大浦龍宇一、晶(白洲迅、夏菜)の上司と女装した別人格の演じ分けについて明かす『個人差あります』

ドラマ
2022年09月08日
『個人差あります』
『個人差あります』スミレ(大浦龍宇一) ©東海テレビ

土ドラ『個人差あります』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)に出演している、大浦龍宇一へのインタビューが到着した。

夏菜、新川優愛、白洲迅がトリプル主演する本作は、性別が突如変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。大浦龍宇一が演じているのは、晶(白洲、夏菜)の頼れる上司・澤俊之、そして澤の別人格で女装したスミレだ。

9月3日放送の第5話で、妻・苑子(新川)とのセックスで再び「異性化」して女性の姿に戻った晶(夏菜)。苑子は以前、晶が出張先でリバースして男性になったキッカケが“浮気”だったことに気づき、家出してしまう。悩む苑子に編集者の菊原(鶴田真由)はスミレ(大浦)を紹介し、2人は意気投合していく。

気になる第6話を前に、「とても充実した撮影を送らせていただいています」と語る大浦に、澤とスミレの心の機微、演じ方などを聞いた。

大浦龍宇一 インタビュー

◆晶の上司・澤を演じながら、女装する「スミレ」という別人格を演じてみて、いかがですか?

とても楽しく演じさせていただいています。個人的には、シングルファーザーで息子を引き取ってから、連ドラは基本的には引き受けられなかったという状況の中で、今回8年ぶりぐらいにレギュラーのお仕事をさせていただいて、しかもこんなにやりがいのある役をいただけたのが本当にうれしいです。

◆「澤」と「スミレ」、演じ分けのプランなどは?

最初に監督とお話した時に、「第5話まで、澤とスミレが同一人物と視聴者にバレないでほしい」という話がありました。その区別ではないですが、まずは澤の声を低く話すことから始めました。ただ、声のトーンを下げると(人物が)固い感じになってしまうので、その辺は彼のキャラにはないので苦しかったです。ただ、スミレになってから結構しゃべるようにもなりましたし、第5話を乗り越えた時に、女装をしたスミレではないですが、僕にも解放感はありました(笑)。

『個人差あります』
『個人差あります』磯森苑子(新川優愛)、スミレ(大浦龍宇一) ©東海テレビ

◆スミレを演じる上で、気をつけたことは?

こういう役は、見えたものにとらわれがちなので、“見た目を演じるのではなくて、心を演じなくてはいけない”と思います。そして僕は、女性を演じているのではないというところですね。澤は40歳を過ぎてから、ある日突然、女装で解放感を感じました。なぜ突然そうなったのか? やはりかなりのストレスがあったのだろうと、気持ちを考えました。そして澤が抱えている劣等感や閉塞感から解放されるには、少女のような素直な感性で、感じたことをそのまま発言できるような女性・スミレになることだと思いました。もともと、澤は感性豊かな人。そこが解放されたような気もします。ただ、スミレでいるために周りからは変な目で見られ、それは仕方がないと思っていることや、そんな自分を認めてほしいと思う気持ちもある。サトミ(苑子)と出会うことによって、新たな気持ちが芽生えて葛藤してしまう。とても素直な人だと思います。

◆最初にスミレになった時の心境は?

スタッフさんが「かわいい、かわいい」と言ってくれたのでうれしかったです。被り物は似合うかなという自信はありましたが(笑)、時間をかけてスミレを作ってくれるメークさんのおかげです。実は原作の澤部長は眼鏡をかけているのですが、僕が眼鏡をかけると、なんだか昭和の男性っぼくて「眼鏡は外しだね」と監督に提案しました。でも眼鏡を外すということは顔が全部見えてしまうということですからハードルは高い。その部分は僕の挑戦でした。

『個人差あります』
『個人差あります』澤俊之(大浦龍宇一) ©東海テレビ

◆改めてストーリーの感想をお聞かせください。

僕は原作の「個人差あり〼」がとても面白いと思っていて、ぜひ、(原作者の)日暮キノコさんにお会いしたいと思っていました。そうしたら日暮さんが撮影現場に来てくださる機会があり、とてもうれしかった。台本にサインもいただきましたしね(笑)。この原作がすてきだと思ったのは、あまりない切り口で、いろんな人間の弱さに光を当てながらも、ちゃんと全部を包んでいるところ。普通に見えてみんな傷ついていて、誰もが闇を持っている。雪平(馬場徹)なども普通っぽい人ですが、実は一番闇を持っていそうな気がします。一般的には、吐き出せるところがなくて人は苦しんでいるものですが、この物語にはどこかに吐き出せる要素がたくさんあり、とても面白いと思いました。ちなみにスミレのせりふは、ほとんど原作のせりふを生かしているんですよ。

◆澤の“個人差”から生まれたスミレ。澤に共感は…?

できます。今回スミレになるために胸も入れて下着もつけて、スカートにヒールも履いて…ちなみに腕の毛も剃ったんですけど(笑)、そうするうちに足を閉じてきれいに見せたいなど、女性らしい意識が芽生えてくるのが、とても新鮮でワクワクしました。「かわいい」と言われるのも悪い気はしませんしね。ただ…、今僕が30歳だったらもっと良かったのにな、とは思いました(笑)。

『個人差あります』
『個人差あります』澤俊之(大浦龍宇一)、磯森晶(夏菜) ©東海テレビ

◆視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。

物語はとても刺激的ですが、人の弱さを包み込んでいるドラマだと思います。キャッチーな言葉というより、温かさの中にメッセージがあって、「あなたが今、こうだったらどうするの?」と、作品の役がそれぞれ問いかけているような気がします。そしてそのメッセージを問いかけているのが、皆さんよりきっと弱い立場の登場人物、スミレであったり、晶、雪平であったり…。だからきっと受け入れていただけるのではと思います。

第6話(9月10日放送)あらすじ

苑子(新川優愛)は女装した男性のスミレ(大浦龍宇一)に心を許し、晶(夏菜)の浮気について愚痴った時、つい「本当なんですね。“男は浮気する生き物”って」と漏らす。するとスミレに、「男って〜」「女なんて」と安易に決めつけた言葉を叱責されてしまう。

いっぽう、晶は仕事に没頭。女として体感したことを活かし、雪平(馬場徹)に新商品としてコスメを提案する。そんな折、苑子と別居したことを知った両親が晶に会いに来る。母・光枝(長野里美)は、晶と生活することで苑子が母親になる可能性をなくすことを危惧し、「別れることが愛情ということもある」と諭す。その言葉が心に沁みる晶。晶と苑子、夫婦の選択は…。

番組情報

土ドラ『個人差あります』(全8回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分(予定)

見逃し配信:FOD、Tverほか、Locipoでも実施
※Locipo…名古屋のテレビ局(東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知)が共同で行う動画・情報配信サービス
https://locipo.jp/playlist/0ccf1fa5-095a-463f-bbf3-a92cddb31c64

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