プロデューサーが語る!『准教授・高槻彰良の推察 Season2』の見どころ「映像の1枚1枚にこだわりを」

ドラマ
2022年03月19日
伊野尾慧

Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が主演、そのバディ役をKing & Princeの神宮寺勇太が務める『WOWOW×東海テレビ 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season2』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)。3月19日(土)の第3話放送に先駆け、あらすじと見どころが到着した。

本作は、完全記憶力を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかる大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディによる謎解き民俗学ミステリー。怪異にまつわるさまざまな事件の裏にある人間の業をえぐり出す深いテーマの人間ドラマが、地上波放送をきっかけに改めて注目されている。

Season1では主人公・高槻の知識と、それに伴うやさしい解釈で人々を救っていた物語だったが、Season2では人間をさらに深堀りし、単純な解決を見せていないのもこのドラマの魅力のひとつ。

Season2から登場した、小池徹平演じる謎のカメラマン・寺内一のほとんど瞬きをしていないのではないかという怪演も手伝い、SNS上では「この世で一番怖いのは人間だと思った」「怪異と人間ドラマのバランスが秀逸」と称賛の声が多数あがっている。

小池徹平

そんな本作のもうひとつの魅力は、圧倒的な映像美だ。東海テレビとWOWOWが共同製作をするに当たり、ファンタジーな世界観の中でリアルを描き出すため、映画仕様のカメラでの撮影を決めたという。

例えば、Season1の最終話で高槻と尚哉が死者の祭りに紛れ込むエピソードがあったが、青い提灯の灯りの中、死者たちと対峙するシーンはこの世のものとは思えない世界観でありながら、そこに息づく人間の感情がリアルに突き刺さる映像となっていた。

プロデューサーいわく、「怪異ものの難しさは、視聴者の方に『ありえないだろう』と思われたらそこで興ざめしてしまうこと。死者の祭りなんて誰も見たことがないけれど、もしかしたら本当にこんな世界があるかもと思ってもらわないと、ドラマの中で生きているキャラクターごと物語がチープになってしまう。そのためには映像の1枚1枚をこだわるしかなかった」と。

小説や漫画原作の実写化でガッカリする人が多い中、このドラマは原作ファンも納得の出来になっており、そこが他の作品との大きな違いとも言えるかもしれない。

岡田結実

そして、原作者・澤村御影もドラマ版『高槻彰良の推察』のファンの1人だという。放送時、澤村がリアルタイムで感想をツイートしていることもファンの間では話題になっており、1回目はツイートしながら見る、2回目は配信でしっかり見る、3回目は伏線の細かな部分も探しながらじっくり見る、と新しい楽しみ方まで提供している。

本作も残るは2話。物語は後半戦に差し掛かり、第3話では「開けてはいけない箱」がテーマとなる。岐阜県に伝わる話をもとにしたオリジナルストーリーだが、新たな失踪事件の発覚、もう1人の嘘が分かる男の登場、寺内の真の狙いも明らかになってくるなど、残り2話で収集がつくのか不安になるほどのジェットコースター的展開が繰り広げられる。

第3話(3月19日放送)あらすじ

百物語に参加し行方が分からなくなった栄養士・小春(田辺桃子)を探してほしいと依頼を受けた高槻(伊野尾慧)たち。そこで「開けてはいけない箱」の伝承に辿り着く。とある神社に祀られた箱を開ければ不幸が訪れるというのだ。箱の怪異が小春失踪に関係していると推察する高槻。
そんな中、過去に尚哉(神宮寺勇太)と同じ怪異を体験し人の嘘が分かる能力を持つ千葉県警の遠山宏孝(今井朋彦)が、高槻の研究室にやってくる。4歳の女の子も行方不明になっており、“八幡の藪知らず”という禁足地が関わっていると言うが――

番組情報

WOWOW×東海テレビ 共同製作連続ドラマ
土ドラ『准教授・高槻彰良の推察 Season2』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週(土)後11・40〜

出演:伊野尾 慧、神宮寺勇太、岡田結実、須賀健太、高橋ひとみ、吉沢 悠、小池徹平 ほか

公式Twitter:https://twitter.com/tokaitv_dodra
公式Instagram:https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

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