

阿部サダヲ演じる昭和のおじさん・小川市郎が令和の時代へタイムスリップし、コンプライアンス度外視の発言により令和の人々に考えるきっかけを与えていった、2024年1月期放送の金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。
その後が描かれる2026年1月4日(日)放送のスペシャルドラマ『新年早々 不適切にもほどがある!~真⾯⽬な話、しちゃダメですか?~』(TBS系 午後9時~)では、市郎が娘の純子(河合優実)の未来を変えるため、令和だけでなくさらなる未来や過去にタイムスリップ。連続ドラマのレギュラーキャストたちも引き続き登場し、都議会議員・平じゅん子役で江口のりこも出演する。そんな本作の放送に先駆け、主演の阿部さんが撮影エピソードや見どころを語ってくれました。
◆スペシャルドラマが決まったとき、どう思われましたか?
連ドラの打ち上げのときに「やりたいね」みたいな話はあったので、来たなという感じでした。今回のスペシャルドラマは好きな時代に行けるというのが面白いけど、撮影は大変そうだなと。実際、今どの時代にいるのか、誰がどの年代の人か分からなくなっちゃって。みんなで確認しながら撮ってました。
◆市郎を演じる上で改めて意識したことはありますか?
純子の未来を変えていいのか、いけないのかと悩むところはちゃんとしといた方がいいだろうと意識しました。連ドラのときを振り返りながら撮影したんですけど、それが結構難しかったです。
◆今回、たくさんの市郎が登場しますが、撮影はいかがでしたか?
大変でしたけど、自分と話すのは初めての経験だったので面白かったです。後で合成することになるので、立ち位置とかも細かく決まっていて。周りにスタッフさんやエキストラさんがいて、ここにいる人と話してるんだな、あっちの人が話しているのを聞いてるんだなと思い浮かべながら撮影しました。どうなっているのか、早く合成された映像を見たいですね。


◆共演者の皆さんと久しぶりにご一緒していかがでしたか?
連ドラのときと変わらず、演ってて楽しかったです。八嶋智人だけはちょっと困りましたね。僕がセリフを言っていると、合いの手を入れて来て。面白いんだけど、若干のやりにくさもありました(笑)。
◆純子役の河合優実さんはいかがでしたか?
相変わらず反応が良くて、面白いことが好きなんだろうなと感じました。本当に何でもできちゃう人なんです。海外の映画祭に行ったってニュースを見たら、英語で話してたり。かわいさやきれいさ、面白さだけじゃなく、いろいろなものを持っていてすごいなって思います。
◆また今回、スペシャルゲストとして江口のりこさんが登場します。
江口さんも何でもできる人なんですけど、金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)に出演されているのを見て、宮藤(官九郎)さん脚本の作品も合うんだなと思っていました。なので今回、一緒に演れてうれしかったです。
宮藤さんの作品、政治家の方や選挙が描かれることが多いんですよね。だから、好きなんだろうなとは思っていたんですけど、今回は結構大きなテーマになっていて。その中心を担う政治家の役を江口さんがどういうふうに演るのかなと思っていたんですけど、演じているのを見ていて面白かったし、ご本人も楽しかったと言ってました。ああいう江口さんはなかなか見られないと思うので、楽しみにしていただきたいです。


◆阿部さん自身、昭和を懐かしむことはありますか?
ありますね。今は昭和に流行したものを扱っているテレビも多いですし、BSを見ているとほぼ昭和な感じもします。僕は当時の音楽をよく聴くんですけど、娘も昭和歌謡を聴いてたりするんです。今の時代にも影響を与えているのか、どこか80年代のようなベースラインの曲があったり、古着屋さんで買った、当時の服を着たりしている人もいて。やっぱり、面白い時代だったんだろうなって思います。
◆最後に、視聴者の方へメッセージを。
連ドラのときと同様に親子愛みたいなものを描きつつ、家族で見ているとちょっとソワソワするような時間もあるので、相変わらずの昭和感を楽しんでいただきたいなと。どの時代をやっているか分かっておくためにも、ちょっとメモしながら見た方がいいかもしれないです。その分、何回も見直す面白さもあると思いますし、ぜひお正月に楽しんでください。
PROFILE
●あべ・さだを…1970年4月23日生まれ。千葉県出身。A型。
番組情報


スペシャルドラマ『新年早々 不適切にもほどがある!~真⾯⽬な話、しちゃダメですか?~』
TBS系
2026年1月4日(日)午後9時~11時30分
©TBS

















