花恋

◆あるあるですね(笑)。そんな中でも最近購入したものはありますか?

折り畳み傘です。1年中日傘を持ち歩いているのですが、そろそろ新しくしたいなと思ってずっと探していました。ようやく気に入ったものが見つかって、自動開閉ができて軽い機能性を重視したシンプルなものを買いました。コスメなど急いでいないものだと悩んでいるうちに時がたってしまうのですが、どうしても必要なものは買いそびれないと思います(笑)。

◆ちなみに最近は永野芽郁さんや横田真悠さんら仲の良い女優さんとプライベートで会ったりはしていますか?

ずっと連絡はとっていて、お誕生日のときにお互いに「おめでとう」などとやりとりはしているのですが、最後に会ったのはかなり前で…。最近は全然会えていないんです。でも、同世代で互いに理解し合える仲間がいることはとても心強いです。

◆会えない時間があっても、心は変わらずつながっていると。

はい! 私が雑誌「Seventeen」を卒業するときに2人からメッセージカードをもらいましたが「これからいろんなことを経験していくと思うけど、いつでもそばにいるからね」という言葉がすごくうれしくて。“そばに誰かがいてくれるんだ、困ったときに寄りかかれる人がいるんだ”と勇気をもらったんです。鏡台に大切に飾っているので、毎朝それを見て“よしっ! 今日も頑張ろう!”と1日をスタートさせています。

◆実際に2人に寄りかかることはありますか?

何か失敗をした時「こんなことがあったんだけど、どうしよう~」って電話しています(笑)。二人とも「大丈夫だよ!」って言ってくれるので、話すだけで気持ちがスッキリするんです。毎回自分にフィットした言葉を返してくれますし、とてもありがたい存在です。

【#今旬コレクション】大友花恋

◆これまでも女優としてさまざまな作品に出演されていますが、ターニングポイントになった作品をあげるとしたらどの作品でしょうか?

「君の膵臓をたべたい」です。当時私は高校2年生だったので5年近く前になるのですが、「きみすいで花恋ちゃんを知りました」というお声をたくさん頂いたこともあり、ターニングポイントなのかなと思います。原作を読んでオーディションに参加させていただいたのですが、こんなにもこの作品に出たい! と強く思った作品はその当時初めてでした。普段だったらなかなか言えないような「この役は私が絶対やりたいです!」という意志も全力でお伝えすることができましたし、その気持ちを監督が受け止めてくださったおかげで出演することができ、本当にうれしかったです。それまではどちらかというと受動的で、頂いた役をどのようにお返しできるかを第一に考えてきました。でもきみすいでは「私が思う恭子ちゃんはこうなんです」と私なりに体現させていただくことができたような気がします。

◆では最後に理想の女優像を教えてください。

いろんな役に挑戦したいという思いはずっとあるのですが、いろいろできるほど器用じゃないということは自覚していて。今年はゲストや単発ドラマなど、短期間の撮影で作品に参加させていただくことが多かったので、来年は一つの役をじっくり長く追求する機会があればいいなと思います。お芝居以外でチャレンジしてみたいのは、声のお仕事です。これまであまり機会がなかったのでナレーションにも挑戦してみたいと思っています。あと、ラジオや雑誌…できることは何でもチャレンジしたいです! とにかくお仕事が好きなので、お仕事で忙しい毎日を過ごしたいというのが本望です。お仕事を通してたくさんの人と出会い、関わり合いながら、みんなで一つの作品を作っていくのが楽しくて。さまざまな経験を通して、もっともっと自分自身を成長させていきたいです。

PROFILE

●おおとも・かれん…1999年10月9日生まれ。群馬県出身。A型。主な出演作はドラマ『チア☆ダン』『新米姉妹のふたりごはん』『初情事まであと1時間』『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』、映画「君の膵臓をたべたい」など。

作品情報

「あなたの番です 劇場版」
現在公開中

<STAFF&CAST>
企画・原案:秋元康
監督:佐久間紀佳 脚本:福原充則
出演:原田知世、田中圭、西野七瀬、横浜流星 ほか

<STORY>
晴れて結婚した菜奈(原田)と翔太(田中)は、親しくなったマンションの住人たちを招いて、豪華客船でウエディングパーティーを開く。ところが、パーティーで殺人事件が発生。さらに、逃げ場のない船上で出席者が次々と殺されていく。

●photo/中村 功 text/星野彩乃