馬場徹、晶(夏菜)と一線を越えた雪平の心情を分析「自分の欲に正直な人間なんだろうなと」『個人差あります』

ドラマ
2022年08月25日
『個人差あります』
『個人差あります』雪平直道(馬場徹)©東海テレビ

『個人差あります』(東海テレビ/フジテレビ系全国ネット 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)に出演中の馬場徹から、インタビューコメントが到着した。

夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する本作は、突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。馬場が演じているのは、100円ショップの商品企画部に勤める磯森晶(夏菜・白洲迅)の憧れの上司、雪平直道。

第3話では、上司の雪平(馬場)と一線を越えてしまった晶(夏菜)はリバースして、再び男性の晶(白洲)になり、妻・苑子(新川)と以前の生活に戻った。性別が変わる苦悩を越え、本音で話し合えるようになったことで、関係も修復されていくかに見えたが…。続く第4話を前に、物語を大きく進展させた雪平を演じる馬場が、あの“一夜”の心境などを語った。

馬場徹 インタビュー
『個人差あります』
『個人差あります』雪平直道(馬場徹)、磯森晶(白洲迅)©東海テレビ

◆馬場さんが思う雪平とは?

撮影に入る前に監督と話をさせていただいた時には、世間の代表ではないですが、「親近感を持てるような役に」というお話で、僕もなるべく“普通”というニュアンスで表現していました。しかし撮影が進むにつれ、自分では思いつかないような雪平の行動もあり、少し変わった人を演じてもいいのでは…という気がしてきました。ファンタジー要素の強い作品でもありますし、今では少しデフォルメして演じたりと、初期とはかなり雪平像のイメージが変わりました。

◆第2話で、雪平が晶(夏菜)と禁断の一夜を過ごしますが、撮影時の様子や夏菜さんの印象は?

このシーンについて夏菜さんと具体的にお話することはありませんでしたが、雪平と女性になった磯森との表現がきれいにうまくいったという印象で、とてもセッションしやすかったです。夏菜さんは表現に対して大変ストイックに取り組んでいる方で、だからこそうまく自然に感じられたのだと思います。

『個人差あります』
『個人差あります』磯森晶(夏菜)、雪平直道(馬場徹)©東海テレビ

◆晶と一線を越えてからの雪平は、負い目や焦りなどの心情が伝わってきますが…?

どうして雪平がああいう行動を取ったのか、僕にもまだ分からないところもあるのですが、磯森の優れた発想力に嫉妬していて、自分が晶の肉体を超えることができると精神的に優位に立てると思ったからで、言葉では表現しにくいのですが、“何かを超える”ことで自分がその人の少し上に立てると考えて、雪平は自分の欲に正直な人間なんだろうなと思います。でも、それも自分に自信がないからこその行動だったと思いますし、急に磯森を避けるようになったり、人間くさいところも持ち合わせていて。なので、第3話以降、急にせりふが繊細になり含みも多く、すごく難しくなりました。

◆雪平と晶の関係性など、今後の見どころを教えてください。

磯森とは今後、仲良くなれそうで、なれないような。今までとの関係とは少し変わっていくさま、繊細な関係性を見て感じていただけたらうれしいです。そして、苑子(新川)さんからしたら、「なんてことしてくれたんだ!」という存在の雪平なので、どこかで一波乱あるかもしれないですね…⁉(苦笑)

『個人差あります』
『個人差あります』磯森晶(夏菜)、雪平直道(馬場徹)©東海テレビ

第4話(8月27日放送)あらすじ

晶(白洲迅)はセックスをすることで再び女性に「異性化」することを恐れ、どうしても妻・苑子(新川優愛)の誘いに応じることができない。
「あんたさ、俺を抱いてみない?」そんな折、「異性化」で女性になった真尋(紺野彩夏)が晶を誘ってくる。自分と寝て再度「異性化」するか試せばよいという真尋だが、晶は拒絶する。その後、晶の弟・勇気(片岡久道)の娘・のり(野田あかり)が突然遊びに来る。天真爛漫なのりと疑似家族を経験したことで、お互いに子供が欲しいという思いが高まった2人は、その夜…。

番組情報

土ドラ『個人差あります』(全8回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分(予定)

見逃し配信:FOD、Tverほか、Locipoでも実施
※Locipo…名古屋のテレビ局(東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知)が共同で行う動画・情報配信サービス
https://locipo.jp/playlist/0ccf1fa5-095a-463f-bbf3-a92cddb31c64

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