桜庭ななみ主演『13』で刑事コンビ役・青柳翔&遊井亮子インタビュー

ドラマ
2020年08月03日

『13(サーティーン)』

桜庭ななみ主演のオトナの土ドラ『13(サーティーン)』(東海テレビ・フジテレビ系)に出演する青柳翔と遊井亮子が、それぞれの役どころや撮影現場の過ごし方を語った。

本作は、13歳の時に行方不明になった少女・百合亜(桜庭)が、13年後に突如家族の元に帰ってきたことから始まる衝撃のクライムサスペンス。

『13(サーティーン)』

2人が演じるのは、百合亜の事件を担当する刑事コンビ。不思議な魅力を持つ百合亜に翻弄される永井敏彦を青柳、永井の先輩・田辺佐緒里を遊井が演じている。

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青柳翔、遊井亮子 インタビュー

『13(サーティーン)』

◆それぞれの役どころや台本を読んだ印象を教えてください。

青柳:僕が演じる永井は、真っすぐで、正義感があり、物事に真摯に向き合っていくキャラクター。何事にも真剣に取り組むが故、少し物事を客観的に見ることができなくなってしまい、百合亜にひかれていってしまうのですが…。演じるうえでは、百合亜の気持ちに寄り添う気持ちを強めに出すように意識しました。
原作のBBC作品も観させていただいたのですが、今回の日本版は完全なリメイクではなく、違った角度から切り取ろうとする試みが台本から伝わり、自分も趣旨に賛同して取り組むことができました。

遊井:私が演じるのは、青柳さん演じる永井の先輩刑事の(田辺)佐緒里。彼女は、感情表現がそこまで激しくない役なので、細かい動きに神経を使い、伝わるか伝わらないかぐらいの所を狙っています。
ちなみに刑事役は初めてなので、オファーを頂いたときはとてもうれしかったです。これまで犯人役が多いせいか、このドラマ期間中は仕事に行くときには夫から「今日、殺してくるの?」と聞かれ、「刑事だよ」というツッコミをやりながら家を出ていました(笑)。

『13(サーティーン)』

◆百合亜を軸にした、お二人の関係性はいかがでしょうか?

青柳:田辺さん(遊井)の方が百合亜を客観的に見ていて、2人の刑事で比較すると、僕のほうが“寄り道”をしているような感じを出せるといいと思っています。

遊井:コンビを組んでいる永井(青柳)が純粋な人なので、私はもう少し視野を広げて百合亜を監視しているイメージです。女性が女性を見る目は男性より厳しいので、永井が百合亜を完全に被害者だと思い込んでいるのを“甘い”と思っているような、感情の対比が出せればと思っています。

『13(サーティーン)』

◆青柳さんは現場でキャストの皆さんと楽しく過ごされていて、愛されキャラの様子です。

青柳:僕はとても汗をかくのでそこをいつも皆さんにいじられるのですが、逆にいじってもらえないとつらいので良かったです(笑)。現場の雰囲気も良くてありがたいです。

◆最近感動した、テンションが上がった出来事などありますか?

青柳:実はこれまでほぼ外食で、緊急事態宣言を機に自炊を始めました。少し奮発した炊飯器で炊いたご飯がとてもおいしくて「(家電は)こんなに進化しているのか」と感動して。自炊のほかには、家ではテレビ観て過ごす時間が長く、配信系から民放、DVDと、常にリモコンが手放せません(笑)。

遊井:青柳さんの炊飯器で炊いたお米がとてもおいしいというお話は現場で聞いていました!ななみちゃんには引っ越し祝い、そして私には結婚祝いとして「炊飯器欲しいな」と冗談で青柳さんにおねだりしています。和やかに、攻めています(笑)。

『13(サーティーン)』

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

青柳:こうした時期なので、あらためてお芝居ができる楽しみ、ドラマに参加できる喜びを感じた作品になりました。題材的にはハッピーな作品とは言えませんが、見応えは十分にありますので、ぜひたくさんの方にご覧いただけたらと思っています。

遊井:このドラマは“家族の修復”がひとつのテーマになっていますが、一回こじれた家族の修復は自然に戻るものではなく、皆一緒に行動しないと難しい、力のいることだと思います。家族の絆の大切さや、毎日を普通に過ごせていること、幸せのあり方について考えていただける作品になっていると思います。

番組情報

『13(サーティーン)』
東海テレビ・フジテレビ系
第2話:2020年8月8日(土)後11・40~

出演:桜庭ななみ、青柳翔、遊井亮子、石川瑠華、井上祐貴/藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、神保悟志/板谷由夏

<第2話(8月8日(土)放送)あらすじ>
百合亜(桜庭ななみ)の住む隣町で8歳の少女が誘拐された。犯人らしき男が映った防犯カメラ映像に百合亜は反応、「カズキ」という名前を告げる。
13年前の経緯を洗い直すうちに、永井(青柳翔)と佐緒里(遊井亮子)は百合亜の中学校の用務員だった黒川一樹(藤森慎吾)の存在にたどり着く。
一方、相川家では、麻美(板谷由夏)が百合亜のためにと手を尽くすが、百合亜は家族にも心を開かない。そんな折、かつての百合亜のボーイフレンド・渉(井上祐貴)が訪ねて来る。