松本潤、『となりのチカラ』クランクアップで妻役・上戸彩に感謝「こんなにあったかい人はいない」

ドラマ
2022年03月29日
『となりのチカラ』
左から)松本潤、上戸彩

3月31日(木)に最終回が放送される『となりのチカラ』(テレビ朝日系)で主演を務めた松本潤がクランクアップを迎えた。

本作は、思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な“中腰”の男・中越チカラ(松本潤)が住む都内のとあるマンションを舞台に、住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションが1つのコミュニティとなって強いつながりを持っていく様子を描く社会派ホームコメディ。松本と初タッグとなる遊川和彦が脚本・演出を担当した。

すっかりおなじみとなったマンション前の広場でクランクアップを迎えた松本。照明部、撮影部、衣装、メイクと各部署のスタッフを丁寧に労った後、脚本・演出を手掛けた遊川にも「これが遊川さんの考えている世界なんだ、っていうのを知ることができて面白かったです。とことん話をして、自分が納得するところまで人に気を使いながら説明して、戦って…というのを間近で見られ、ものづくりってこういうふうに作ることが大事なんだと感じられました」と感謝した。

そして初共演にして夫婦を演じた灯役の上戸彩には「こんなにあったかい人はいない。高校の頃から知っていて今回初めて一緒に仕事しましたけど、すごく支えてもらって、あったかい気持ちにさせてもらいました。灯ちゃんが上戸さんでよかった」と賛辞を送った。

最後に「この作品を見てくださった方が、“分かる”って思ってくれたり、何かの救いになってくれたり、新たに踏み出す一歩に、そんなきっかけになってくれたらと願っています。『となりのチカラ』という作品が、皆さまにとって思い出深い作品になっていただけたらと思います」と思いを語り、約4か月にわたった撮影を締めくくった。

最終話(3月31日放送)あらすじ

マンション内で火事が起きたとの連絡が入り、表に避難した中越チカラ(松本潤)たち。幸いボヤで済むが、管理人の星譲(浅野和之)によると、どうやら火元となった603号室の住人・小日向(藤本隆宏)は自分で火をつけたとのこと…。ここのところマンション内のトラブルメーカーとして名前が挙がっていただけに、道尾頼子(松嶋菜々子)は「理事会を開いて即刻出ていってもらいましょう」と息巻く。
いつもなら真っ先に603号室を訪ねてもおかしくないはずのチカラだったが、これまでいろいろなことに首を突っ込みすぎていたことへの反省から、もう余計なおせっかいはしないと宣言。そんなチカラとは対照的に、今度は灯(上戸彩)が「これ以上トラブルになる前に話をしに行ったほうがいいんじゃないか」「でもいきなり出ていけっていうのは違うし…」と、チカラ顔負けの中腰っぷりを見せ始める。
小日向への対処法やご近所との付き合い方にチカラが思い悩んでいた矢先、頼子の宣言どおり理事会が開催され、半ば無理やりの「全会一致」で退去勧告をすることが決定してしまう。なんとか早まらないよう頼子を説得しようとするチカラだったが、その声は届くことはなく…。
やがて、これまでのボヤや水漏れなどは、全て小日向が自ら命を絶とうとしていたことが原因だったと分かる。なんとか小日向を救いたいチカラに、ついにある案が。それはチカラ自身の過去とも向き合うこととなり…。
一方、仕事も見つからず在留資格も切れてしまうマリア(ソニン)はベトナムに帰ることを決意。マリアにひそかに思いを寄せるものの、ためらってばかりの上条知樹(清水尋也)に、チカラはしっかりと思いを伝えるようアドバイスする。そして祖母の清江(風吹ジュン)が施設に入り寂しさを抱える託也(長尾謙杜)、夫の学(小澤征悦)の元を去った達代(映美くらら)らも自らの思いに区切りをつけるときが来て…。

番組情報

『となりのチカラ』最終回拡大スペシャル
テレビ朝日系
2022年3月31日(木)後9時~

©テレビ朝日